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<br />2009年6月27日(土)<br /><br />機内に入ると、フランスの新聞が懐かしい。<br /><br />「ル・フィガロ」は、大きさが半分になった。<br /><br />カラーも入り、一層馴染みやすくなっている。<br /><br />「ル・モンド」にもカラーが目立ち、昔の近寄りにくさからすっかり親しみやすいムードを演出している。<br /><br />いずれも35万分程度の、日本の新聞に比べれば20分の1以下の小さな存在だが、国際的な存在の大きさでは目立っている。<br /><br /><br />私は海外旅行では、内容が十分に理解できなくても、現地の新聞を見ることにしている。<br /><br />その方が現地社会の息吹を感じ、現地人との話題が生まれやすい。<br /><br /><br />5年前フランスにやって来た時、10日間で100人の人と言葉を交わそうと努力目標を持った。<br /><br />選んだ話題は三つ、中国での反日暴動、EU憲法のフランス国民投票、ローマ法王の選出であり、新聞やテレビで動きを知ろうとした。<br /><br />今回は日本人コンダクター付きのツァーであり、もっと気楽に現地の空気に浸ろうと考えている。<br /><br /><br />フランスに在勤した1968年〜1971年には、上記二紙のほかに共産党系の「リュマニテ」を加え、3紙に目を通すことにしていた。<br /><br />私が専門としたのは、本来担当の鉄道技術以外に、地域・都市計画、公共交通、鉄道経営を加え四部門。<br /><br />それに世の中を動かすような、大きな展開。<br /><br /><br />これらの動向については、フランス人の専門家に負けぬよう、情報を蓄える。<br /><br />秘書の手を借りて、3新聞の関係記事を切り抜き、ホールソートカードに要点をメモしながら、蓄えた。<br /><br /><br />日本から来られた視察者は、フランス人の専門家と会いたい希望が多かったが、数が多いのでフランス人たちは「われわれは日本政府から給料を貰っていないはずだが」と、ほどほどにしてほしいと思っている。<br /><br />そこで日本人に対する私のレクチャーは、フランス側に喜ばれ、その結果私にはフランス人の専門家から集中して濃密な情報が入るようになり、日本人旅行者にはよく理解できると評価され、一石三鳥だった。<br /><br /><br />私は国鉄や運輸省から依頼される客にとどまらず、大使館、商社、新聞社などの各筋からも、レクチャーを進んで引き受けることにした。<br /><br />いくつかのレポートを和文タイプで打っておき、これを差し上げながら、日本との相違、フランスの動きの元にある国民文化なども加えてお話した。<br /><br />このお話が基本で、日本の新聞や雑誌に私の論調が出ることが多くなり、生きがいを感じたものだ。<br /><br /><br />お話をしたのちには、フランス料理のレストランに招待したが、次々に客の来られるシーズンには胃を休める時間に乏しく、寿命を縮める思いだった。<br /><br />それだけでなく、予算が続かず、自宅で家内の手料理の招待となる。<br /><br />魚屋に頼んで入手するマグロのトロと、フォンテーヌブローの森から採取してくるワラビの酢のものが、わが家の名物料理だった。<br /><br />一番多い一か月には、わが家庭に52人の訪問者が来られた。<br /><br /><br />パリまでたっぷり時間がある。<br /><br />その心のゆとりのためか、フランス生活の思い出が、次々とやってくる。<br /><br /><br />写真は、http://4travel.jp/traveler/katase/をご覧ください。<br /><br />

南仏プロヴァンスに憧れて【06】懐かしいフランスの新聞

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2009/06/27 - 2009/06/27

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ソフィ

ソフィさん


2009年6月27日(土)

機内に入ると、フランスの新聞が懐かしい。

「ル・フィガロ」は、大きさが半分になった。

カラーも入り、一層馴染みやすくなっている。

「ル・モンド」にもカラーが目立ち、昔の近寄りにくさからすっかり親しみやすいムードを演出している。

いずれも35万分程度の、日本の新聞に比べれば20分の1以下の小さな存在だが、国際的な存在の大きさでは目立っている。


私は海外旅行では、内容が十分に理解できなくても、現地の新聞を見ることにしている。

その方が現地社会の息吹を感じ、現地人との話題が生まれやすい。


5年前フランスにやって来た時、10日間で100人の人と言葉を交わそうと努力目標を持った。

選んだ話題は三つ、中国での反日暴動、EU憲法のフランス国民投票、ローマ法王の選出であり、新聞やテレビで動きを知ろうとした。

今回は日本人コンダクター付きのツァーであり、もっと気楽に現地の空気に浸ろうと考えている。


フランスに在勤した1968年〜1971年には、上記二紙のほかに共産党系の「リュマニテ」を加え、3紙に目を通すことにしていた。

私が専門としたのは、本来担当の鉄道技術以外に、地域・都市計画、公共交通、鉄道経営を加え四部門。

それに世の中を動かすような、大きな展開。


これらの動向については、フランス人の専門家に負けぬよう、情報を蓄える。

秘書の手を借りて、3新聞の関係記事を切り抜き、ホールソートカードに要点をメモしながら、蓄えた。


日本から来られた視察者は、フランス人の専門家と会いたい希望が多かったが、数が多いのでフランス人たちは「われわれは日本政府から給料を貰っていないはずだが」と、ほどほどにしてほしいと思っている。

そこで日本人に対する私のレクチャーは、フランス側に喜ばれ、その結果私にはフランス人の専門家から集中して濃密な情報が入るようになり、日本人旅行者にはよく理解できると評価され、一石三鳥だった。


私は国鉄や運輸省から依頼される客にとどまらず、大使館、商社、新聞社などの各筋からも、レクチャーを進んで引き受けることにした。

いくつかのレポートを和文タイプで打っておき、これを差し上げながら、日本との相違、フランスの動きの元にある国民文化なども加えてお話した。

このお話が基本で、日本の新聞や雑誌に私の論調が出ることが多くなり、生きがいを感じたものだ。


お話をしたのちには、フランス料理のレストランに招待したが、次々に客の来られるシーズンには胃を休める時間に乏しく、寿命を縮める思いだった。

それだけでなく、予算が続かず、自宅で家内の手料理の招待となる。

魚屋に頼んで入手するマグロのトロと、フォンテーヌブローの森から採取してくるワラビの酢のものが、わが家の名物料理だった。

一番多い一か月には、わが家庭に52人の訪問者が来られた。


パリまでたっぷり時間がある。

その心のゆとりのためか、フランス生活の思い出が、次々とやってくる。


写真は、http://4travel.jp/traveler/katase/をご覧ください。

  • 二度目の機内食<br />日本時間の感覚では朝食的であり<br />パリ時間では夕食のタイミングである<br /><br />40年前のフランス人はパスタはあまり食べなかったが 最近は日本料理屋イタリア料理など フランス人の嗜好も国際的になったようだ

    二度目の機内食
    日本時間の感覚では朝食的であり
    パリ時間では夕食のタイミングである

    40年前のフランス人はパスタはあまり食べなかったが 最近は日本料理屋イタリア料理など フランス人の嗜好も国際的になったようだ

  • チェアのコントロール盤<br />機能がよく<br />とくにデザインが洒落ていて<br />しばらく感心する

    チェアのコントロール盤
    機能がよく
    とくにデザインが洒落ていて
    しばらく感心する

  • ウラル山脈に近づいたころから<br />乱気流が増加する

    ウラル山脈に近づいたころから
    乱気流が増加する

  • 航行案内板が<br />3D化されて<br />ダイナミックになった<br />

    航行案内板が
    3D化されて
    ダイナミックになった

  • パリ・シャルル・ドゴール空港は<br />客の利便を優先すると言う理念から設計された<br />だが大きくなるに従って<br />次第に利用しにくくなっている<br />しかし美しさに感心するところが<br />あちこちにある

    パリ・シャルル・ドゴール空港は
    客の利便を優先すると言う理念から設計された
    だが大きくなるに従って
    次第に利用しにくくなっている
    しかし美しさに感心するところが
    あちこちにある

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