2008/09/13 - 2008/09/20
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kojikojiさん
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武陵源を出て芙蓉鎮まで3時間のドライブです。元々は「王村」という川沿いの古鎮でしたが、映画「芙蓉鎮」のロケで使われて以来有名になりました。謝晋(シエ・チン)が監督した映画の中では個人的に一番好きです。主演女優の劉暁慶はこの後に実業家として成功しますが脱税で名声を失います。映画の配役に被って見えてしまうのは私だけでしょうか?夫婦共々中国映画にハマっているので、いつかは行ってみたかった念願の地でもありました。次は鳳凰の街をそのまま通り過ぎて鳳凰苗寨にも立ち寄りました。貴州省に近い所ですが省が変わるとこれほど変わるのかと思うほど観光化されてしまった村でした。村の子たちはそれぞれに面白いのですが観光客なれしていたのがちょっと残念でした。いまだに生まれて初めて写真を撮ってもらう子供が当たり前のようにいる貴州省が懐かしく思えました。南方長城は近いので見ておこうといったくらいでしたが、北方の守りのために造られた万里の長城は有名ですが、南方の守りのために造られた南方長城があると知ったのは初めてでした。歴史的に考えると興味の尽きない物ですが、ほとんどが近年に造られたもののようでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
王村の入口まで車で移動しましたが、ここから先は有料エリアだということです。電動カート車で旧市街の入口まで移動するのですが、無料と有料の違いが曖昧です。
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何やら店先で料理が始まるようです。建築途中のレストランが隣にあるようですが?試食会でもあるのでしょうか。
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映画のモデルになった米豆腐屋がすぐに現れました。牌坊も村の中を箒で掃いているときに出てきた所のようで見覚えがあります。
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まずは村の観光をしてから帰りに食べてみることにします。
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お店の開店祝いの行列とすれ違いました。提灯を持った人の後ろにお金を並べたお盆を持つ人が続きます。先ほど料理を始めようとしていた店へ行くのかもしれません。
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豚肉の切り身が乾燥させて売っています。これは中国の古鎮を旅していると見掛ける風景です。
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湖南省は野生のキウイが有名です。ここまでの幹線道路の脇にはキウイ畑が延々と続いていました。これは野生のものでかなり小ぶりでした。アカゲザルの桃と書かれてありますが、なるほど猿の赤毛に肌合いが似ている気がします。
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そして村の名物の生姜飴作りが始まりました。
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黄色い点々が生姜です。出来あがるまで時間がかかりそうなので、出来上がった頃に買いに来ましょう。
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立派な建物がたくさん残っていますが、何で栄えたのでしょうか?重点保護民居のプレートが掲げてありました。
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映画には出て来ませんがこの村を治めていた王の故居がありました。そのすぐ脇にはゴーゴーと音を立てて流れ落ちる芙蓉鎮瀑布がありました。
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残念ながらこちらに立ち寄る時間は無さそうです。
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湖南省はタバコも有名で、中国を代表するタバコ「紅旗」も湖南省のタバコの葉を使っているそうです。
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そして料理に大量に使われる唐辛子が干してあります。
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こんなものでも絵になります。
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フォトジェニックな干し魚も道端に並んでいます。
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時間が早いせいか観光客はまばらです。
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買いたい衝動に駆られますが、持ち帰ることも出来ないし、気持ちを抑えて写真だけにしましょう。
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まだ暑い9月の中旬の旅だったので音を立てて流れる滝が涼しそうです。
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10年くらい前はこの村に来るには船がポピュラーだったそうです。映画の中でも地方政府の役人が船着場から登場します。
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現在もこれだけの船が航行しているのですから人々の移動や物資の移動には川が使われているのでしょう。
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残念ながら遊覧船のようなものもありませんでした。
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重点保護民居のプレートが掲げられた建物はたくさん残されていました。
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生姜飴が完成していました。ほのかに暖かい飴をほうばるとスッと口の中で溶けていきます。
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米豆腐にも立ち寄りました。映画の主人公の「胡玉音役・劉暁慶米豆腐店」と店名に役名より女優さんの名前が付いてしまっていました。
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米豆腐の後は横で蒸していた草団子もいただきました。ゆべしみたいな餡が入っていて美味しかったです。
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芙蓉鎮の観光の後はお昼御飯です。筍と干し豚肉炒めは鍋仕立てで酸っぱ辛くて美味しかったです。
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鯰のような魚の清蒸し。酢っぱ辛いタレがたまらなく美味しくツルツルした不思議な食感です。
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この肉も美味しかったです。タレの味は違いますが、スイスのどこかで食べた気がします。
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ここの串焼きも最高でビールがどんどん進みます。
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食事の後は「鳳凰苗族」の村の入村式です。女の子たちだけの簡単な物でしたが、こちらも歌を謡わないと入れてくれません。お酒を飲ませてくれるのは貴州省の村と同じです。
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女の子達も歌を謡います。生の歌は良いですね。
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衣装は本物のようです。
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次は太鼓を打って歓迎してくれます。
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我々もお返しに太鼓を叩きました。
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我々以外の他に観光客は見当たりません。
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後で民族ショーを見る劇場を通過して村の見学を続けます。
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普通の農村の生活が営われています。この辺りは貴州省の村々と変わらない風景です。
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日干し煉瓦で建てられた家が多かったのです。
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村のメインストリートです。この村は日干し煉瓦で造られています。
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建物の内部はヒンヤリ涼しくて気持ち良いです。一軒の家は酒屋になっていました。村中の酒はここで作っているらしいです。
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米酒は貴州省で大好きになったので山桃と女児紅酒を一瓶づつ買いました。運転手さんも買っていたので間違えないでしょう。全種類試飲したら気持ち良くなりました。
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試飲のしすぎですでに酔っぱらっています。しかしここのお酒は美味しかったです。
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玉蜀黍は来年のための種でしょうか。
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秋の収穫時だったので米を干している場面をよく見掛けました。。
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おぼつかない足取りで村の見学を続けましょう。
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先ほどの劇場に戻ってきました。ここでは苗族の民族衣装を着させてくれました。
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妻は貴州省でな喉も来ているので手慣れたものです。
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私のズボンは貴州省の山奥のトン族の村で買った本物です。上着はずいぶんタイトでしたが何とか着られました。
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民族衣装は貴州省の苗族とほとんど違いはありませんでしたが、刺繍の量や生地などはだいぶ簡略化されているようです。
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若いお嬢さんたちと記念写真。
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ポーズまで決めています。湖南省は貴州省と比べてだいぶ都会なのだなと感じました。貴州省もすぐに同じように変わってしまう危機感を感じました。
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民族舞謡が始まりました。
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女の子もあか抜けた人が多く、テレビや雑誌の影響を感じるメイクです。
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貴州省の本物の歓迎式をいくつも見て来た後ではちょっと物足りない歓迎式です。
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歓迎式の後は曲芸が始まり、まずは刀の梯子を登ります。お客は2人だけなのでオーバー気味に拍手をしましょう。
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もちろん刃先は丸めてあるのでしょうが、最初に野菜を切っていました。
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決めのポーズで曲芸も終わりました。
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みんなと記念写真です。気持ちの良い子たちでした。
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他の子は1人づつ撮りたがりましたが、この2人は恋人同士なのか一緒が良いようでした。インスタントカメラのチェキを持っていたので2枚撮ってあげました。チェキは貴州・雲南と一緒で喜ばれましたが、その後のスマホの時代になってからは持って行っても仕方ない気がします。
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オシャレ好きなのは日本の女の子と同じですね。
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最後に「南方長城」にも立ち寄ってもらいました。この階段を見て妻の歩みが一層遅くなりました。
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騙し騙しようやく頂上が見えて来ました。上で楽器を鳴らしてくれていましたが、あまりに遅いと思われたのか途中で何処かへ行ってしまいました。
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北の万里の長城と同じで南方の少数民族、特に苗族の襲撃を防ぐために築かれたそうです。
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本当はこの先も登りたかったのですが頑なに固辞されました。
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仕方ないのでこの辺りで記念写真だけ撮っておきましょう。
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写真を撮ったら逃げちゃいました。分かりにくいですが床は碁盤になっています。韓国の名人と中国の名人が砦に陣取って人間呉を打った記念碑がありました。日本だと甲冑を着た人間将棋がニュースになったりしますね。
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この後は鳳凰古城まで戻って2泊のんびりとします。
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