両手に花？中国人の友人との飛騨・信州旅行?　上高地・梓川左岸を歩く

2009/06/01 - 2009/06/01

ＧＷ前にマカオの友人から久しぶりにメールがあり、５月終わりから２週間ほど来日するとのこと。名古屋と長野で予定があり、名古屋から長野への移動の途中でいろいろと見て廻りたいのでアドバイスが欲しいということでした。私のほうは５月最終週の週末は特に予定もなく、さらに２日ほど休みも取れるので、３泊４日の旅行が可能であるということを伝えました。友人のリクエストは、?温泉に入りたい、?日本的なものを体験したい、?美しい風景を見たい、の３点。どこへ行くかはお任せしますとのことで、組んだ日程が以下の通りです。

５月３０日（土）　白川郷の合掌造りの民宿に泊まる
５月３１日（日）　白骨温泉・泡の湯旅館に宿泊、どこへ行くかは天候次第
６月１日（月）　穂高温泉・穂高ビューホテルに宿泊、上高地観光
６月２日（火）　白馬観光のあと長野へ

マカオの友人は女性で、１０回以上来日していますが日本語は全くできません。そのくせ、顔立ちはむしろ日本人的で、我々が英語で会話をしているので、どこへ行っても不思議そうな顔をされました。彼女は関西にはよく来たので、京都や神戸を案内したり、USJに一緒に行ったりしましたが、宿泊を伴う旅行を一緒にするのは初めてです。

今回の旅行では上高地に行くことをメインとして旅程を組みました。上高地の綺麗な風景を見てもらいたいこともありましたが、私が行きたかったということもあります。３日目は天気も回復し、朝から快晴。上高地ハイキングが楽しみとなりました。沢渡の駐車場からタクシーで上高地へ。梓川左岸を歩いて明神池まで歩きました。

エリア 上高地(長野)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー 自家用車

ご存知の通り上高地へはマイカーでは入れません。沢渡地区にある駐車場に車を停めてシャトルバスかタクシーで上高地に行くことになります。タクシーはメーター制ではなく一律4000円（バスターミナルまで）。３人ならシャトルバス利用と大差ありません。

バスターミナルに向かう途中にある大正池の前で停車してもらいました。早朝は雲ひとつない快晴でしたが、穂高連峰には雲がかかっていました。

バスターミナルから河童橋へ、そして梓川左岸コースで明神池に向かいます。１時間程度のハイキングです。

私にとってこのコースは実は２度目。槍ヶ岳にチャレンジしたときに、上高地に下山して以来です。その時は雨で、しかもヘロヘロ。ただひたすら歩いただけ。上高地に着いたときには最終バスは終わっていました。今回はきっと楽しいハイキングになるでしょう。

河童橋が見えてきました。穂高連峰は大正池から見た時よりもさらに雲がかかっているようです。それにしても何と美しく澄んだ水の流れでしょうか。前日の雨で濁りも覚悟していました。実際この下流ではかなり濁っていました。

河童橋から。青空なら定番の写真です。

河童橋から焼岳を見る。こちらはまだ雲はかかっていません。

ケショウヤナギと河童橋。

ケショウヤナギは非常に珍しい植物で、日本ではこの上高地周辺の梓川流域と北海道の十勝川流域の一部にのみ生育しています。

小梨平キャンプ場付近では、小梨（ズミ）の白い花が咲いています。

梓川左岸ではニリンソウの群生が見られます。ただし森林帯を歩くのであまり景色はよくありません。

茶色の花がハシリドコロ。猛毒の植物で、食べると走り回って苦しむためこの名前がついたそうです。

サンカヨウ（山荷葉）。

ピンクの花はシャクナゲです。ほぼ満開でした。

シロバナエンレイソウ。

明神館前から見た明神岳。ここから明神橋を渡り右岸へ。

明神橋から梓川上流を見る。河童橋から梓川左岸を歩いているときは、時々小雨も降るという天候でしたが、明神橋まで来たときには再び青空が見えるようになりました。

梓川と明神橋。

明神池の入口に建つ嘉門次小屋の前にある嘉門次の碑。嘉門次はウエストン夫妻の北アルプス案内人です。

穂高神社奥宮。

明神池。

明神池の岩魚。これを見たマカオの友人は「昨晩食べた魚」と言いました。さすが中国人です。

カモの親子。とてもかわいい。

これぞおしどり夫婦。

明神池。

明神池。

梓川右岸を歩くに続く。