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○プロローグ<br /> 「今日は、何日ですかね?」<br /> 「うーん・・・5月3日ですね。」そんな会話で一日の幕が開けた。昨日は、中国の伝統的なお酒、白酒に撃沈された僕は、二日酔いの頭を振りながら目覚めたのだった。<br /> 白酒は、中国語ではパイチュウと読む。最初のパは、少しバの要素が含まれた発音なんだけど、この酒は、穀物を原料とする蒸留酒で、主原料から高粱酒(カオリャンチュウ)とも呼ばれる。<br />まず、大麦や小麦、エンドウなどを砕いたものに水を入れて混ぜ、煉瓦の形に整え暖かい部屋に放置し、クモノス黴や酵母、乳酸菌などを増殖さて餅麹をつくる。餅麹は日本酒の醸造に用いられる撒麹(ばらこうじ)と異なり、糖化だけでなくアルコール発酵を行う微生物も含んでいる。したがって、このままの固体の状態でアルコールを含んだ醪となるのだ。すごいだろう。何が??<br /> 次に、蒸した高粱に餅麹を混ぜ、地面に掘った「発酵窖(はっこうこう)」と呼ばれる穴の中に入れて土をかぶせ、土の中で発酵させる。発酵窖には酵母などの有益な細菌類が多数繁殖しており、長い年月を経た老窖が珍重されるという。<br /> 数週間後に仕込んだ材料を掘り出し、蒸気を通しやすくする籾殻や落花生の殻を混ぜて蒸留する。これと同時に、材料の高粱も同じ甑(こしき)で蒸される。蒸留し終えた原料に再び麹を混ぜ、仕込みを数回繰り返す。蒸留によって集められた液体は瓶に入れられ長期間熟成されるのである。<br /> 白酒は「薫り高い」と評されるが、低分子カルボン酸のため、良い香りというより「臭い」。時に腐敗臭に感じられる場合もあり、栓を開けるとその匂いが周囲に漂う。最初は嫌な匂いかな?と思うのだけれど、飲んでいるうちに悪くないと思えるようになるから不思議だ。ただし、飲み過ぎると次の日、自分の身体から白酒の匂いが漂ってくるのが自分でもわかる。<br />「ウェ。気持ち悪い。飲み過ぎですね。」<br />「当たり前ですよ。ピッチが速かったですから。」<br />「Oさんが、日本酒の達人だなんて紹介してくれるもんだから、ちょっと頑張っちゃいましたね・・・。」<br /> ホテルの朝食は、昨日とほとんど同じ。過橋米線を少し食べる。二日酔いで食欲がない。<br /><br />1.温泉魚にお世話になる<br /> 宿泊したホテルの近く、タクシーで10分ほどのところに温泉があり、午前中はそこでゆっくり過ごした。湯の温度が違ったり、効能が違う露天風呂が並ぶ施設なのだけれど、特に気に入ったのは、温泉魚!!ぬるい温泉で2〜3センチの温泉魚(またの名をドクターフィッシュ!)が群れをなして泳いでいる。そこに人が入っていくと・・・最初は恐るおそるという感じなのだけれど、あっというまに群れをなして皮膚の表面を甘噛みしてくれるのである。慣れるまではくすぐったくて仕方がないのだけれど、5分も笑いをこらえているとくすぐったさが消え、だんだん気持ち良くなってくるから不思議だ。<br /> まずは足の裏や指の間に群がる。Oさんは水虫らしく足の皮膚がカサカサしているのだけど、それこそ片足100匹くらいの魚が、それをついばんでいる。そのついばむ際の小刻みな刺激が皮膚の新陳代謝を促進させる効果がありそうだ。もちろん傷んだ皮膚をついばんでくれることで、皮膚病そのものにも効くだろうしね。この魚は、ドクターフィッシュと呼ばれているけれど、学名は、ガラ・ルファといい、コイ科の淡水魚。警戒心のない生後2年余くらいまで人の皮膚をついばむそうだけれど、成長すると人には近づいてこないそうで、体長は14cmほどにまでなる。水温20〜37℃の間が彼らの好む温度帯で、ぬるい温泉の中が、最も過ごしやすい場所なのである。<br /> 僕に、Oさん、中国人の僕くらいの年輩のご夫婦と、30代と思しき女性、Oさんの隣は70歳くらいのご夫婦と孫かな。8人ほどが、30センチ程の浅い湯に寝そべって、魚たちにつつかれている図は何だか面白い。魚たちは食べやすい状態の皮膚を探しているだけなんだけれど、臍の中とか、髭とか、湯につかっている部分ならところかまわずつついてくる。もちろん水着は着ているのだけれど、そんなところをつつかれたら・・・と、見ているこちらが気になって仕方ない。と言ってるそばから僕の乳首も標的にされた。痛いような、気持ち良いような・・・こればかりは体験してみないとわからないだろうな。<br /><br />2.老街地域の再開発の現場<br /> 2時間ほど温泉に入り、温泉魚のおかげもあって一皮むけた感じで、旅の目的の一つであったOさんが出す店が入る予定の場所を見に行くことになった。<br /> ここでちょっとお勉強タイム。中国の土地所有制について若干書いておきたい。土地所有についての理解抜きに、中国で起こっていることを理解するのは難しいと思うからである。<br />(1)中国の土地所有制度の概要<br /> 中国の憲法第10条は、「都市部の土地は、国家所有に属する。農村及び都市郊外区域の土地は、法律により国家所有に属すると定めるものを除いて、集団所有に属する。」と定めている。これを読むと、あらためて中国という国が社会主義の国であることに気づかされるのである。土地は、国または労働者の集団所有ということになっているのだ。<br /> 1978年に始まった改革開放政策によって、市場経済が導入されると、土地の国家所有・集団所有という制度は市場経済の発展を阻害するものとなった。そして、1988年の土地管理法の改正によって所有権と使用権の「分離」を認める土地使用権制度が設けられることになった。<br /> こうして、例えば、住宅用地ならば70年、工業用地ならば50年というような具合に用途別に使用権を払い下げる最長期間が定められることになった。<br /> ということで、中国では土地は国または集団の所有物であり、期間の定められた契約によって使用権を手にしているのだということがわかる。つまり例えば中国でマンションを買うとしよう。その取引によって僕が手にするのは、一定期間その部屋を借りて居住する権利なのである。<br />(2)再開発と立ち退き<br /> したがって、昆明の古い町を再開発しようということなった場合、その再開発計画は国の定めるものなので、居住し、あるいは商売をしている人に、契約よりも早く出て行ってもらうため、いわゆる立ち退き料的なものを支払ったり、あるいは引っ越し先の用意などは国がするのだが、土地は国有でありいずれにしても住人は出ていかなければならないのだ。<br /> 最近は、この土地をめぐって住民と地方政府などとの間で紛争が起こり、暴動が勃発するといった事件も起こっている。背景には土地の利権が存在しているようで、汚職の国、賄賂の国、正義が金で買える国など中国の別の顔が見えてくる。昨年秋、1億円の収賄で元北京市長に死刑判決が出されたことが記憶に新しい。<br /> この昆明市老街再開発計画にも水面下では何か大きな陰謀が動いているのかもしれないが、そんなことは知る由もない。<br /><br />3.経済成長の原動力は何だ??<br /> 写真を見てもらうとわかるとおり、すでに、道路は掘り起こされ、建物の取り壊しが始まっている傍で、まだ、商売を続け、生活を営む人たちが存在するのだ。掘り返され、工事、といっても重機が入ってガンガン工事をするという感じではなくて、人力で解体工事が進んでいるのだ。<br /> わずかな商品を並べ店番をする人、扉は閉じられているけれど、営業が続いているように見える薬局、洗濯物が干され、2階のベランダに植木鉢が見える。諦め顔で腹這っている番犬、建物が残るすぐ裏手では、地下2階建の建物が入る地下部分の工事が進み、建物のすぐ傍まで深く広く地面が掘られている。<br /> 「行き先がまだ決まっていないのと、立ち退き料を釣り上げようという人が残っているだけで、多くは立ち退きが済んでいるんです。」というのだが、この先、彼らに安住の地は訪れるのか??<br />中国の再開発の現場で起こっていることを生に見ることができて良かった。Oさんの店が入るビルは、残念ながらまだ形が見えなかったが、中国の土地所有の現状と汚職の温床となる土地管理の問題、権力争いと汚職に対する厳罰主義(死刑)の問題など、世界経済をけん引する中国が、様々な前近代的問題を内包していることを具体的に見ることができた。そして、その矛盾がもしかした中国の経済成長の原動力となっているのかもしれないという思いが、この旅で得た僕の一つの成果であった。<br /><br />(「石林を行く」の巻に続く)

混迷の昆明 「老街再開発地域をゆく」の巻

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2009/05/01 - 2009/05/06

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2

40

山菜迷人

山菜迷人さん

○プロローグ
 「今日は、何日ですかね?」
 「うーん・・・5月3日ですね。」そんな会話で一日の幕が開けた。昨日は、中国の伝統的なお酒、白酒に撃沈された僕は、二日酔いの頭を振りながら目覚めたのだった。
 白酒は、中国語ではパイチュウと読む。最初のパは、少しバの要素が含まれた発音なんだけど、この酒は、穀物を原料とする蒸留酒で、主原料から高粱酒(カオリャンチュウ)とも呼ばれる。
まず、大麦や小麦、エンドウなどを砕いたものに水を入れて混ぜ、煉瓦の形に整え暖かい部屋に放置し、クモノス黴や酵母、乳酸菌などを増殖さて餅麹をつくる。餅麹は日本酒の醸造に用いられる撒麹(ばらこうじ)と異なり、糖化だけでなくアルコール発酵を行う微生物も含んでいる。したがって、このままの固体の状態でアルコールを含んだ醪となるのだ。すごいだろう。何が??
 次に、蒸した高粱に餅麹を混ぜ、地面に掘った「発酵窖(はっこうこう)」と呼ばれる穴の中に入れて土をかぶせ、土の中で発酵させる。発酵窖には酵母などの有益な細菌類が多数繁殖しており、長い年月を経た老窖が珍重されるという。
 数週間後に仕込んだ材料を掘り出し、蒸気を通しやすくする籾殻や落花生の殻を混ぜて蒸留する。これと同時に、材料の高粱も同じ甑(こしき)で蒸される。蒸留し終えた原料に再び麹を混ぜ、仕込みを数回繰り返す。蒸留によって集められた液体は瓶に入れられ長期間熟成されるのである。
 白酒は「薫り高い」と評されるが、低分子カルボン酸のため、良い香りというより「臭い」。時に腐敗臭に感じられる場合もあり、栓を開けるとその匂いが周囲に漂う。最初は嫌な匂いかな?と思うのだけれど、飲んでいるうちに悪くないと思えるようになるから不思議だ。ただし、飲み過ぎると次の日、自分の身体から白酒の匂いが漂ってくるのが自分でもわかる。
「ウェ。気持ち悪い。飲み過ぎですね。」
「当たり前ですよ。ピッチが速かったですから。」
「Oさんが、日本酒の達人だなんて紹介してくれるもんだから、ちょっと頑張っちゃいましたね・・・。」
 ホテルの朝食は、昨日とほとんど同じ。過橋米線を少し食べる。二日酔いで食欲がない。

1.温泉魚にお世話になる
 宿泊したホテルの近く、タクシーで10分ほどのところに温泉があり、午前中はそこでゆっくり過ごした。湯の温度が違ったり、効能が違う露天風呂が並ぶ施設なのだけれど、特に気に入ったのは、温泉魚!!ぬるい温泉で2〜3センチの温泉魚(またの名をドクターフィッシュ!)が群れをなして泳いでいる。そこに人が入っていくと・・・最初は恐るおそるという感じなのだけれど、あっというまに群れをなして皮膚の表面を甘噛みしてくれるのである。慣れるまではくすぐったくて仕方がないのだけれど、5分も笑いをこらえているとくすぐったさが消え、だんだん気持ち良くなってくるから不思議だ。
 まずは足の裏や指の間に群がる。Oさんは水虫らしく足の皮膚がカサカサしているのだけど、それこそ片足100匹くらいの魚が、それをついばんでいる。そのついばむ際の小刻みな刺激が皮膚の新陳代謝を促進させる効果がありそうだ。もちろん傷んだ皮膚をついばんでくれることで、皮膚病そのものにも効くだろうしね。この魚は、ドクターフィッシュと呼ばれているけれど、学名は、ガラ・ルファといい、コイ科の淡水魚。警戒心のない生後2年余くらいまで人の皮膚をついばむそうだけれど、成長すると人には近づいてこないそうで、体長は14cmほどにまでなる。水温20〜37℃の間が彼らの好む温度帯で、ぬるい温泉の中が、最も過ごしやすい場所なのである。
 僕に、Oさん、中国人の僕くらいの年輩のご夫婦と、30代と思しき女性、Oさんの隣は70歳くらいのご夫婦と孫かな。8人ほどが、30センチ程の浅い湯に寝そべって、魚たちにつつかれている図は何だか面白い。魚たちは食べやすい状態の皮膚を探しているだけなんだけれど、臍の中とか、髭とか、湯につかっている部分ならところかまわずつついてくる。もちろん水着は着ているのだけれど、そんなところをつつかれたら・・・と、見ているこちらが気になって仕方ない。と言ってるそばから僕の乳首も標的にされた。痛いような、気持ち良いような・・・こればかりは体験してみないとわからないだろうな。

2.老街地域の再開発の現場
 2時間ほど温泉に入り、温泉魚のおかげもあって一皮むけた感じで、旅の目的の一つであったOさんが出す店が入る予定の場所を見に行くことになった。
 ここでちょっとお勉強タイム。中国の土地所有制について若干書いておきたい。土地所有についての理解抜きに、中国で起こっていることを理解するのは難しいと思うからである。
(1)中国の土地所有制度の概要
 中国の憲法第10条は、「都市部の土地は、国家所有に属する。農村及び都市郊外区域の土地は、法律により国家所有に属すると定めるものを除いて、集団所有に属する。」と定めている。これを読むと、あらためて中国という国が社会主義の国であることに気づかされるのである。土地は、国または労働者の集団所有ということになっているのだ。
 1978年に始まった改革開放政策によって、市場経済が導入されると、土地の国家所有・集団所有という制度は市場経済の発展を阻害するものとなった。そして、1988年の土地管理法の改正によって所有権と使用権の「分離」を認める土地使用権制度が設けられることになった。
 こうして、例えば、住宅用地ならば70年、工業用地ならば50年というような具合に用途別に使用権を払い下げる最長期間が定められることになった。
 ということで、中国では土地は国または集団の所有物であり、期間の定められた契約によって使用権を手にしているのだということがわかる。つまり例えば中国でマンションを買うとしよう。その取引によって僕が手にするのは、一定期間その部屋を借りて居住する権利なのである。
(2)再開発と立ち退き
 したがって、昆明の古い町を再開発しようということなった場合、その再開発計画は国の定めるものなので、居住し、あるいは商売をしている人に、契約よりも早く出て行ってもらうため、いわゆる立ち退き料的なものを支払ったり、あるいは引っ越し先の用意などは国がするのだが、土地は国有でありいずれにしても住人は出ていかなければならないのだ。
 最近は、この土地をめぐって住民と地方政府などとの間で紛争が起こり、暴動が勃発するといった事件も起こっている。背景には土地の利権が存在しているようで、汚職の国、賄賂の国、正義が金で買える国など中国の別の顔が見えてくる。昨年秋、1億円の収賄で元北京市長に死刑判決が出されたことが記憶に新しい。
 この昆明市老街再開発計画にも水面下では何か大きな陰謀が動いているのかもしれないが、そんなことは知る由もない。

3.経済成長の原動力は何だ??
 写真を見てもらうとわかるとおり、すでに、道路は掘り起こされ、建物の取り壊しが始まっている傍で、まだ、商売を続け、生活を営む人たちが存在するのだ。掘り返され、工事、といっても重機が入ってガンガン工事をするという感じではなくて、人力で解体工事が進んでいるのだ。
 わずかな商品を並べ店番をする人、扉は閉じられているけれど、営業が続いているように見える薬局、洗濯物が干され、2階のベランダに植木鉢が見える。諦め顔で腹這っている番犬、建物が残るすぐ裏手では、地下2階建の建物が入る地下部分の工事が進み、建物のすぐ傍まで深く広く地面が掘られている。
 「行き先がまだ決まっていないのと、立ち退き料を釣り上げようという人が残っているだけで、多くは立ち退きが済んでいるんです。」というのだが、この先、彼らに安住の地は訪れるのか??
中国の再開発の現場で起こっていることを生に見ることができて良かった。Oさんの店が入るビルは、残念ながらまだ形が見えなかったが、中国の土地所有の現状と汚職の温床となる土地管理の問題、権力争いと汚職に対する厳罰主義(死刑)の問題など、世界経済をけん引する中国が、様々な前近代的問題を内包していることを具体的に見ることができた。そして、その矛盾がもしかした中国の経済成長の原動力となっているのかもしれないという思いが、この旅で得た僕の一つの成果であった。

(「石林を行く」の巻に続く)

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  • 昆明市の中心部。商業ゾーンの一角。

    昆明市の中心部。商業ゾーンの一角。

  • 商業ゾーンの中、吹き抜けを下から見上げる。

    商業ゾーンの中、吹き抜けを下から見上げる。

  • ランチは、今日も過橋米線!

    ランチは、今日も過橋米線!

  • 一皿5元!

    一皿5元!

  • 一皿5元の一品目。ゼンマイ、蕨の類だと思うのだけれど、香りは鮮烈。

    一皿5元の一品目。ゼンマイ、蕨の類だと思うのだけれど、香りは鮮烈。

  • ランチ!一皿5元の二品目。鶏の砂ずりのようなコリコリとした食感。醤油で炊いていあって日本人の口にもよく合うと思うね。

    ランチ!一皿5元の二品目。鶏の砂ずりのようなコリコリとした食感。醤油で炊いていあって日本人の口にもよく合うと思うね。

  • 鶏皮のから揚げって感じの三品目。

    鶏皮のから揚げって感じの三品目。

  • 白湯スープの過橋米線。

    白湯スープの過橋米線。

  • この辛味油をかける。

    この辛味油をかける。

  • 僕はこのくらいだけれど、地元の人たちは、真っ赤になるくらい大量の辛味油をかけて旨そうに食べいる。

    僕はこのくらいだけれど、地元の人たちは、真っ赤になるくらい大量の辛味油をかけて旨そうに食べいる。

  • ちょうど昼時で、店の中は一杯。歩道に並べられた待合用の椅子でも過橋米線を食べている。バイクの脇でしゃがんで食べている人もいる。

    ちょうど昼時で、店の中は一杯。歩道に並べられた待合用の椅子でも過橋米線を食べている。バイクの脇でしゃがんで食べている人もいる。

  • 食堂街の路上風景

    食堂街の路上風景

  • 中国では飲料は冷やさないのが基本。こんな風に、カラフルなボトルの飲料が歩道に向けて並べられているのが一般的。冷えたのが欲しいと言っても、「うちには置いていないから、自動販売機で買え。」と言われるのが関の山なのである。

    中国では飲料は冷やさないのが基本。こんな風に、カラフルなボトルの飲料が歩道に向けて並べられているのが一般的。冷えたのが欲しいと言っても、「うちには置いていないから、自動販売機で買え。」と言われるのが関の山なのである。

  • 昼飯をすませ、古い町(老街)に向けて歩く。そこが、再開発の予定地なのである。

    昼飯をすませ、古い町(老街)に向けて歩く。そこが、再開発の予定地なのである。

  • 若者は中国でもバイクなのである

    若者は中国でもバイクなのである

  • 表は綺麗に繕っていても、裏に回ればこんなもん。

    表は綺麗に繕っていても、裏に回ればこんなもん。

  • 路地裏の小さな煮売り屋

    路地裏の小さな煮売り屋

  • 日常の中に普通に工事現場が。危機管理は大丈夫か?不安になる。

    日常の中に普通に工事現場が。危機管理は大丈夫か?不安になる。

  • 歩行者天国

    歩行者天国

  • 細工物の門。なかなかの美人が記念撮影している。

    細工物の門。なかなかの美人が記念撮影している。

  • 表情がわかる程度に寄ってみます。

    表情がわかる程度に寄ってみます。

  • 歩行者天国の一角にある水場は、何故か金魚を釣る釣り堀に模様替え。

    歩行者天国の一角にある水場は、何故か金魚を釣る釣り堀に模様替え。

  • 別の池では子どもたちがボート遊び

    別の池では子どもたちがボート遊び

  • 日本では考えにくい風景にびっくり。

    日本では考えにくい風景にびっくり。

  • ポプラ並木の下は緑のトンネル。ここも車は入ることができない。この左手奥が再開発地域である。

    ポプラ並木の下は緑のトンネル。ここも車は入ることができない。この左手奥が再開発地域である。

  • ポプラ並木の歩行者天国から左へ曲がる。

    ポプラ並木の歩行者天国から左へ曲がる。

  • 道路は掘り返され、赤茶けた地面が露出し、そこに、机を並べただけの露天商が店を出している。

    道路は掘り返され、赤茶けた地面が露出し、そこに、机を並べただけの露天商が店を出している。

  • 古棟続きの建物

    古棟続きの建物

  • 工事が進みつつある中に、住民の生活が残っている。

    工事が進みつつある中に、住民の生活が残っている。

  • 古い看板

    古い看板

  • 家の中にバケツが見える。家の前が、彼の居場所なのか。壊されてゆく自分の居場所を嘆いているのか。

    家の中にバケツが見える。家の前が、彼の居場所なのか。壊されてゆく自分の居場所を嘆いているのか。

  • それとも、その表情に浮かぶのは諦めか・・・

    それとも、その表情に浮かぶのは諦めか・・・

  • 荒れ果てたように見える古い建物に、生活の証が干されている。

    荒れ果てたように見える古い建物に、生活の証が干されている。

  • こんな具合で商売が成り立っていくのだろうかと心配になる。

    こんな具合で商売が成り立っていくのだろうかと心配になる。

  • 2階の窓のところに植木鉢が並んでいる。落ちてくるんじゃないかとドキドキするね。

    2階の窓のところに植木鉢が並んでいる。落ちてくるんじゃないかとドキドキするね。

  • 開発か?破壊か?この町に住む人にとってはどちらなのだろうか?

    開発か?破壊か?この町に住む人にとってはどちらなのだろうか?

  • 古い薬局の建物

    古い薬局の建物

  • 日本なら、立ち退きが終わらない限り工事も始まらない。しかし、ここでは、そんなこととは無関係に道路が掘り返されているのだ。

    日本なら、立ち退きが終わらない限り工事も始まらない。しかし、ここでは、そんなこととは無関係に道路が掘り返されているのだ。

  • 工事を眺める二人

    工事を眺める二人

  • 店のすぐ前を掘り返している。

    店のすぐ前を掘り返している。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • がんもさん 2009/06/05 21:37:05
    おいしそう!
    山菜迷人さん、こんばんは。

    タイトルがイケてますね・・・混迷(笑)
    それにしてもお料理がどれも美味しそう!
    以前、上海に行った時、ツアーで連れて行かれた
    レストランの食事があまり口にあいませんでした。

    でも夜にこっそり添乗員さんにお願いして
    地元の人が行くようなお店に連れて行ってもらって
    ラーメン?のような中華麺を食べたら
    すごく出汁がきいて美味しかったんです。

    その時のことを思い出しました♪

    美味しい料理を楽しまれたようで良かったですね。

                      がんもより

    山菜迷人

    山菜迷人さん からの返信 2009/06/07 11:44:34
    がんもさん!(^コ^)(^ン^)(^ニ^)(^チ^)(^ワ^)
     初日の飛行機が後方不明になった話からタイトルが生まれているのですが、オヤジギャグみたいで・・・ ゛(6 ̄  ̄)ポリポリ

     だいたい僕は雑食でありまして、旅先では地元の人たちの食べているものを食べてきてます。まあ、本当はそのほうが安いからなんですけど、特に、中国は日本人向けの店は一桁高い気がしますね。昆明は内陸部であまり日本人が来ていないようで、そんなことはありませんでしたけれどネ。

     ただ、貧富の差が中国でも大きい地方であるらしく、高級レストランが流行る一方、低所得層向けの店もあって、提供されているものにも明らかに差がありましたね。僕は、もっぱら街中の安食堂専門でしたが、特に、この『うどん』は、旨いと思いました。

     旅行記はもう少し続きますので、また、読んでやってください。
     (m。_。)m オネガイシマス

    では、がんもさんも良い旅を!

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