2009/05/01 - 2009/05/06
275位(同エリア512件中)
山菜迷人さん
○プロローグ
石林から戻った僕は、Oさん、Iさんと日本料理の店「明治屋」に食事に出かけた。日本人の某氏が中国人の奥さんと一緒にやっている店らしい。しかし、どうも夫婦仲は・・・、というような話を聞いた。世界には面白い統計がたくさんあるのだけれど、離婚率の統計もあって、2005年の人口1,000人当たりの離婚率は、中国は44位で0.95となっている。ちなみに一番高いロシアは5.3、第二位のベラルーシが4.71、第三位の米国が4.19、日本は22位で2.3、お隣の韓国は日本よりも高くて第7位で2.85ということになっている。だからどうだということでもないのだけれど、僕の知っている中国人は、さっさと別れてしまう人が多いので、日本よりも離婚率が高いと思っていた。
そんなことよりも、明治屋の料理はどうなの?
1.最後の晩餐
ですよね。明治屋さんでは、すき焼きを食べたのだけれど、関西風でした。しかし、レシピが定まっていないようで、作り方はむちゃくちゃでしたね。ちなみに、本来は、鍋を熱し、牛脂を溶かし、まず牛肉を広げてのせ、砂糖少々をふり、すぐに割り下少々をからめ、取り出して食べる。まずは、肉本来の味を楽しむが正しいのだ。
続けて牛肉を入れ、牛肉のそばに葱を入れて焼きつける。そこに、醤油、味醂、酒を同量あわせておいたものを注ぎ入れ、白菜、焼き豆腐、エノキタケ、巻きシラタキ、春菊などの具を並べ入れる。煮立ってきたら具の上から肉を広げながら加える。野菜の水分などで味が変わるので味見をして調整する。取り分け用の器に、卵を溶きほぐし、具に卵をからめて食す。
ところが明治屋さんでは、肉を焼き始めてから牛脂を入れ、その肉を食べないうちに醤油と味醂、酒、砂糖を混ぜたものを注ぎ、野菜を煮始めた。最初は、関西風かと思っていたのだけれど、途中から関東風のようになって、食べ方は関西風というような具合で、何とも言い難いすき焼きでした。肉は火が通りすぎて固く、野菜は味が薄い、とりあえずすき焼き風の料理をいただいたという感じで、お勧めできませんね。
朋友との最後の晩餐は、なんだか頼りない日本料理となってしまったのでした。
2.国際園芸博覧会公園を歩く
昆明では、1999年5月1日から10月31日までの期間で『中国'99昆明世界園芸博覧会』が開催された。その後、そのまま公園として整備され、観光コースの一つになっている。今日は昆明最終日。Oさんの案内で公園を散策する。
この博覧会は、国際展覧局(BIE)と国際園芸生産者協会(AIPH)の認可を経て、正式に登録され、中国の主催で「人間と自然――21世紀に向けて」というテーマで開催された。もともと中国は植物資源が豊かであり、長い歴史を持ち、世界植物栽培の発祥地の一つでもあった。この博覧会では、各国の庭園、園芸、花、果物、野菜栽培、品種改良技術、自然環境保護の取り組みなどが展示されたのだという。
展示されている花々は、日本の植物園でも見ることができる。しかし、公園そのもののスケールが全く違う。大きな公園に様々な工夫が凝らされ、ひときわ歓声が上がるブロックがあったので覗いてみると、日本のテレビ番組で筋肉スタジアム・サスケというのがあるけれど、あれを10分の一くらいにスペックダウンしたようなゲームが行われていた。最初に、プールに渡された不安定な橋を、バランスを取りながら渡らなければならないのだが、ほとんどのチャレンジャーはこの橋で水の中に転落していた。その真剣ゆえに滑稽な様子が爆笑を誘っていた。しばらく見物するが、なかなか最後までいける人はでてこない。
温室がいくつかあったけれど、中に、蝶の温室があった。日本では見かけない蝶も飛んでおり面白かった。
3.朋友再見
Oさんと他愛もない話をしながらゆっくり公園を一回りして、Oさんのマンションに移動。近くの餃子屋で餃子とビールの昼飯。店先を行き交う人の写真を撮ったりしながらゆっくり食事。Oさんの大きな荷物を持って空港に向かう。昆明空港で、Oさんは重慶へ、僕は上海へとそれぞれ飛び立つことになる。
今回の旅は、すっかりOさんにお世話になってしまった。日本で一緒に仕事をする機会に恵まれ、その後も、親しくさせていただいている中で、昆明を終の棲家に選び、そこで逞しく生きている姿を見るにつけ、いつも感心させられるばかりである。僕よりも、15ほども年上のOさん、あんたはホンマに大した奴っちゃ。
朋友再見!
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昆明にある日本料理のお店『明治屋』。料理が格別うまいというわけではないし、安いわけでもないが、中華料理が続いていたので、なんとなく、そこはかとなく、旨いかもしれないという気分で食事をすることができました。
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翌日、Oさんが世界園芸博覧会の会場だった公園に案内してくれた。
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これは車で、公園内をゆっくりと走っている。
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ゲートをくぐると派手なディスプレイが迎えてくれる。
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手前の小父さんは観光客で、奥の女の子たちはガイド
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ずっと奥まで花畑が続く。記念撮影!なのだ。
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帆船が花でできている。
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ミツバチが懸命に働く様子は見ていて飽きることがないね。
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雌蕊と雄蕊のクローズアップ
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花の形は不思議だね
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これは温室の中で
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同じく温室の中で撮影した
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温室の前の巨大なオブジェ
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何種類かの蝶が飛び交う温室があった。
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白い地肌に黒い模様が入っているのか、黒い地肌に白い模様が入っているのか。どっちだろう??
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黒い蝶
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不思議な蝶の羽の文様
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さらに近寄ってみたが逃げない
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公園の売店ではカップ麺が売られている。カラフルな容器。お湯入れてもらえば、ここで食べることもできるんだね。
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今日の昼飯は、ビールに餃子
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厚めの皮の餃子。焼かずに、茹でている。それを辛いタレにつけていただく。ビールとよく合ってうまい。
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瓶に口をつけて直接飲むが中国流
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餃子を食いながら街をゆく人たちを写してみた。
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昆明空港
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搭乗手続きをするOさんの後姿
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空港の待合室で
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昆明空港で重慶に向かうOさんを見送る。
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このバスで飛行機まで移動する
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昆明空港で上海に向かう飛行機に乗り込む
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翼よ・・・
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昆明−上海間の機内食
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上海空港から岡山行きに乗り込む
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飛行機と一緒に記念撮影
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機内で
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キャビンアテンダント
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機内食は、焼きそばを選択。けっこう旨い。
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朋友再見!
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