日本の旅　東北・中部地方を歩く　会津若松の白虎隊の墓周辺

2009/04/06 - 2009/04/06

１８６８年の戊辰戦争において会津藩は旧幕府勢力の中心として新政府軍の仇敵となった。白虎隊（びゃっこたい）は、新政府軍から攻撃を受け勃発した会津戦争の際、兵力不足の会津藩が苦肉の策で予備兵力として組織した１５歳から１７歳の３４０名ほどの少年隊だった。
少年ばかりの素人集団・白虎隊は当然新政府軍より兵力が劣っており２０名が戸ノ口原の戦いで決定的打撃を受けて飯盛山に敗走した。
飯盛山から街が燃える様子を見て若松城が落城したものと思い違いをして２０名が自刃、一命を取り留めた飯沼貞吉（いいぬま さだきち１８５４−１９３１年）を除く１９名が死亡した。
若松城は落城せず生存部隊は「白虎士中合同隊」として籠城したが1ヶ月後に会津藩は降伏した。
飯沼貞吉の生還により１９名の自刃が「白虎隊」の美談として国内外に伝えられ、１９２８年にイタリア首相のベニート・ムッソリーニ（１８８３−１９４５年）が元老院とローマ市民の名で古代ローマ時代のポンペイから発掘された宮殿の石柱の記念碑を寄贈、１９３５年には駐日ドイツ大使フォン・エッツドルフが記念碑を寄贈している。戦時中は国に殉じて戦う意識を国民に浸透させるために「白虎隊」の美談を教育したのだろうが、日本の内乱のために若くして犠牲になった少年たちは気の毒だ。
（写真は白虎隊自刃の地の少年像）

エリア 会津若松(福島)

白虎隊の墓。

白虎隊の墓。

白虎隊の墓の説明。

白虎隊の墓。

１９３５年に駐日ドイツ大使フォン・エッツドルフが寄贈した記念碑。

白虎隊の墓。

白虎隊の墓周辺の記念碑。

白虎隊の墓。

白虎隊の墓周辺の記念碑。

白虎隊の墓。

白虎隊の墓周辺の記念碑。

白虎隊の墓。

白虎隊の墓周辺の記念碑。

白虎隊の墓。

白虎隊の墓周辺の記念碑。

白虎隊の墓周辺の記念碑。

白虎隊の墓周辺の記念碑。

白虎隊の墓周辺の記念碑。

ローマ寄贈の碑。１９２８年にイタリア首相のベニート・ムッソリーニ（１８８３−１９４５年）が元老院とローマ市民の名で古代ローマ時代のポンペイから発掘された宮殿の石柱の記念碑を寄贈したもの。

ローマ寄贈の碑の説明。

ローマ寄贈の碑。

白虎隊の墓の前の石垣。

白虎隊自刃の地から見る会津若松の光景。

白虎隊の墓の前の石垣。

白虎隊自刃の地から見る会津若松の光景。ポールの部分に若松城（鶴ヶ城）が見える。

白虎隊自刃の地の説明。

白虎隊自刃の地。少年が若松城（鶴ヶ城）を見ている。

白虎隊自刃の地。

白虎隊でのただ一人の生存者、飯沼貞雄の墓。白虎隊の墓から少し離れた場所にある。

白虎隊でのただ一人の生存者、飯沼貞雄の墓の説明。