ナコーンラーチャシーマー旅行記(ブログ) 一覧に戻る
このピマーイ遺跡から1.5キロ位先に巨大なバンヤンツリーの木、「サイガーム公園」があると言うので、炎天下を歩いて行く。今まで歩いたのは都会ばかりで、こうしてゆっくり田園の田舎道を歩くのものんびりして気持ちがいい。放し飼いの牛なども3−4頭列を作って歩いている。首輪の先に紐をぶら下げて歩いているので、犬よりは締まりがあるというか、犬は首輪すら無い。川が大きく蛇行し、あちこちに沼を作っている。こうした風景は1000年前と変わらないだろう。変わったことと言ったら、道路が舗装になり、泥の家が木造かコンクリートに変わった位だろう。外国人に寄せる人々の好意も1000年前とさほど変わらないだろう。<br /><br />歩いて30分、公園が近づいてきた。しかし公園の前に掲げられている案内板<br />「.mi:k,」をどうして「サイガーム」と読むのか理解出来なかった。後で英語の分る公園の店の人に聞いてみたが、「タイ語はそのようにも読むんだよ、」の一言で片付けられてしまった。これはどう見ても「トライガーム」としか読めないものだが。いや、習うより覚えるのが先か。<br /><br />ともあれ、200m程離れた池越しにサイガーム(バンヤンツリー)を見る。何だ、コレは! 一つの森ではないか!後楽園ドームの丸天井程もある大きな樹木が池の上を覆い隠し、池を遠くに押しやっている。これが1本の木から出来ているとは到底信じられない。木元まで歩いていくと、樹木の下は鬱蒼として薄暗く、陽光の差し込む隙間も無く程に枝葉は密生していて、何千本という幹が群生してドーム状の屋根を作っているのだが、この幹が原初、1本の木から派生していったとの説明はにわかに信じ難いことではあるが、バンヤンツリーの植生としてそういうこともあるのであろう。1本の木から子木が派生し、更に子供を増やしていく大変お目出度い木であるとのこと。余談ではあるが、バンコクにある最高級ホテル「バンヤンツリー」はこの木の名前から取られたもので、名前に相応しく1泊最低が10万円也。ちょっと普通の人には泊まれない。<br /><br />鬱蒼とした葉陰の下は薄暗く、何尾かのリスが枝を伝わっている。誰がやったのかマンゴーの切り実が枝に刺さっていて、リスは代わる代わるそれを食べに来ている。小鳥、その他の小動物も葉陰の中で、天敵に襲われる心配はないのか、思い切り躍動し、歌声をあげている。この木陰の下にいると外気が4−5度、低いような感じである。天然クーラーのように人も動物も気持ちよい。良く見ると池の畔で誰かが金魚か鯉を放流している。稚魚ではないので、金魚か鯉を池に放ち、増やそうとしているのか。<br /><br />公園の外に並んでいる土産物店は外人よりもタイ人を主に客層としているのか、像の彫り物、ガジュマルの木製花瓶、子供のオモチャ等々、値段もかなり安く、買いたい誘惑に駆られるが、この先の移送を考えると躊躇せざるを得なかった。<br /><br />この土産物店の一角に小鳥、それは日本のとは姿かたちの少し違ったタイ風のすずめと思われるが、を売っている店があり、どうか慈悲の為に買って下さい、と売り込んでくる。その隣に金魚のタライもあり、子供が金魚すくいのようなことをしている。 <br /><br />ああそうか、この鳥はビエンチャンのタートルアンで見た小鳥の土産物屋と同じなのだ。土産で買うのではなく放鳥するために買うのだ。そうすると先刻池で金魚を放流していた男性は、ここで魚を買って池に放っていたのか。この小学低学年の子供は、親にねだってか、親が教えてかして、池に放す為の金魚すくいをしていたのだ。何と言う慈悲深い国民性だろう。比べて自身の卑小さを思わざるを得なかった。小鳥も金魚も飼育しか頭になかった。<br /><br />公園からは国道まで出て、バス停でローカルバスを待つ。バス停の前が雑貨屋になっていて、言葉が通じないまでも小母さんが色々と話しかけてくる。こんな場所でバスを待っている日本人など珍しいのだろう。言っていることが分らないが、パパイヤのスライスを持ってきて、食べろ、と勧める。お言葉に甘える。炎天の中での慈雨、気持ちの優しさに感謝する。ビールも売っている。果物も置いてある。お土産にマンゴー2個、20バーツで買う。ビールよりも安い。マンゴーは日本に持ち帰る積もりで買ったのだが、結局ホテルの冷蔵庫に忘れてしまったが。<br /><br />夕方ホテルに戻ったが、このホテル、ターミナル近くの郊外にあり、市内の繁華街まではかなり離れているとのこと。このホテルの近くにも繁華街程ではないが、商店街、飲食店街があるとのことで、歩いて向う。確かに賑やかで郊外型の大型レストランが幾つも並んでいる。その内の一つ、タイすきの店に入り、タイすきを食べる。炭火の火鉢に5−6種類の豚肉、牛肉、何かの内臓等が山盛りで、日本だったら3−4人分位の量になるが、肉が新鮮で美味しく、一つ残さず平らげる。なんとこれでも僅かに150バーツ。タイの食事は安いのがいい。<br /><br />暫くこの通りをぶらつくと、鉄板の上で薄いクレープのような皮を作って、中に細い線香の様なものを包んでくるくると器用に巻いたお菓子を売っている店がある。見ていると随分器用で、楽しそう。1個買って食べてみると案外さっぱりした味で、美味しい。今までタイの色々な町へ行ったが、これを見るのは初めて。名前を聞くと、親切にも「Fi9ulkpws,」(ロテイサイマイ)と紙に書いてくれる。言葉で言っても分らないと思って最初から書いたのかも知れないが、このお菓子はコラートでしか売っていないようだ。どれ位日持ちがするか聞いたら、2−3日とのこと。では日本へのお土産に買うので、明日朝もう一度来る旨伝え、更に先の通りをぶらつく。この辺は健康そうな店が多く、1軒飲み屋があり、ビールで一休みしたが、話す相手も無く、暫くしてホテルに戻る。<br /> <br />

タイーラオス3000キロの旅(30)サイ・ガーム

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2007/04/24 - 2007/05/08

179位(同エリア193件中)

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ちゃお

ちゃおさん

このピマーイ遺跡から1.5キロ位先に巨大なバンヤンツリーの木、「サイガーム公園」があると言うので、炎天下を歩いて行く。今まで歩いたのは都会ばかりで、こうしてゆっくり田園の田舎道を歩くのものんびりして気持ちがいい。放し飼いの牛なども3−4頭列を作って歩いている。首輪の先に紐をぶら下げて歩いているので、犬よりは締まりがあるというか、犬は首輪すら無い。川が大きく蛇行し、あちこちに沼を作っている。こうした風景は1000年前と変わらないだろう。変わったことと言ったら、道路が舗装になり、泥の家が木造かコンクリートに変わった位だろう。外国人に寄せる人々の好意も1000年前とさほど変わらないだろう。

歩いて30分、公園が近づいてきた。しかし公園の前に掲げられている案内板
「.mi:k,」をどうして「サイガーム」と読むのか理解出来なかった。後で英語の分る公園の店の人に聞いてみたが、「タイ語はそのようにも読むんだよ、」の一言で片付けられてしまった。これはどう見ても「トライガーム」としか読めないものだが。いや、習うより覚えるのが先か。

ともあれ、200m程離れた池越しにサイガーム(バンヤンツリー)を見る。何だ、コレは! 一つの森ではないか!後楽園ドームの丸天井程もある大きな樹木が池の上を覆い隠し、池を遠くに押しやっている。これが1本の木から出来ているとは到底信じられない。木元まで歩いていくと、樹木の下は鬱蒼として薄暗く、陽光の差し込む隙間も無く程に枝葉は密生していて、何千本という幹が群生してドーム状の屋根を作っているのだが、この幹が原初、1本の木から派生していったとの説明はにわかに信じ難いことではあるが、バンヤンツリーの植生としてそういうこともあるのであろう。1本の木から子木が派生し、更に子供を増やしていく大変お目出度い木であるとのこと。余談ではあるが、バンコクにある最高級ホテル「バンヤンツリー」はこの木の名前から取られたもので、名前に相応しく1泊最低が10万円也。ちょっと普通の人には泊まれない。

鬱蒼とした葉陰の下は薄暗く、何尾かのリスが枝を伝わっている。誰がやったのかマンゴーの切り実が枝に刺さっていて、リスは代わる代わるそれを食べに来ている。小鳥、その他の小動物も葉陰の中で、天敵に襲われる心配はないのか、思い切り躍動し、歌声をあげている。この木陰の下にいると外気が4−5度、低いような感じである。天然クーラーのように人も動物も気持ちよい。良く見ると池の畔で誰かが金魚か鯉を放流している。稚魚ではないので、金魚か鯉を池に放ち、増やそうとしているのか。

公園の外に並んでいる土産物店は外人よりもタイ人を主に客層としているのか、像の彫り物、ガジュマルの木製花瓶、子供のオモチャ等々、値段もかなり安く、買いたい誘惑に駆られるが、この先の移送を考えると躊躇せざるを得なかった。

この土産物店の一角に小鳥、それは日本のとは姿かたちの少し違ったタイ風のすずめと思われるが、を売っている店があり、どうか慈悲の為に買って下さい、と売り込んでくる。その隣に金魚のタライもあり、子供が金魚すくいのようなことをしている。 

ああそうか、この鳥はビエンチャンのタートルアンで見た小鳥の土産物屋と同じなのだ。土産で買うのではなく放鳥するために買うのだ。そうすると先刻池で金魚を放流していた男性は、ここで魚を買って池に放っていたのか。この小学低学年の子供は、親にねだってか、親が教えてかして、池に放す為の金魚すくいをしていたのだ。何と言う慈悲深い国民性だろう。比べて自身の卑小さを思わざるを得なかった。小鳥も金魚も飼育しか頭になかった。

公園からは国道まで出て、バス停でローカルバスを待つ。バス停の前が雑貨屋になっていて、言葉が通じないまでも小母さんが色々と話しかけてくる。こんな場所でバスを待っている日本人など珍しいのだろう。言っていることが分らないが、パパイヤのスライスを持ってきて、食べろ、と勧める。お言葉に甘える。炎天の中での慈雨、気持ちの優しさに感謝する。ビールも売っている。果物も置いてある。お土産にマンゴー2個、20バーツで買う。ビールよりも安い。マンゴーは日本に持ち帰る積もりで買ったのだが、結局ホテルの冷蔵庫に忘れてしまったが。

夕方ホテルに戻ったが、このホテル、ターミナル近くの郊外にあり、市内の繁華街まではかなり離れているとのこと。このホテルの近くにも繁華街程ではないが、商店街、飲食店街があるとのことで、歩いて向う。確かに賑やかで郊外型の大型レストランが幾つも並んでいる。その内の一つ、タイすきの店に入り、タイすきを食べる。炭火の火鉢に5−6種類の豚肉、牛肉、何かの内臓等が山盛りで、日本だったら3−4人分位の量になるが、肉が新鮮で美味しく、一つ残さず平らげる。なんとこれでも僅かに150バーツ。タイの食事は安いのがいい。

暫くこの通りをぶらつくと、鉄板の上で薄いクレープのような皮を作って、中に細い線香の様なものを包んでくるくると器用に巻いたお菓子を売っている店がある。見ていると随分器用で、楽しそう。1個買って食べてみると案外さっぱりした味で、美味しい。今までタイの色々な町へ行ったが、これを見るのは初めて。名前を聞くと、親切にも「Fi9ulkpws,」(ロテイサイマイ)と紙に書いてくれる。言葉で言っても分らないと思って最初から書いたのかも知れないが、このお菓子はコラートでしか売っていないようだ。どれ位日持ちがするか聞いたら、2−3日とのこと。では日本へのお土産に買うので、明日朝もう一度来る旨伝え、更に先の通りをぶらつく。この辺は健康そうな店が多く、1軒飲み屋があり、ビールで一休みしたが、話す相手も無く、暫くしてホテルに戻る。

  • 壮大な規模のサイ・ガーム。バンヤン・トリーの木。日本語に訳すと「美しいガジュマル」となる。

    壮大な規模のサイ・ガーム。バンヤン・トリーの木。日本語に訳すと「美しいガジュマル」となる。

  • イサーン地方の田舎の風景。

    イサーン地方の田舎の風景。

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