2009/04/27 - 2009/04/27
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旅人のくまさんさん
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4月29日からの韓国旅行の、最終打合せに岡崎に出かけました。好天でしたから、1時間半ほど早く家を出て、岡崎城に立ち寄り、満開の五万石藤を見学してきました。
五万石藤は見頃でしたが、総勢7名の韓国旅行は、新型インフルエンザの影響で、急遽、中止にしました。
- 交通手段
- 私鉄
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桜が満開の時にも見学にやってきた岡崎城です。金山駅で地下鉄から名鉄電車に乗り換え、岡崎公園前で降りて、あとは徒歩の距離です。
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岡崎城の下を流れるのは、乙川(おとがわ)です。河畔は新緑の時期を迎えていました。
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乙川の流れです。桜の時期には、この辺りもお昼の弁当を広げた人達で一杯でした。菅生(すごう)川の別名を持ち、下流で矢作川に合流します。
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藤棚の広さは、1300平方とされます。橋を渡った右手に、その藤棚はあります。夜間はライトアップもされるようです。
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イチオシ
房の長さが、優に1mに達する藤の花のアップです。ちょうど五万石藤祭りの最中でした。
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岡崎市指定の文化財であることを記した立看板です。1〜3本を寄せ植えにした7株があります。花房の長さは、1mに達します。
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イチオシ
藤棚の下は、少し薄暗くなっていましたが、所々で木漏れ日がありました。
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看板は2つありました。こちらには英文の説明文もあります。大きな株の幹回りは、2.4mもあること等が記されています。
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イチオシ
長く伸びた藤の花だけのアップです。満開はやや過ぎたようですが、見応えは十分です。
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藤の花のアップが続きます。五万石と言えば、江戸時代では一寸したお城の城主です。その名に相応しい、見事な咲き方です。
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先ほどの立札に記してあった『ふるさとの名木』と呼ばれる古樹の幹のアップです。
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同じく幹のアップです。橋の方で少し明るい場所でしたから、花の色も爽やかです。
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藤の花の寿命は7、80年とされますが、種類や生育環境によっては数百年の古樹もあるようです。五万石藤も相当の古樹です。
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古木の幹を眺めていても飽きません。藤の異名には『さのかたのはな』、『むらさきぐさ』、『まつみぐさ』、『ふたきぐさ』、『まつなぐさ』などがあります。
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この幹もなかなかダイナミックです。藤はマメ科の植物ですから、秋にもなると、豆が入った大きな袋が実ります。
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ウィキペディアから引用した藤の利用法です。
?つる:ポリフェノールが含まれ、粉をクッキーやせんべいにする。
?若芽:ゆでて和え物や炒め物。
?花:湯がいて三杯酢や天ぷら、また、塩漬けして『花茶』。
?種子:ポリフェノールが含まれ、以前は食用にしていたが、最近は入手困難。
等と、なかなか有用です。 -
藤棚の外れからの光景です。藤棚へと続く、うっそうとした散策路がありました。主に桜の木のようです。
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藤棚の近くから眺めた乙川の光景です。夕方近くの時間でしたから、人影はありませんでした。
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藤棚の下に戻って、撮影の続きです。愛知県で藤を市の花として制定しているのは、この岡崎市を含めて3市です。後の2つは江南市と津島市です。
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市花の話題の続きです。江南市は曼荼羅時の藤が有名です。こちらは昨年撮影しました。津島市の藤の名所は天王川公園 です。こちらはまだ撮影していません。
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藤の利用法の話題に戻ります。同じくウィキペディアからの引用です。こちらは蔦の利用法です。
?家具(いすや籠など)
?藤布(繊維から)
?藤紙(茎皮の繊維から)
と、こちらもなかなか有用ですが、他の品に押されて、生産量は減っているようです。 -
花も見事ですが、年月を経て成長した幹の姿も見応えがあります。バックに別の木の花が入りました。
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平安時代中期の女流作家、清少納言の執筆と伝わる随筆、『枕草紙』の一節です。『藤の花は、しなひ長く、色濃く咲きたる、いとめでたし』と愛でています。
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幹が螺旋状に絡まっているのは、何本かの木を寄せ植えしたためのようです。なかなかの迫力です。
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通路の方を透かし見た藤棚です。立入りを制限するための低い竹垣が何重にも見えます。
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一房だけの藤の花のアップです。花一輪でも、濃い紫の部分と、白っぽい部分があります。中心部は薄いベージュ色です。
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今度は別の房をバックにして、一房だけのアップです。撮影している間にも、甘い香りが漂います。
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私の大好きな歌集、万葉集巻三からの紹介です。 防人司佑・大伴四綱が詠んだ歌です。
『藤浪の花は盛になりにけり 奈良の都を思ほすや君』
解釈は、
『藤の花が満開になりましたね。この花を眺めていますと、奈良の都をを思ってしまいますね』
等です。 -
同じく万葉集巻三からの紹介です。大網公人の詠んだ歌です。
『須磨の海女の塩焼き衣の藤衣間遠にしあればいまだ着なれず』
解釈は、
『須磨の海女の塩焼き作業の藤衣は、織目が粗いので、なかなか着慣れません』
等です。塩焼きの言葉が入った歌は、地方で不遇の身を嘆いたものが多いようです。 -
最後にもう一首、大好きな山部赤人の巻八に収められた歌です。
『恋しけば形見にせむと我がやどに植ゑし藤波今咲きにけり』
解釈は、
『恋しいので形見にしようと庭先に植えた藤が、今、咲いています』
等です。
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