2009/04/12 - 2009/04/12
550位(同エリア671件中)
もろずみさん
桜のピークに好天が続いたので毎日お花見したような気分。
そろそろ山も春景色になっていることでしょう。
ということで秩父に遠征です。
秩父の春は神が宿っているに違いない!
桜の残り花、芽吹きの里山、咲き始めの芝桜と選択肢が多くて困ってしまいます。
で、今回はミツバツツジの群生を狙ってみました。
岩根山は標高300Mほどの低山ですが、山ひとつ全面ミツバツツジに覆われます。
花期も短くて一瞬のことだそうです。
高低差も距離も短めな単独行でしたが、一日中夢見心地で神の棲む山に遊んできました。
- 交通手段
- 私鉄
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野上駅には9:40に到着。
秩父鉄道はそこそこ混んでいたので、長瀞に遊びに行く人が多いのだろうと思ったら野上の方が多かったです。
身支度を整えてまずは荒川を渡ります。
水かさが少ないのは雨が降ってないからからかな。 -
岩根山へは突き当たりの交差点を左のはずですが、右に行く人が多いのでついて行きました。
あ〜なるほど、枝垂桜の名刹・法善寺に寄るのですね。
門前には終わりかけの糸桜が見事でした。 -
数本の糸桜と重なるように八重紅枝垂も。
こちらの方は最盛期でした。
しかし、秩父には枝垂桜の名木がたくさんありますね。
いつかは追っかけてみたいもの。 -
いきなり良い桜を見たな、と思えば普通に枝垂桜があったりして・・・。(^^;
これが秩父の春の素晴らしいところです。 -
おっ、この木も良いなぁ!
と思えば紅白に咲き分けた枝垂桃だったりします。
里道だけで十分に春爛漫気分に浸れますが、ここを曲がって山道にとりつきます。 -
花盛りの里から一歩山道に入ると新緑が目に飛び込んできました。
花という花が一斉に咲き、木々は一斉に芽吹き、これぞ春!
秩父には神が棲んでいる証しです。 -
山道と言っても簡易舗装された林道です。
岩根山まで車で登ることができるので、本格トレッキングとは違います。
沢沿いに進むと今日のテーマであるミツバツツジが見えてきました。満開です! -
野上駅からは徒歩で1時間もかかりません。
それでも徐々に標高を稼いで山の空気が感じられます。
ここまで来ると桜もまだ見られますね。 -
岩根山の入口。
この先にゲートがあって入山料500円を払います。
入山料をとるのはツツジの時期だけみたいです。
まぁ、500円が妥当かどうかは花の出来次第。 -
はい、料金は妥当でした。
ちょうど良い日に来たみたいです。
いきなりツツジのトンネルに突入です。 -
遊歩道に沿って登っていくと視界がひらけます。
いやぁ、絶景ですね〜。
色の濃い桜か思うくらいに綺麗です。 -
ミツバツツジが人気なのは葉より先に花が咲くから。
桜で言えば染井吉野と同じです。
その代わり花のあとですぐに葉が出てくるわけで、こういう状態を見られるのは運がよいのです。 -
そういえば以前(10年以上前)に来たときは花が終わってましたっけ。
山として物足りない印象が残ったのはそのせいかも。
最初にこれを見てたら、その後は毎年来たかも知れません。 -
ミツバツツジはその名の通り枝先に3枚の葉をつけます。
まだ葉が出ていないので確認しようがありませんけど。(^^; -
ツツジの中の迷路を彷徨っているうちに開けた所に出ました。ここがピークかな?
最盛期でもこれくらいの混み具合なら許せますね。
アプローチは車か徒歩でしか来られないからでしょう。 -
適当な場所でひと休み。
岩根神社の方向には、ツツジ・花桃・桜が一斉に咲いて絶景を作っています。
山一つが花で覆われるというのは嘘ではなかった。 -
一種類の花なのに微妙な濃淡があって綺麗です。
「ここは館林より数段いいよね。」
と隣りで撮っていた50Dに長玉のおばさんに話かけられました。
心の中でそう思っていただけにびっくり! -
今度は見上げてみようと一旦谷へ下りて行きます。
岩根神社の社務所として使われている建物。
縁側に座ってツツジの山を見上げているのが妙に絵になっていました。 -
目の前にはこんな光景があります。
うーん、吉野山の桜を一目千本と言いますが、そのツツジ版ですね。
桜の比ではないボリューム感があります。 -
小さな社殿の岩根神社にお詣り。
ちょうどツツジの山に向かい合うように建っています。
秩父の神々の住まう処。 -
で、社殿を背にしてツツジ山を見るともう一つの社があります。
先ほどピークと書いた場所です。
あちらは岩根神社と対面して建てられた大山祇神社。
神話の世界のような絵が撮れました。 -
一つの山に1時間半くらい滞在したのは珍しいこと。
秩父の山はいつも花トレッキングになりますね。
満開のミツバツツジには大満足です。
そろそろ下山しましょう。 -
来週にはミツバツツジはすっかりなくなってしまいます。
今日の花風景はまた来年の同じ時期まで待たなくてはなりません。
代わりを務めるのが出番待ちヤマツツジです。
それもまた別の花風景になるかも。 -
下山ルートを思案。
このまま来た道を野上に下るのも面白くないし、山越えして寄居に下りてみましょうか。
と言ってもルートがよくわからないので、それらしきパーティーの後を追うことにしました。 -
相変わらずの林道歩き。
緩やかな登りなので路傍に咲くスミレなどを撮りながら進みます。
って、いつの間にか前のパーティーを追い越してしまいました。 -
登りつめると長瀞町と寄居町の境界である葉原峠です。
ここで標高は470Mくらい。
林道歩きには少々飽きてきたので、風布の里に向かうことにしましょうか。
えーと、どっちだろう? -
明るい林の中の快調に飛ばします。
やはり土の道は気持ち良いな。
ところが・・・、
風布に下るはずなのに尾根道が続きます。
木立の間から形の良い山が見え隠れするし変だな。 -
途中にあった標石を見ると、あれ!やはり道を間違えてた!
日本水(やまとみず)へと向かっていました。
今日は地図を忘れてきたので、その先のルートがわかりません。
やむなく峠に引き返すことにしました。(^^;
教訓:単独行のときは地図とコンパスは忘れないように。 -
大したロスではなかったけど、今日は花撮りに時間をかけたし、風布の里は諦めてショートカットすることにしました。
展望の良い下りなので林道歩きが続くのも苦になりませんし。 -
途中で小林みかん山の道標を見つけたので脇道へと入ります。
踏み跡もしっかりしている一本道なので多分大丈夫でしょう。
どこかでウグイスが鳴いたりして、気持ちの良い道です。 -
何か花を見つけられないかなと思ったところにカタクリを発見。
もう時期は過ぎているかと思ったけど、神様に見放されてなかったようです。
群生ではない孤高の花でした。 -
山道を下ると長閑な山村風景が現れました。
小林みかん山は春の空気に包まれていました。
そう言えば、風布は最近「にほんの里100選」に選ばれたと聞きました。
小林も全然負けてないですね。 -
桜も残っているし、菜の花・ハナダイコン・花桃・スミレなどが集落のあちこちに咲いています。
秩父は春が一番と言われる所以ですね。
のんびり歩いているだけでリフレッシュできます。 -
もちろんミカン畑もあります。
柑橘系の香りはしませんけど・・・。(^^;
ここはミカン栽培の本州最北端と聞いたことがあります。
秋にミカン狩りに来ても良いなぁ。 -
九十九折れの坂道を曲がるたびに素敵な光景が現れます。
うーん、ここは桃源郷かも知れないなぁ。
まるで夢の世界にいるようです。 -
葉桜になりかかってますが、桜も間に合って良かった!
里で見る桜は、豪勢ではないけど生命力に溢れているような気がします。 -
岩根山のミツバツツジも良かったけど、みかん山の春景色も良かったです。
山も淡い芽吹きの色に染まっています。
山も里も「春が来た!」と声をあげているみたいでした。 -
下りきって平坦な里道を駅に向かいます。
途中にあった子の神は足腰が強くなるというのでお詣り。
やはり秩父には様々な神様が棲んでいるに違いない。 -
長閑な里の風景の中を歩きます。
「寄居ふるさと歩道」という散策コースの道標も見かけました。
相当に魅力的です。 -
寄居大橋で荒川を渡って波久礼駅にゴールします。
やはり秩父は最高のフィールドで、病みつきになりそうです。
橋や国道は大渋滞。ドライバーの皆さんお気の毒に。
春の秩父は良すぎるので、休日に車で行くのは無謀ですよ〜。
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