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3月13日<br /><br /> 目覚めのシャワーを浴びてS井くんを軽く襲った(モーニングセクハラ)後、この日の予定を立てる。この日はタイ観光最終日なので、メジャーどころを押さえることした。とりあえず、タクシーで見所のあつまるワットポー周辺に移動。すると、どこからか気さくな青年が日本語で声をかけてきた。<br /><br /> 「ワットプラケオまだ入れないよ」なにやら午後にならなきゃ入れないと言うことを説明してきた。「ワットポーも同じね。でもこっちあいてる、このお寺、トゥクトゥクで行くね」と地図で示して位置の説明までしてくれた。そして「この後パレス行く、これいいね」と観光ルートまで作ってくれる。その上「ここファクトリーある。今日だけやってる、安い」とお土産屋まで紹介。ちょうど通りかかったトゥクトゥクも呼び止めてくれる。<br /><br /> こんなに親切にしてくれるが、実は、これはすべて仕組まれたもので、結局、工場で洋服を売りつけるのが目的らしい。この話は、すでにプーケット行きのサウナバスで話をした日本人から情報を聞いていたので助かった。<br /><br /> はじめ、寺院が休みなのかというのは気が付かなかったが、ファクトリーというところでS井君も「あぁーん」と勘づいた。よくもまぁ上手にできている。周辺の施設のことを聞いても「そこは今日と火曜日休み」など選択肢をなくしていく。しまいにゃ大学まで休みとか。平日にそんな訳ねーだろ。どうもこの手に引っかかる観光客が後を絶たないらしい。バンコクでは気をつけよう。<br /><br /> そんな兄ちゃんを後にして、チャオプラヤ川の渡しの前にある市場で飯を食らう。なんだかよくわかんないゴッタ煮みたいなものを食べた。豚肉料理らしいが、味のほうは濃くてよくわからなかった。でもご飯にはよく合う料理だった。ビタミルクという怪しげなジュースを飲んでみるが、単なる甘い豆乳だった。<br /><br /> 飯も食い終わり、渡し船に乗り込む。チャオプラヤ川の渡しは2バーツ。でもいきなり出てきたハバアが100バーツなどとふっかけてきた。50倍の料金をふっかけるとはやることがビックだ。かなりの悪事を積んできたのだろう。仏教の国とは思えん。<br /><br /> 幸いK下がタイ語を読めるので「全然違うやん」とつっこんでくれたが、これが一人旅だったらドラゴンカンフーでババアをチャオプラヤ川に沈めてやるところだった。命拾いしたなバアさん。<br /><br /> 川を渡って病院の中にある犯罪博物館に行った。犯罪博物館ではいろんな事故・犯罪による死亡例が展示してあった。その展示が全部本物の人体だから、日本人にはさあ大変。いきなり正面に本物の全身骸骨がお出迎えで、左には4体のミイラたちが「いらっしゃいませ」とばかりに並んでいた。アクリル樹脂にはいっていた頭を銃で打ち抜かれた人は頭半分にされているので打ち抜かれると、どうなるかよーくわかった。<br /><br /> でも、タイの小学生が社会科見学に来ていたし、女子高生たちも普通にやって来た。普通の博物館って感じ。日本のアングラマニアにはたまらないだろう。標本が生々しく、精神的に疲れたので、その後予定していた人体博物館はパス。<br /><br /> 渡し船まで戻って、ワットプラケオへ。そこは別名エメラルド寺院と呼ばれ、タイ仏教の本部みたいなものらしい。仏教の力で国をまとめようとした、昔の日本を想像するような感覚だった。僕は基本的に神教なので偶像崇拝は好きでない。が、ここは宗教の信仰が作り上げたものとして見学するには、国民性や歴史文化を知る上で面白い。<br /><br /> とりあえず、タイ人って超キンピカ好きだと思った。人が沢山集まっているところには、ちっこいヒスイでできた仏像がおいてあった。ちっこいって言ってもひとつのヒスイで仏像ができるというのは、希少価値で言えば凄いことだ。途中、K保さんが行方不明になったが、彼は入り口で待っていた。サンダルでは入場できないらしい。仏様ってのはそんなにちっちぇ奴なのか?そんなルールは国民にだけしっかり普及しておいて、文化に精通していない外国人用に、入場用の靴ぐらい用意する配慮くらいほしいな。<br /><br /> ワットポーでは涅槃仏を見た。でかい仏像がゴロンと横たわっていた。足の裏には妙な曼陀羅が描いてある。この仏像は、ぐるーっと一周する形で見学できる。でも、仏像は非常にでかいだけで、やる気なく横たわっているので御利益なさそう。願い事も超適当にかなえていそう。そしてすぐ言い訳しそう(マイペンライ)。ワットポーでもタイ式マッサージを受けることができるが、時間の関係もあってちょっとベンチで休憩の後、次の場所へ移動した。<br /><br /> お次は市場見学。活気と人間味があっていい。カゴいっぱいに入って並べられたすんごい量の唐辛子。ていうかほとんど唐辛子ばかりだった。あまり個人向けのお土産屋ということではなさそうだった。たぶん売買もキロ単位で行っているだろうから、ちょっとだけ買い物をするという場所ではなかった(カゴごと買って帰ったら、それはそれでカッコイイ)。<br /><br /> 歩いていると雨が降り出してきたので、トゥクトゥクに乗る。しかも、なぜかトゥクトゥクに5人乗り。運転手込みなら6人乗り。もう中国雑伎団状態。しかも、渋滞に巻き込まれたため、身動きのできないまま大量の排気ガス暴露(もちろんS井君のバイオマスが上がった)。こりゃどう考えてもタクシーの方がよかったね。移動先のロビンソンでお土産探し。地下の食品売り場でお土産を買った。あたかもお土産ってのより、日常的なものの方が安いし、面白い。<br /><br /> 訳のわからん食材をガシガシ買った後、スカイトレインで移動して次はイセタン。そう日本でおなじみデパートの伊勢丹である。6階には紀伊国屋があって、日本の本を普通に買える。ジャンプやマガジンなんかも売ってる。ただ輸送コストがつくので日本よりやや割高。伊勢丹自体も日本のデパートとほとんど変わらない。<br /><br /> たくさんお土産を買い込んでから、ごくごくフツーのレストランで夕食にありつく。でも、和食と中華の店なので刺身なんかがあったりする。外国での和食もおもしろいので天ぷら定食を頼んでみたら、ほんとに天ぷらがやってきた(来なきゃ困るが)。天つゆも日本の天つゆそのまんま。唯一、みそ汁のダシが利いていないので、パンチの少ないみそ汁だったが、全然満足。こうなるとすぐ隣にあった元気寿司も気になるところだ。次回、訪問予定。<br /><br />ホテルに戻り荷物をまとめてから、バンコク空港に移動。タクシーの運ちゃんに「空港までどのくらいかかるか?」と聞くと「10分」という絶対あり得ない答えが返ってきた。「そのくらい急いでやるよ」という返事なのだろうか、かなりデンジャラス&アグレッシヴドライブだった。それなりに結構早く着いたけど。<br /><br /> とりあえず荷物を預けるためと窓口で待っていたが、待つのに飽きてしまい、荷物を見てもらって一人飛行場散策。っていっても非常に単純な作りだったので、すぐに歩き回ってしまった。帰って来ると、みんなの顔が曇り空。張り紙にはフライト時間の変更。朝4時30分だと。ここに来てやってくれたねエアーインド。K下の話では、マックス3日待たされるというので、それに比べればまだマシだ。「インド航空を使えるのが学生まで」と言う噂の理由もここにあるかもしれない。配給されたクーポン券でサンドイッチとコーヒーを飲んで、とりあえず時間をつぶすことにした。

タイ戦記2001(その7)

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2001/03/07 - 2001/03/14

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きゃわだ

きゃわださん

3月13日

 目覚めのシャワーを浴びてS井くんを軽く襲った(モーニングセクハラ)後、この日の予定を立てる。この日はタイ観光最終日なので、メジャーどころを押さえることした。とりあえず、タクシーで見所のあつまるワットポー周辺に移動。すると、どこからか気さくな青年が日本語で声をかけてきた。

 「ワットプラケオまだ入れないよ」なにやら午後にならなきゃ入れないと言うことを説明してきた。「ワットポーも同じね。でもこっちあいてる、このお寺、トゥクトゥクで行くね」と地図で示して位置の説明までしてくれた。そして「この後パレス行く、これいいね」と観光ルートまで作ってくれる。その上「ここファクトリーある。今日だけやってる、安い」とお土産屋まで紹介。ちょうど通りかかったトゥクトゥクも呼び止めてくれる。

 こんなに親切にしてくれるが、実は、これはすべて仕組まれたもので、結局、工場で洋服を売りつけるのが目的らしい。この話は、すでにプーケット行きのサウナバスで話をした日本人から情報を聞いていたので助かった。

 はじめ、寺院が休みなのかというのは気が付かなかったが、ファクトリーというところでS井君も「あぁーん」と勘づいた。よくもまぁ上手にできている。周辺の施設のことを聞いても「そこは今日と火曜日休み」など選択肢をなくしていく。しまいにゃ大学まで休みとか。平日にそんな訳ねーだろ。どうもこの手に引っかかる観光客が後を絶たないらしい。バンコクでは気をつけよう。

 そんな兄ちゃんを後にして、チャオプラヤ川の渡しの前にある市場で飯を食らう。なんだかよくわかんないゴッタ煮みたいなものを食べた。豚肉料理らしいが、味のほうは濃くてよくわからなかった。でもご飯にはよく合う料理だった。ビタミルクという怪しげなジュースを飲んでみるが、単なる甘い豆乳だった。

 飯も食い終わり、渡し船に乗り込む。チャオプラヤ川の渡しは2バーツ。でもいきなり出てきたハバアが100バーツなどとふっかけてきた。50倍の料金をふっかけるとはやることがビックだ。かなりの悪事を積んできたのだろう。仏教の国とは思えん。

 幸いK下がタイ語を読めるので「全然違うやん」とつっこんでくれたが、これが一人旅だったらドラゴンカンフーでババアをチャオプラヤ川に沈めてやるところだった。命拾いしたなバアさん。

 川を渡って病院の中にある犯罪博物館に行った。犯罪博物館ではいろんな事故・犯罪による死亡例が展示してあった。その展示が全部本物の人体だから、日本人にはさあ大変。いきなり正面に本物の全身骸骨がお出迎えで、左には4体のミイラたちが「いらっしゃいませ」とばかりに並んでいた。アクリル樹脂にはいっていた頭を銃で打ち抜かれた人は頭半分にされているので打ち抜かれると、どうなるかよーくわかった。

 でも、タイの小学生が社会科見学に来ていたし、女子高生たちも普通にやって来た。普通の博物館って感じ。日本のアングラマニアにはたまらないだろう。標本が生々しく、精神的に疲れたので、その後予定していた人体博物館はパス。

 渡し船まで戻って、ワットプラケオへ。そこは別名エメラルド寺院と呼ばれ、タイ仏教の本部みたいなものらしい。仏教の力で国をまとめようとした、昔の日本を想像するような感覚だった。僕は基本的に神教なので偶像崇拝は好きでない。が、ここは宗教の信仰が作り上げたものとして見学するには、国民性や歴史文化を知る上で面白い。

 とりあえず、タイ人って超キンピカ好きだと思った。人が沢山集まっているところには、ちっこいヒスイでできた仏像がおいてあった。ちっこいって言ってもひとつのヒスイで仏像ができるというのは、希少価値で言えば凄いことだ。途中、K保さんが行方不明になったが、彼は入り口で待っていた。サンダルでは入場できないらしい。仏様ってのはそんなにちっちぇ奴なのか?そんなルールは国民にだけしっかり普及しておいて、文化に精通していない外国人用に、入場用の靴ぐらい用意する配慮くらいほしいな。

 ワットポーでは涅槃仏を見た。でかい仏像がゴロンと横たわっていた。足の裏には妙な曼陀羅が描いてある。この仏像は、ぐるーっと一周する形で見学できる。でも、仏像は非常にでかいだけで、やる気なく横たわっているので御利益なさそう。願い事も超適当にかなえていそう。そしてすぐ言い訳しそう(マイペンライ)。ワットポーでもタイ式マッサージを受けることができるが、時間の関係もあってちょっとベンチで休憩の後、次の場所へ移動した。

 お次は市場見学。活気と人間味があっていい。カゴいっぱいに入って並べられたすんごい量の唐辛子。ていうかほとんど唐辛子ばかりだった。あまり個人向けのお土産屋ということではなさそうだった。たぶん売買もキロ単位で行っているだろうから、ちょっとだけ買い物をするという場所ではなかった(カゴごと買って帰ったら、それはそれでカッコイイ)。

 歩いていると雨が降り出してきたので、トゥクトゥクに乗る。しかも、なぜかトゥクトゥクに5人乗り。運転手込みなら6人乗り。もう中国雑伎団状態。しかも、渋滞に巻き込まれたため、身動きのできないまま大量の排気ガス暴露(もちろんS井君のバイオマスが上がった)。こりゃどう考えてもタクシーの方がよかったね。移動先のロビンソンでお土産探し。地下の食品売り場でお土産を買った。あたかもお土産ってのより、日常的なものの方が安いし、面白い。

 訳のわからん食材をガシガシ買った後、スカイトレインで移動して次はイセタン。そう日本でおなじみデパートの伊勢丹である。6階には紀伊国屋があって、日本の本を普通に買える。ジャンプやマガジンなんかも売ってる。ただ輸送コストがつくので日本よりやや割高。伊勢丹自体も日本のデパートとほとんど変わらない。

 たくさんお土産を買い込んでから、ごくごくフツーのレストランで夕食にありつく。でも、和食と中華の店なので刺身なんかがあったりする。外国での和食もおもしろいので天ぷら定食を頼んでみたら、ほんとに天ぷらがやってきた(来なきゃ困るが)。天つゆも日本の天つゆそのまんま。唯一、みそ汁のダシが利いていないので、パンチの少ないみそ汁だったが、全然満足。こうなるとすぐ隣にあった元気寿司も気になるところだ。次回、訪問予定。

ホテルに戻り荷物をまとめてから、バンコク空港に移動。タクシーの運ちゃんに「空港までどのくらいかかるか?」と聞くと「10分」という絶対あり得ない答えが返ってきた。「そのくらい急いでやるよ」という返事なのだろうか、かなりデンジャラス&アグレッシヴドライブだった。それなりに結構早く着いたけど。

 とりあえず荷物を預けるためと窓口で待っていたが、待つのに飽きてしまい、荷物を見てもらって一人飛行場散策。っていっても非常に単純な作りだったので、すぐに歩き回ってしまった。帰って来ると、みんなの顔が曇り空。張り紙にはフライト時間の変更。朝4時30分だと。ここに来てやってくれたねエアーインド。K下の話では、マックス3日待たされるというので、それに比べればまだマシだ。「インド航空を使えるのが学生まで」と言う噂の理由もここにあるかもしれない。配給されたクーポン券でサンドイッチとコーヒーを飲んで、とりあえず時間をつぶすことにした。

同行者
友人
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
タクシー
航空会社
エアインディア
  • 涅槃仏。<br />自分には「超やる気のない仏像」にしか見えない。

    涅槃仏。
    自分には「超やる気のない仏像」にしか見えない。

  • とにかくキンピカ大好き。目がちかちかするし,何だか仏様がこれだけゴージャスに着飾っていると,御利益がなさそうに見えてしまう。

    とにかくキンピカ大好き。目がちかちかするし,何だか仏様がこれだけゴージャスに着飾っていると,御利益がなさそうに見えてしまう。

  • タイの寺院をはじめ,建物は独特の傾斜の屋根をしている。

    タイの寺院をはじめ,建物は独特の傾斜の屋根をしている。

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