ポルトガル９　　　市電夜編、闇は深く、光はわずか・・・

2009/02/27 - 2009/03/06

リスボンは都会です。
しかし夜は、東京では考えられないほど暗く、
だからこそ、わずかな光が身体に沁みます。
その暗さの中、市電は昼とは違う顔を見せます。

（リスボンで夜間撮影を試みる時は、犯罪被害に合わないよう、十分注意してださい。）

エリア リスボン(ポルトガル)

１日目は昼間の下見と、夕方から夜にかけて試しの撮影。

２日目の撮影に出かけます。

これは始発停留所近くで、待機中の市電。

ポイントで割り込み気味に前に入る市電。

撮影ポイント近くです。
暗い道を歩きます。

この暗さ！いいです！
吸い込まれるような闇と、
わずかな光。

市電が走って来ます。
自然石の路面と、
鉄のレールが鈍く光ります。

この画面の一番奥、
まるで細い路地のように見えるところから、
市電が「湧き出て」きます。

まず湧き出てきたのは男性二人（笑）

二人が私の後方に歩き去ってすぐに、
市電が来ました。

撮影ポイントからは、向かって左側のすれ違い用レールに入ると、車体の前面と側面を同時に撮影できる位置関係になります。

このタイミングです。
背後のライトアップされた教会をフレームに入れ、
なおかつ市電の前面と側面をある程度以上の大きさで撮影できるのは、この立ち位置と焦点距離・アングル、そしてこのタイミングだけです。

何回も下見や予備撮りをした割には、
撮影は思ったようにいかなかったけれど、
それでも今夜は気持ちよく眠りにつけそうです。