2008/11/29 - 2008/11/29
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ショコラさん
ミュンヘン滞在2日目は、町の北にあるオリンピック公園と新BMW博物館へ行きました。
今回のミュンヘン旅行はクリスマスマーケットを見るのが一番の目的でしたが、車好きの夫にとっては新BMW博物館を訪れることもそれと同じくらい大きな目的でした。
博物館はオリンピック公園のすぐそば。博物館そのものは1973年のオープンで、2004年4月から4年の歳月をかけてリ二ューアルされ、2008年6月にようやく再オープン。以前の博物館の面積は1000?だったそうですが、今回のリニューアルで5倍の5000?に増床されたとのことです。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道
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マリエン広場からUバーン(U3)に乗ってOlympiazentrumで下車。
まずはオリンピック塔に上って景色を見ようと塔へ向かいました。
塔のそばの湖には氷がはってました。。。 -
湖の横のプロムナードを歩いていたら、何やら手形がありました。何気なく撮った写真をあとでよく見てビックリ!!!
えっ? もしかして、これってあのエアロスミス?!!
ジョー・ペリーに、トム・ハミルトンに、B.W.(ブラッド・ウィットフォード)に、ジョーイ・K(ジョーイ・クレイマー)……ボーカルのスティーヴン・タイラーの文字は読み取れないけれど、これは間違いなくあのロックバンドのエアロスミスです!!!
このプロムナードにはほかにも手形がありました。ってことは、ここには著名人たちの手形が並んでいたってこと?
で、オリンピック公園のサイトを見てみたら、本当にそうだった〜! 手形を残したメンバーのリストを見ると著名人がずらり。ジョン・ボン・ジョヴィ、ライオネル・リッチー、シンプリー・レッド、ディープ・パープル 、B・B・キング、ジェネシス、アース・ウィンド&ファイアー、キッス、R.E.M.、エルトン・ジョンなど世界的に有名なミュージシャンのほか、テニス・プレーヤーのボリス・ベッカーや、1974年のサッカー・ワールド・カップ優勝メンバー(西ドイツで開催され、優勝国も西ドイツ)などのスポーツ選手 etc.。
このサイトによると、このプロムナードにある手形はミュンヘン・オリンピック・ウォーク・オブ・スター Munich Olympic Walk of Stars(MOWOS)と呼ばれ、2003年から手形のプリントが始まったようです。世界の有名人のほか、オリンピック競技で成功を修めた人たちなどがコンクリートに手や足の形を残しているのだそう。手形製作の模様の一部がこのサイトのページで見られ、エアロスミスの映像もありました!
★ミュンヘン・オリンピック・ウォーク・オブ・スター(MOWOS)の説明ページ(オリンピック公園公式サイト内):
http://www.olympiapark-muenchen.de/index.php?L=1&id=walkofstars
ボーカルのスティーヴン・タイラーの公式サイトにもこの手形をプリントしたときの様子が掲載されていました。これによると、この写真の手形が製作されたのは2007年6月14日のようです。
★スティーヴン・タイラーの公式サイト:
http://www.sexysteventyler.com/gallery.php?show_image=2551&cat=296&picno=3
あ〜、ほかの手形もちゃんと見るんだった〜。ほんとに残念なことをしちゃったなぁ。。。 -
こちらがオリンピック塔。高さは約290m。
このお天気なら、展望台から景色がよく見えそう。 -
エレベーターに乗って展望台へ。
展望台の場所は高さ185mらしい。 -
お〜、オリンピック公園が一望のもと。
ここはミュンヘンで一番高い展望台だそう。
オリンピック公園の名が表わす通り、1972年にここでミュンヘン・オリンピックが開催されました。
一番奥に見えるのが7万人を収容できるオリンピックスタジアム。手前にはふたつの大型のテントのような建物がありますが、左がオリンピックプール、右がオリンピックホールのようです。 -
こちらの建物群はオリンピックの選手村だったところ。現在は住宅として活用されているようです。
ミュンヘン・オリンピックの会期中の1972年9月に、この選手村で大惨事があったそうです。パレスチナ・ゲリラがイスラエル選手宿舎を襲撃し、イスラエル選手団11人、警官1人、ゲリラ5人が死亡したのだそう。この平和な風景を見ると、そんな痛ましい事件がここであったなんて信じられません。 -
北のずっと向こうに見えるのはアリアンツ・アレーナ。
ブンデスリーガの最強チーム、FCバイエルン・ミュンヘンのホームスタジアムであり、2006年のドイツW杯の開幕戦が行なわれた場所でもあります。FCバイエルンの試合日は、あの白い外壁パネルがシンボルカラーの赤にライティングされるそう。また、2部リーグのTSV1860もここがホームで、このチームの試合日にはブルーになるとのことです。
外壁は半透明の特殊フィルムで覆われていて、スタジアム内から外が眺められるのだそう。 -
そしてこちらがBMWの本社ビル&博物館&ショールーム。
向かって右の4本の筒が合わさったような建物が本社ビル。車のシリンダーを表わしているそう。
隣りのお椀のような建物が博物館。
左の平べったい大きな建物が、2007年10月にオープンしたBMWのショールーム《BMW Welt》。 実は、ここから見ていたときは、この平べったい建物が新BMW博物館だと思っていた(^^;) -
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屋上のBMWのエンブレムが目立ってますね〜。
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夫が早く博物館へ行きたくてうずうずしているようなので、そろそろそちらへ向かいます。
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案内板によると、BMW博物館は左とのこと。
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で、その左の建物というのがこれ。オリンピック塔から見えたあの平べったい建物です。斬新なデザインで、すごく立派〜。
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で、中に入ってみたら――なんか博物館というより、新車の展示場のような感じだけど・・・??
ここにきてようやく、この建物が新BMW博物館ではなく、「BMW Welt」(つまりBMWワールド)というショールームだとわかりました。 -
でもただのショールームではありません。その規模は桁違いにデッカイ! なんと、ショールーム内に試乗コースまであります。
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車に乗っている人は、これから試乗するお客さんでしょうか?
ここを見るのはあとにして、まずは博物館のほうへ。スタッフに尋ねたら、このショールームを出て向こうとのこと。 -
このお椀の建物と左側にくっついている平たい建物が博物館なのでした。
新博物館は移転してできたものではなく、このお椀型の旧博物館を改修・増床して再オープンしたんですね。それでも再オープンまでに4年かかったのだから、相当大規模な改修工事だったんだろうな。面積が5倍になってるそうだし。 -
振り返るとこんな感じ。
BMW Welt とオリンピック塔。 -
博物館の入り口。
★BMW博物館のサイト(英語):
http://www.bmw-museum.de/2/webmill.php?fx=g&id=630619
★BMW博物館の「Visitor information」のページ:
http://www.bmw-museum.de/2/webmill.php?fx=g&id=630322 -
入り口を入ってすぐのところにはクラシックカーが展示されていました。
←BMW303
BMWのシンボルであるキドニーグリル(左右対称の腎臓=Kidneyの形に似ていることからついた通称)はこのBMW303(1933年製)から始まったのだそう。それが70年以上たつ現在まで受け継がれているのだからすごい。 -
バイクの展示コーナー。
上階から下階まで壁に展示されているバイクを上からのぞけるようになっています。 -
ポリスのバイク!
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BMW 328 Coupe(1939年)。
大きなキドニーグリルと、革のベルトが巻かれたボンネットと、柔らかなフォルム。カッコイイ〜。 -
後姿のなんてかわいいこと♪
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1983年のシーズンにネルソン・ピケが駆り、ワールドチャンピオンを獲得したF1マシン「ブラバム BMW BT52」。BMWは直列4気筒ターボエンジンを供給しました(←夫のコメント)。
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エンジンの展示コーナー。
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これは1999年のル・マンで優勝したマシン「BMW V12 LMR」に搭載されたエンジン。
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Lola BMW(1967年)のエンジン。
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レーシング・ドライバー、エルヴェ・ポーレンのアイディアから生まれたBMWアート・カー。
1975年にル・マンに出場したこのマシンが初代アート・カー。アレキサンダー・カルダー(Alexander Calder)がデザインを担当。 -
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製造された年代別にディスプレイされている車。
展示の仕方もいろいろ工夫されてるなぁ。 -
BMW335。
戦争による材料不足で、1939〜1941年までわずか410台が造られたのみ。当時のBMWの4輪車としては最大の3.5Lのエンジン(6気筒)を搭載。。 -
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製造年代別にすだれのようにぶら下げられた、生産モデル名のプレート。
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BMW パワー・カップ(BMW Power Cup)に出場したバイク?
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左:BMW R17(1935年)
当時の最速モデルだったそうですが、第二次世界大戦前の不況と高価格のためか、3年間で生産されたのはわずか400数十台のみとのこと。
右:BMW R51 RS(1939年) -
BMWのモックアップ(木型)。
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エンジンがずらり。
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バイクもずらり。
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インフォメーション・コーナー。
台に映し出されている文字に触れると、詳しい説明が表示されます。 -
BMW 507(1956年)。
世界で最も美しいロードスターと呼ばれ、エルビス・プレスリーやアラン・ドロンにも愛された車だそう。
生産台数はわずか252台のみで、クラシックカーマニアには幻の車と言われているそうです。 -
BMW Z8(1999年)。
上の写真の「BMW 507」ををモチーフに2000年から2003年まで製造された車。ボディーはアルミ製。シリーズ名の「Z」は、ドイツ語の Zukunft(「未来」の意)から命名されたとのこと。
映画『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999年)でボンドカーとして登場していますが、撮影時には生産が間に合わず、精巧に作られた張りぼてが使われたのだそうです。 -
BMW Z8の車内の様子。
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BMW 328 Roadster(1936年)。
博物館の入り口近くに「BMW 328 クーペ」が展示されていましたが、こちらはオープンカー。 -
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BMW Isetta(1955年)。イタリアのイソ社とライセンス契約を結び、BMWが生産した車。
ドアがサイドではなくフロントにあって、前方から乗り込むという驚きのデザイン。 -
めちゃくちゃカワイイ〜〜♪
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レース体感ブース(?)。
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見学者が集まるとブースの扉がクローズ。スクリーンにレースの模様が映し出され、映像と音(と震動もあったような)でレースの雰囲気を体感できるようになっていました。
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BMW 3.5 CSL。
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BMW 2000 TI。
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BMW 327/28(1938年)。
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博物館内部の様子。見学コースはこのように最上階かららせん状に下っていくようになっています。
内部は26のテーマに分かれていて、展示台数はレーシングカーやコンセプトカーを含めて約120台。 -
BMW H2R 水素カー(試作車)(2004年)。
12気筒水素エンジンを搭載。走行テストで時速300.175kmをマーク。ガソリンと水素を燃料とするバイ・フューエルカーの開発を目指しているそう。
博物館の見学はこれにて終了〜。
パンフレットに見学所要時間は2時間半と記載されていましたが、実際にそのくらいの時間がかかりました。展示スペースが5000?というだけに内部はとても広く、展示台数も多くてボリュームたっぷり。とても見ごたえのある博物館でした。 -
次はBMW Welt(ショールーム)へ。
写真はショールームの入り口に展示されていたマシン。
(以下は夫のコメント)
2007年シリーズで活躍したドイツチームのWTCC(世界ツーリングカー選手権)マシン。カッコよすぎ。ベースとなっているBMW 320siはWTCCに参戦するために造られたモデルで、2600台の世界限定生産です。 -
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BMW Welt の内部の様子。新車がずらり。
お昼をだいぶ過ぎたので、おなかがぺこぺこ。それでショールームの見学はあとにして、この中にあるレストランでランチをすることにしました。 -
ランチをしたレストラン《DO & CO》。
店内はハイセンスなインテリア。ガラス張りの大きな窓に囲まれていて、とても開放感があります。料理はインターナショナル・クイジーン。
★BMW Welt 内のレストラン《DO & CO》:
住所:Am Olympiapark 1
URL :http://www.doco.com/english/index_restaurants_eng.htm -
わたしが注文したのは「野菜仕立てのグラーシュ、ほうれん草のニョッキ添え」。
じっくり炒められた玉ねぎの甘みがしみこんでいて、これはおいしい♪ お肉なしのグラーシュでこんなに深い味が出せるなんてびっくりです。 -
夫が注文した《サーモンのソテー、リゾット添え》。
味見させてもらいましたが、これもおいしかったです。とくにリゾット(ルッコラとチーズのリゾットだったような)は超美味♪ -
エネルギーがチャージされたところで、ショールーム内を見て回りました。
こちらはドライブシミュレーションのコーナー。 -
シリンダーをイメージした、動くオブジェ。
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エンジンの上に、シリンダーの動きを表わす模型がディスプレイされています。
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「BMW M5」や「BMW M6」に搭載されている?型10気筒エンジン。見ただけでパワーがありそうな感じがします。
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2007年9月のフランクフルトモーターショーで公開されたBMW「コンセプトX6アクティブハイブリッド」。
流れるようなラインと迫力のあるボディに圧倒されます。
2009年中に発売される見込みだそうです。
これにてすべての見学を終了。このあとはショップへ。
今振り返って後悔していることがひとつ。ショップにシュタイフ社のテディベアが売っていて、ベアくんはBMWのロゴのついたジャンプスーツを着ていました。左の耳にはもちろんシュタイフ社製の証のタグ&ボタン付き。しかも定番商品の黄色タグではなく、限定品を示す白タグ。ほしい〜!!と思って値段を見たら、約150ユーロ。すごくほしいけど、高い……。限定品だし当然なのでしょうけれど。で、迷いに迷ったあげく買うのを断念しました。でも、あそこでしか買えないものだったと思うと後悔が。。。
とにもかくにも、BMWワールドに浸った楽しい数時間でした。
〜 ミュンヘン旅行記 Ende 〜
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クリスマスマーケットを見にミュンヘンへ
この旅行記へのコメント (2)
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- クレージーイワンさん 2009/03/23 00:40:28
- ギャー!!!
- BMW博物館!!
ショコラさん いいな!いいな!
行きたい!行きたい!
確か去年の僕がドイツに行ったころは完成していなかったはず。
いつか行きます。
それまではショコラさんの旅行記で妄想することに、、、
- ショコラさん からの返信 2009/03/23 02:12:05
- RE: ギャー!!!
- クレージーイワンさん、こんにちは。
さっそくのコメント、ありがとうございます。
クレージーイワンさんはBMWのバイクに乗っていらっしゃるんですよね。博物館にはバイクもたくさん展示されていました。車やバイクに詳しくないわたしでも楽しめましたので、クレージーイワンさんならもっとだと思います。夫もハイテンションになっていて、写真を撮りまくっていました。ちなみに、この旅行記の博物館内の写真はレストランをのぞいてすべて夫が撮ったものです。わたしはこういうメカにはうといので、どこをどう撮ればいいのかわからない(^^;)
旅行記、できるだけ早く完成させますね〜。
ショコラ
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