![金沢市内の自由散策。<br />古都のしっとりした雰囲気を<br />満喫しました。<br />「金沢城公園」「兼六園」をめぐって、<br />次は、「ひがし茶屋街」へ。<br />ここは、遊女のいる郭ではなく、芸妓の<br />琴、三弦、舞い、茶の湯などの<br />遊芸を楽しむ格調の高い社交場でした。<br />現在は、観光客向けの喫茶店やおみやげ店が<br />軒を連ねています<br />今でもお茶屋として営業している店も<br />あるそうです。<br />前回は朝早く行ったこともあり、お店は<br />開いていないし、わずか100mほどの<br />表通りを歩いただけで、茶屋街の雰囲気が<br />味わえませんでした。<br />今度はじっくり見たいと思い、再訪しました。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/31/90/650x_10319029.jpg?updated_at=1237550767)
2009/03/15 - 2009/03/17
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にゃんこ姫さん
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金沢市内の自由散策。
古都のしっとりした雰囲気を
満喫しました。
「金沢城公園」「兼六園」をめぐって、
次は、「ひがし茶屋街」へ。
ここは、遊女のいる郭ではなく、芸妓の
琴、三弦、舞い、茶の湯などの
遊芸を楽しむ格調の高い社交場でした。
現在は、観光客向けの喫茶店やおみやげ店が
軒を連ねています
今でもお茶屋として営業している店も
あるそうです。
前回は朝早く行ったこともあり、お店は
開いていないし、わずか100mほどの
表通りを歩いただけで、茶屋街の雰囲気が
味わえませんでした。
今度はじっくり見たいと思い、再訪しました。
-
「兼六園下」から「ふらっとバス」に乗って
浅野川沿いの「梅ノ橋」下車。
全線100円均一で、乗客は地元の人
ばかり。
雨が降ってきたため、下車する時、バス内に備えてあった傘を借りていました。
市民の足として重宝がられている様子が
わかります。
いいなあ♪ -
「ふらっとバス」=「フラットバス」で、
人に優しいノン・ステップバスです。
小型車で、車体にはこんなイラストが。 -
浅野川に架けられた木の橋
「梅ノ橋」。
橋のたもとに「滝の白糸」の碑が。
泉鏡花の小説のヒロインです。
川沿いの道は「鏡花のみち」という
遊歩道です。
天気がよければ、いい散歩道ですが。 -
この橋を渡って、対岸へ。
まだ雨が降っています。 -
「梅ノ橋」から眺めた浅野川。
正面は「浅野川大橋」です。 -
「ひがし茶屋街」到着です。
観光客、それも若い女性たちの
姿が目立ちます。
舗道が雨に濡れているのも、かえって
風情があります。 -
「ひがし茶屋街」の案内板。
歴史の説明が書かれています。
「重要伝統的建造物保存地区」
だそうです。 -
お茶屋「志摩」。
180年以上前に建てられた、
国の重要文化財です。
内部を公開しているので、入ってみます。
見学料は、400円でしたか?
抹茶とお菓子付きで、@1100円
でした。 -
「志摩」の説明。
-
「志摩」の玄関を入ったところ。
-
この階段を上って2階へ。
お茶屋は、2階が客間になっています。 -
『前座敷』(控えの間)。
演舞の間で、ここで舞いや三弦
などの遊芸が披露されました。 -
「ひろま」(客間)。
-
同。
紅殻色の壁と春慶塗りの違い棚が
調和しており、天井も高くなっています。
当時、2階の天井が高い建物は、
お茶屋だけに特別に許可されていた
そうです。 -
風流な床の間。
-
「はなれ」。
ここだけが漆をかけていない
白木造りで、数寄屋風の落ち着いた
部屋です。
ここでは、姿を見せず笛の音だけを
楽しむような趣向も行われました。 -
2階から見下ろした坪庭。
典型的なお茶屋の庭です。
藁づとのようなものは、石灯籠が
包まれています。
雪対策でしょうね。 -
見学のあと、別室でお茶をいただきます。
お菓子は、季節感を大切にした意匠で、
私のは桜をかたどっています。
上品な味でした。 -
夫のは、菜の花です。
見た目も春らしくて、きれい。
食べるのが惜しいようです。 -
この部屋の壁も紅殻です。
-
窓も素敵。
この部屋から、さっきの坪庭が
見えるのですが、雨のため、庭に面した
戸を閉めていました。
残念! -
「お茶屋遊び」の説明。
-
もう一軒のお茶屋「懐華楼」。
この地区では、もっとも規模の大きな
建物のひとつで、市指定保存建造物です。
ここも内部を公開していて、「志摩」
とはまた少し違った風情のようです。
カフェも併設しているそうなので、
もし次に来る機会があったら、
入ってみたいものです。 -
そろそろお昼近くなったので、
混雑しないうちに、店に入ります。
「加賀友禅を展示してある」と
いうカフェ「久連波」へ。 -
金沢名物「治部煮」。
鶏肉と筍、野菜を炊き合わせた
煮物で、おいしい。
お値段も手頃。 -
併設のギャラリーで、加賀
友禅を見ます。 -
繊細で雅な色と柄です。
ここは、老舗の呉服屋さんの経営だそうで、
呉服を貸し出して、
「着物で茶屋街を歩く」というイベントを
やっているみたいでした。
実際に借りて歩いている女性もいましたが、
あいにくの雨で、着物が汚れるのでは、と、
人ごとながら心配になりました。 -
これは友禅ではありませんが、「加賀染め」
だそうです。
白と藍のコントラストが粋で、ちょっと
欲しいな、と思いました。
でも、我が家には、こんな和風のれんを
かける場所がないのですよね。 -
お茶屋を改装した紅茶専門店。
興味はありましたが、夫はコーヒー党
なので。
これも、次の時のお楽しみ。
そういえば、今でも営業している
お茶屋さんで、ふだんは
「一見さん、お断り」ですが、
日を限って「お茶屋体験」ができるという
イベントもあるそうです。
私たちの滞在中はなかったようです。
やっぱり、もう一度来なくては。
今、東京と金沢を新幹線で結ぶ計画が
あるそうですので、そうなったら、
もっと便利に来られますね。
ただ、反対もあるそうで、予定通り
5年後に開通するかどうかは微妙だとか。 -
友禅の生地を使った和風の
小物や紙製品など、かわいい雑貨が
いっぱい並んでいるお店。
主に女性たちで賑わっていました。
価格もかなり安くて、女性好みの
おみやげを探すのにはピッタリ
です。 -
これ、可愛いでしょ。
友禅のはぎれとちりめんで作られていて、
小銭入れになっています。
「しあわせ金魚」という表示につられて、
つい買ってしまいました。
う〜ん、商売上手ですね〜。(笑)
店の名は「鶴亀」。 -
市内を走るレトロなバス。
金沢観光用の「金沢周遊バス」です。
ここ出身の文豪の名をつけた
「犀星号」「秋声号」「鏡花号」の
3台が走っています。
これは「鏡花号」。
時間が合わなくて、乗る機会が
ありませんでしたが。 -
街の中にも、昔ながらの趣のある建物が
点在しています。 -
同。
「薬商」との看板が。 -
「土蔵造り」という建築の
「尾張町民文化会館」。 -
尾張町から、さらに少し行くと、
金沢市の台所「近江町市場」です。
7つの入り口があります。 -
新鮮な魚や野菜を売る店が
連なっていて、地元の人たちも
買い物に来ています。
鮮魚は持ち帰れないし、宅配に
するほどの量はいらないので、
日持ちのする佃煮や干物を少し
買いました。 -
まだ時間は早いのですが、
いったんホテルに戻りました。
ビジネスホテルですが、市内の
便利な場所にあって、温泉も
あるので、けっこう使い勝手は
いい。
今の時間なら温泉もすいているので、
ゆっくり浸かって、夕食まで休憩です。
(このホテルは、朝食のみです。) -
さて、夕食の時間です。
金沢に来たら、おいしい魚が
食べたいと、楽しみにしていました。
ホテルから近いところの居酒屋
さんを、4travel会員の方から
教えていただいたので、さっそく
行ってみることに・・・。 -
驚いたことに、開店後まもなくなのに、
もう常連さんらしいお客さんが
いっぱい!
30分もしないうちに、満席に
なってしまいました。
このあたりでは、評判のお店のようです。 -
刺身の桶盛り(2人分)。
おいし〜♪ -
紅ずわいがにの甲羅焼き。
カニの身を甲羅に詰めて、
卵をかけて焼いたもの。
おいし〜♪ -
白子の昆布焼き。
おいし〜♪ -
「利き酒セット」。
左から、能登の「竹葉(ちくは)」、
富山の「成政(なりまさ)」、山廃仕込み
の「天狗舞(てんぐまい)」。
おいし〜♪
どれも良いのですが、「竹葉」が
一番飲みやすかったかな。
隣のお客さんは、「天狗舞」を
指定していました。 -
「利き酒セット」の肴。
どれも、この地方の名物で、
左から、「ホタルイカの沖漬け」、「カニ味噌」、
「イカの塩辛、黒作り」。
おいし〜♪ -
締めは、ちりめんじゃこの入った
「ジャコ茶漬け」。
おいし〜♪ -
夫の締めは、「雑炊」。
これも、おいしそう〜。
本当に、
「どの料理もはずれがない。」
というお奨めのことば通りでした。
教えて下さったBさん、
ありがとうございました。
夫ともども、大満足でした! -
ーおまけー
金沢で買ったおみやげ。
「兼六園」だけの販売という
和菓子「兼六囃(けんろくばやし)」
です。 -
こんなお菓子です。
上にクルミが乗っていて、中には
あんこが入っています。
ほどよい甘さの、上品な味でした。 -
これも「兼六園」で買った
「さくらの舞」。
これはお菓子ではなく、お茶です。
きれいなピンク色で、たぶん
「桜湯」なのでしょう。
金沢の滞在もこれで終わり、明日は
「白川郷」へと向かいます。
やはり、好きですね〜、金沢!
ー「白川郷編」につづくー
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