2009/02/28 - 2009/03/01
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ワイン好きさん
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毎年恒例となった、酒蔵見学に今年も出かけた。訪問先は毎年、新潟県、南魚沼市の緑川酒造だ。
朝9時、主催者の酒店のある岐阜県多治見駅のロータリーを出発、8時間かけて新潟までおよそ500キロのバスの旅。駅前を出発して中央道の多治見ICまでは15分ほどだが、その間に早くもビールで乾杯。8時間の酒飲みマラソンがスタートする。
酒店主催のツアーなので、酒は種類も量も豊富。次のICを通過するころには、最初の一升瓶の栓が開けられ、後部のサロン席は一気にテンションが上がる。みんなで一人1品つまみを持ち寄り、それぞれ薀蓄を語りながら、おつまみがテーブルの所狭しと並び、ちょっとした居酒屋の雰囲気だ。ツアーの貸し切りバスなので、高速道路を走っている間は、どこでもトイレ休憩が取れる。そんな気楽さもあって、どんどんメートルが上がり、PA、SAごとに立ち寄っていく。
昼過ぎにいったん高速を出てドライブインに昼食に寄る。ここではビールで休憩??。40分ほどでバスに戻ると宴の再開だ。お腹もいっぱいになって、一眠りかと思うが、酒盛りは絶好調。ここまで3時間飲み続けながら、銘柄がどんどん変わるのを幸いに、試飲、試飲と次から次へと杯を酌み交わしていく。すごいペース。
まさに居酒屋状態で、大騒ぎ。いつの間にか日本一の豪雪地帯といわれる長野県と新潟県の県境近くにきて、いつもなら雪景色に変わるが、今年は、雪がない。まったくないというわけではないが、豪雪地帯に、1メートルも雪がなく、スキー場にも地肌がのぞいている。バスの中は熱気と日差しで汗ばむほどだから、いかに暖かいかを実感する。雪不足は、水不足につながることが多いので、今年の夏は旱魃が心配だ。
そんなことは関係なく宴会はどんどん進んでいく。このメンバーはいくら飲んでも誰もへべれけにならないが、さすがに飲みつかれてきたようでようやくペースが落ちてきたところで、緑川酒造に到着する。
初日は飲んでいることもあるので、あいさつだけ。社長と営業部長に迎えられ、酒の話を聞いて、旅館に向かう。
今年は、暖かいのでお酒の温度管理には注意が必要ということなどを聞きながら、今晩の宴会用のお酒についての紹介と出来栄えのレクチャーを聞いた。
16時半に旅館到着。温泉が豊富なところなので、早速温泉に。手には4合ビンとコップがいつの間にか握られて、お風呂で酒盛り再開。そのままの勢いで宴会に突入した。あとは大騒ぎ。新酒を語りながらひたすらお酒を楽しむ。
お開きはなんと22時半。9時に出発して13時間半。ほとんど飲みっぱなしの食べっぱなし。このあとさらにラーメンを食べに行った人が結構いたのには驚いた。
翌日は、朝7時起床。目覚ましに温泉につかり、そのまま朝食に。南魚沼のコシヒカリは、酔い覚ましには最高。おいしいご飯をいただき、いざ、蔵見学に。蔵は仕込みの真っ最中。できつつあるどぶろくから、まさにしぼりたての大吟醸までいろいろ味わい、最後は利き酒。もうこの時点では、お酒の良し悪しを判断することはできないが、いろいろ並んでいるだけで楽しくなる。
2時間ほど蔵にお邪魔して、そのあとはこの地方の名物「へぎそば」を味わいに出発。(写真1)へぎというのは、麹用の箱のことで、この地方の特産の箱を活用して、そばに使っているようだ。「そば」はフノリをつなぎを使ったつるっとした麺で、わんこそばのように小さくまとめたそばがきれいに並んでいる。ここでも、日本酒を飲みながらそばが出てくるまでの間に漬物を食べ、どんどん空ける。結局30人で50本ほどが空になったころ、そばが出てくる。ほんとうにうまい。
地元では有名な店で、11時に店に着いて、出たのが13時40分。人気店ならではの大混雑だったが、店を出るときには行列がさらに長くなっていた。
さすがに皆さんここでノックダウン。午後9時に多治見に戻るまでは健やかに眠っていた。
2日間の酒三昧。体にはよくないだろうと思いながら毎年参加し、来年は10回記念だという。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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