2009/01/19 - 2009/02/05
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ちびのぱぱさん
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紛らわしい題をつけて申し訳ありません。
伝統舞踊の鍛え抜かれた踊りの業に、思わず私の踊りの虫が騒いでしまいました。
詳しくは沖縄旅行記で語っていますが、40代半ばを過ぎて「踊り好き」を自覚しました。
まあ、私が踊り好きかどうかなんてどうでも良い話で、予想以上に楽しかったアプサラ鑑賞のことを少々。
-
朝の8時にはシェムリアップの空港に着いたというのに、
遺跡を見に行くでもなく、シェムリアップの町をぶらぶらしました。
町ではトゥクトゥクが、
「一日5ドルでどう?」
なんてしきりに声をかけてきます。
「結構大変なんだね、トゥクトゥクも。」
「この世界同時不況のあおりで観光客が減ったのかもね。」
なんて、人の心配をしている場合じゃないんですが。
ホテルのフロントでは、
「遅くとも11時までにはお部屋を準備しておきます。」
とのことでしたが、シェムリアップの町歩きは思いのほか楽しくて、
オールドマーケット近くで昼食を取って、ついでにフットマッサージを受けて帰ってきたら、午後1時を回っていました。
〔写真:お昼を食べたレストラン。〕 -
〔写真:まずはアンコールビール。0,50ドル〕
カンボジアの料理は日本人の口に合う、と妻は何かで読んだそうで、
ポークソテーの付け合せの酢の物はまさに日本で食べる味。
ホテルでは、まだ幼さの残るボーイさんが部屋まで案内をしてくれました。 -
ボーイさんはしきりに午後の予定を聞いてきます。
私らは、昨日の移動の厳しさが今頃になって眠気を誘うので
「疲れたから、とりあえず寝るよ。」
というと、
「では、その後はどうしますか。」
なかなか、引き下がりません。
「そうだね‥‥。あっ、この辺でアプサラの観れるところはないかな。」
彼の目が輝いて、
「このホテルの向かいには、有名なアプサラの鑑賞できるレストランがあります。」
「あ、そうなの。」
「予約を入れておかないと良い席で見れません。私が予約を入れましょうか?」
「そうねえ。後でお願いするヮ。」
ほとんど寝ぼけ声の私に、ちょっと残念そうに
「じゃあ、遅くとも3時までには予約を入れたほうが良いですから。私はフロントにいるので申し付けてください。」。
-
お昼寝をして目を覚ましたのがすでに3時半。
町の売店(ホテルのフロントにもある)でもらった町の地図で、
向かいのレストランはクーレン?というレストランであることを確認。
ホテルのプールのあたりをぶらついてからフロントに行くと、
すでに交代してしまったのか、先ほどのボーイよりさらに若いボーイ君だけがロビーにいました。 -
クーレン?は、先ほど気づかずにいましたが、ホントにホテルの目の前にあります。
ボーイ君と一緒に行くと、係りの人が来て自分で気に入った席を予約できます。
写真の舞台に向かって右手の列の中ほどに席を決め、後は待つばかり。 -
6時半に行くと、すでにすっかりバイキングの支度が整っています。
-
白人の団体客に加えて、日本人の団体さんも入っています。
味は、日本人の口にも合う食べやすいもので、種類も豊富で、
アプサラ鑑賞つき12ドルはお値打ちと思いました。
大阪弁のおばちゃんに、ヤキソバコーナーで
「やっぱり、ヤキソバは小麦の麺が良いですよね。」
と話しかけたら、
「そうかい、わっちゃはるさめがええよ。」
とそっけなくかわされました。
ああ、団体さんて冷たい。 -
ちょうどおなかも満たされてきた頃に、いよいよアプサラダンスが始まります。
アプサラとは天女のことと聞いていますが、
ステージでは、天女はもちろん、農村の恋物語をミュージカルっぽく(せりふ、歌はなし)仕立てたものなど、退屈しません。 -
他の観客の邪魔にならないように、そっと舞台の袖に近づいて、
間近でその踊りを見ると、指先にはとても力が入っていて、
その先端部に至るまで神経が張り詰めているのが伝わってきます。
しかし、その表情はあくまでも天女のごとく優雅。 -
うーん、私にもできるか、と思わずうなってしまいました。
ホテルの部屋に帰ってから、その指の動きを再現していたら、
「弟子入りしてきたら?」
と、妻が冷たい感じで言い放ったのでした。 -
一人一人の踊りの技量には、当然のことながら差があり、
やはりソロを務めるこの方の踊りは抜きん出ていました。 -
アプサラダンスがすっかり気に入って、
プノンペンのセントラルマーケットで見つけたDVDを買ってしまいました。
一枚2ドル、他のとあわせて2枚で、さあいくら?
「5ドル‥‥でも私はOKよ。」
私がきょとんとしていると、売り子のその若い女性は声を上げて笑いました。
ほかのところでも、これをやられましたから、今カンボジアで流行っているジョークなのかも。
ちなみに、後輩に客を奪われた形になった件(くだん)のボーイ君は翌朝フロントで会うと
「昨日はアプサラは行かれたんですか?」
「うん、楽しかったよ。」
「僕と同じ服の子が手配したんですね。」
「そうそう、同じ服。」
きっと彼は、後輩から手数料の分け前を巻き上げたことでしょう。
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