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 私の住む札幌の新聞にも、<br /><br /> 「アンコールワット 感動の4日間 15万円!」<br /><br /> なんていう広告が載るようになりました。<br /><br /> ちょっと焦りにも似た気持ちに動かされ、昨年の秋に今度こそはと勇んで計画を立てだしたのです。<br /><br /> しかし、昨年1月ごろはあったバンコクからシェムリアップまでの格安航空会社のエアアジア便はなくなっていました。<br /><br /> やむなくマレーシアのクアラルンプールからのエアアジア便に予約を入れることにしました。

鼻をほじった手でパスポートに触らないで!

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2009/01/19 - 2009/02/04

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2

18

ちびのぱぱ

ちびのぱぱさん

 私の住む札幌の新聞にも、

 「アンコールワット 感動の4日間 15万円!」

 なんていう広告が載るようになりました。

 ちょっと焦りにも似た気持ちに動かされ、昨年の秋に今度こそはと勇んで計画を立てだしたのです。

 しかし、昨年1月ごろはあったバンコクからシェムリアップまでの格安航空会社のエアアジア便はなくなっていました。

 やむなくマレーシアのクアラルンプールからのエアアジア便に予約を入れることにしました。

航空会社
ユナイテッド航空
  •  エアアジアという格安航空会社はご存知の方も多いと思いますが、すごく安いです。<br /><br /> ただし、いろいろ制約もあります。<br /><br /> クアラルンプールの空港は、LCCTと呼ばれる格安航空会社用の専用のターミナルがあって、<br /><br /> 本来のKLIAから1.5リンギの送迎バスで15分ほど離れています。<br /><br /> 写真は、国際線の出発ターミナル。<br /><br /> 完全な平屋建て構造で、ボーディングブリッジはありません。

     エアアジアという格安航空会社はご存知の方も多いと思いますが、すごく安いです。

     ただし、いろいろ制約もあります。

     クアラルンプールの空港は、LCCTと呼ばれる格安航空会社用の専用のターミナルがあって、

     本来のKLIAから1.5リンギの送迎バスで15分ほど離れています。

     写真は、国際線の出発ターミナル。

     完全な平屋建て構造で、ボーディングブリッジはありません。

  •  昨年末に、改装工事中で迷惑をかけますと、エアアジアのホームページにあったので、グレードアップした模様。<br /><br /> 昨年利用したときは国内線ターミナルのみだったので、どこが変わったか分かりませーん。

     昨年末に、改装工事中で迷惑をかけますと、エアアジアのホームページにあったので、グレードアップした模様。

     昨年利用したときは国内線ターミナルのみだったので、どこが変わったか分かりませーん。

  •  ファストフードレストランや、写真のようなお店も入っています。

     ファストフードレストランや、写真のようなお店も入っています。

  •  翌朝、コンコルドインという空港ホテルで危うく寝過ごしそうになりながら、何とか出発の1時間前にLCCTにホテルの送迎車(一人15リンギ)が到着しました。<br /><br /> 朝6時のLCCTのターミナルは、崩壊前のユーゴスラビアのベオグラードの駅のように人でごった返しておりました。<br /><br /> 妻と転げるように、人を掻き分けチェックインカウンターに進みます。<br /><br /> ようやく順番が来ると、<br /><br /> 「エアアジアはあっちです。」<br /><br /> と、カウンターの若くきれいな女性にあっさりとあしらわれます。<br /><br /> 「えっ?」<br /><br /> 上を見ると、別の航空会社のロゴが見えました。<br /><br /> 何という初歩的なミス。<br /><br /> LCCTに入っているのはエアアジアだけと勝手に勘違いしていました。<br /><br /> あせって時計を見ると締め切り10分前になっています。<br /><br /> ご存知の方なら分かると思いますが(あまりいないか)、エアアジアは出発45分前にはチェックインを締め切ってしまいます。<br /><br /> ころび、まろびつエアアジアの列に並ぶと比較的滑らかに進んでゆきます。<br /><br /> 締め切り3分前に私の番が来ました。<br /><br /> 余裕でプリントアウトした確認書を差し出すと、こともあろうか再度、<br /><br /> 「あちらのカウンターになります。」<br /><br /> と、つれなく受け付け嬢はあしらうのです。<br /><br /> 「そんな〜、」<br /><br /> と、その列を見るとガラガラ。<br /><br /> 飛びつくようにカウンターに向かうと、あっさりチェックイン。<br /><br /> おー、心臓に悪い。<br /><br /> 寝過ごしたのは、前の晩に写真のレストラン(ホテルの)で高いビールを飲んだせいかも。

     翌朝、コンコルドインという空港ホテルで危うく寝過ごしそうになりながら、何とか出発の1時間前にLCCTにホテルの送迎車(一人15リンギ)が到着しました。

     朝6時のLCCTのターミナルは、崩壊前のユーゴスラビアのベオグラードの駅のように人でごった返しておりました。

     妻と転げるように、人を掻き分けチェックインカウンターに進みます。

     ようやく順番が来ると、

     「エアアジアはあっちです。」

     と、カウンターの若くきれいな女性にあっさりとあしらわれます。

     「えっ?」

     上を見ると、別の航空会社のロゴが見えました。

     何という初歩的なミス。

     LCCTに入っているのはエアアジアだけと勝手に勘違いしていました。

     あせって時計を見ると締め切り10分前になっています。

     ご存知の方なら分かると思いますが(あまりいないか)、エアアジアは出発45分前にはチェックインを締め切ってしまいます。

     ころび、まろびつエアアジアの列に並ぶと比較的滑らかに進んでゆきます。

     締め切り3分前に私の番が来ました。

     余裕でプリントアウトした確認書を差し出すと、こともあろうか再度、

     「あちらのカウンターになります。」

     と、つれなく受け付け嬢はあしらうのです。

     「そんな〜、」

     と、その列を見るとガラガラ。

     飛びつくようにカウンターに向かうと、あっさりチェックイン。

     おー、心臓に悪い。

     寝過ごしたのは、前の晩に写真のレストラン(ホテルの)で高いビールを飲んだせいかも。

  •  飛行機は定刻どおりに空港を飛び立ち、1時間半ほどして高度を下げだしました。<br /><br /> 翼の下に見えてきたのは、どこまでも続く密林や、水の豊な川やそこに浮かぶボートハウス。<br /><br /> さらに、青々とした水田も見えてきました。<br /><br /> カンボジアが、本来肥沃で豊な国なんだということがよく分かります。<br /><br /> そして飛行機は静かに滑走路に降り立ちました。

     飛行機は定刻どおりに空港を飛び立ち、1時間半ほどして高度を下げだしました。

     翼の下に見えてきたのは、どこまでも続く密林や、水の豊な川やそこに浮かぶボートハウス。

     さらに、青々とした水田も見えてきました。

     カンボジアが、本来肥沃で豊な国なんだということがよく分かります。

     そして飛行機は静かに滑走路に降り立ちました。

  •  行ったことのある方はご存知でしょうが、カンボジアに入国するにはビザが必要です。<br /><br /> 20ドルとともに写真も一枚必要なのです。<br /><br /> 出発前の日にデジカメで撮った写真を、お金と必要事項を記入した用紙とともに空港の入管のデスクの人に恭しく渡すと、<br /><br /> そっちのベンチで待ってなさいといわれます。<br /><br /> 入管デスクのカウンターにはなにやらたくさん(10人くらい)のおじさんたちが、最高裁の大法廷の裁判官のようにずらりと並んで、ビザの発給作業をしています。<br /><br /> 「あっ、あのおじさん鼻ほじってる!鼻ほじった手で私のパスポートに触んないでよねー。」<br /><br /> と、妻がマジで怒っています。<br /><br /> なるほど、私は緊張していたので気づきませんでしたが、<br /><br /> よく見ると実にてきとーに作業を進めていて、ろくに書類なんか見ていないんですね。<br /><br /> まあ、この国にとってはこの入国税と出国税(空港のみ、25ドル)、及びに遺跡の入場料20ドルは貴重な外貨獲得手段でしょう。<br /><br /> それさえもらえば、後は野となれ山となれ‥‥。

     行ったことのある方はご存知でしょうが、カンボジアに入国するにはビザが必要です。

     20ドルとともに写真も一枚必要なのです。

     出発前の日にデジカメで撮った写真を、お金と必要事項を記入した用紙とともに空港の入管のデスクの人に恭しく渡すと、

     そっちのベンチで待ってなさいといわれます。

     入管デスクのカウンターにはなにやらたくさん(10人くらい)のおじさんたちが、最高裁の大法廷の裁判官のようにずらりと並んで、ビザの発給作業をしています。

     「あっ、あのおじさん鼻ほじってる!鼻ほじった手で私のパスポートに触んないでよねー。」

     と、妻がマジで怒っています。

     なるほど、私は緊張していたので気づきませんでしたが、

     よく見ると実にてきとーに作業を進めていて、ろくに書類なんか見ていないんですね。

     まあ、この国にとってはこの入国税と出国税(空港のみ、25ドル)、及びに遺跡の入場料20ドルは貴重な外貨獲得手段でしょう。

     それさえもらえば、後は野となれ山となれ‥‥。

  •  予約しておいたアンコールスターホテルには、朝9時に着いてしまいました。<br /><br /> 「チェックインできませんよね。」<br /><br /> と猫なで声でフロントの男性に尋ねると、<br /><br /> 「いえ。ちょっとお待ちください。」<br /><br /> しばらく端末とにらめっこをし、<br /><br /> 「申し訳ございません。お支度まであと2時間ほど頂きます。」<br /><br /> 「ですよね。」<br /><br /> フロントのソファーで冷たいウエルカムティーを妻と飲みながら、<br /><br /> 「ちょっと町歩きでもしますか。」<br /><br /> ということになりました。<br /><br /> 初日からアンコールワット見学というのも考えたのですが、相方の体力を考えてあえて一日空けておいたのです。<br /><br /> 町を歩くと、まず目に入ったのはワニの剥製。<br /><br /> せっかくのワニ君のパフォーマンスにも、鰐皮製品には関心ないのでパス。

     予約しておいたアンコールスターホテルには、朝9時に着いてしまいました。

     「チェックインできませんよね。」

     と猫なで声でフロントの男性に尋ねると、

     「いえ。ちょっとお待ちください。」

     しばらく端末とにらめっこをし、

     「申し訳ございません。お支度まであと2時間ほど頂きます。」

     「ですよね。」

     フロントのソファーで冷たいウエルカムティーを妻と飲みながら、

     「ちょっと町歩きでもしますか。」

     ということになりました。

     初日からアンコールワット見学というのも考えたのですが、相方の体力を考えてあえて一日空けておいたのです。

     町を歩くと、まず目に入ったのはワニの剥製。

     せっかくのワニ君のパフォーマンスにも、鰐皮製品には関心ないのでパス。

  •  ずらりと並んだ屋台街。

     ずらりと並んだ屋台街。

  •  フルーツやさんも。<br /><br /> 釈迦頭という釈迦の頭のような果物は、今回ここで初めて食べました。<br /><br /> まったりしていて、実においしかったです。

     フルーツやさんも。

     釈迦頭という釈迦の頭のような果物は、今回ここで初めて食べました。

     まったりしていて、実においしかったです。

  •  店先にありましたが、こちらは売り物ではありません。

     店先にありましたが、こちらは売り物ではありません。

  •  これも、売り物ではない?

     これも、売り物ではない?

  •  町を行くトゥクトゥク。

     町を行くトゥクトゥク。

  •  こちらは一休み。

     こちらは一休み。

  •  焼きバナナの屋台。<br /><br /> とても良い香りを放っています。<br /><br /> 三つで1ドルという。<br /><br /> 値切りましょう。

     焼きバナナの屋台。

     とても良い香りを放っています。

     三つで1ドルという。

     値切りましょう。

  •  オールドマーケット。<br /><br /> 

     オールドマーケット。

     

  •  肉、野菜、魚。<br /><br /> 何でもそろっています。

     肉、野菜、魚。

     何でもそろっています。

  •  おしゃれでおいしい料理が手ごろな料金で食べられる、オールドマーケット周辺の通り。<br /><br /> 

     おしゃれでおいしい料理が手ごろな料金で食べられる、オールドマーケット周辺の通り。

     

  •  歩き疲れたので、足マッサージ。<br /><br /> 1時間3ドル。<br /><br /> 至福のひと時。<br /><br /><br /> カンボジアというと、クメールルージュ、ポルポト、タ モク、そして少年兵。<br /><br /> そんなイメージが形作られている世代なのですが、<br /><br /> そういう深くしみこんだ負のイメージが、<br /><br /> 足に塗られたメンタムの香りと、<br /><br /> 熟練したマッサージ嬢が筋肉をほぐすにつれて、<br /><br /> 私の心からも溶け出してゆくかのようでした。

     歩き疲れたので、足マッサージ。

     1時間3ドル。

     至福のひと時。


     カンボジアというと、クメールルージュ、ポルポト、タ モク、そして少年兵。

     そんなイメージが形作られている世代なのですが、

     そういう深くしみこんだ負のイメージが、

     足に塗られたメンタムの香りと、

     熟練したマッサージ嬢が筋肉をほぐすにつれて、

     私の心からも溶け出してゆくかのようでした。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • くまのみホヌ子さん 2010/07/22 21:43:41
    タイトルに惹かれて
    ちびのばばさん、こんにちは!

    どの旅行記もタイトルにまずぐっときますね。
    どれを読もうかと迷っているうちに、鼻をほじった手でにたどりつきました。
    ほんとうに、おもしろいです。
    こんな旅行記をかけるようになりたいものです。

    ワニの剥製って、あれ何なんでしょう・・・
    自己主張しすぎですね。

    マッサージを受けながら、マイナスのイメージが消えていく様をイメージしてみました。
    いいことですね。
    旅は良いエネルギーを充電できる素晴らしい経験です。

       のみホ


    ちびのぱぱ

    ちびのぱぱさん からの返信 2010/07/22 23:26:35
    RE: タイトルに惹かれて
    お目が高い。
    実にお目が高いです!
    色ものは特におすすめです。
    タイトル倒れもありますので、どうぞお気をつけください。

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