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去年、2007年9月にオープンしたばかりの真新しい国立博物館がここシェリムアップにある。今日はアンコール最後の日。市街地からも歩いて行ける至近距離にあるが、昨日のドライバーのお願いし、こことキリング・フィールドに行ってもらう。あ、キリング・フィールドと言ってもこの町では通じない。今は遺骨を安置する仏教寺院になっていて、そこの寺の名前を言わないと、このドライバーには通じないのだ。<br /><br />寺の正面の慰霊堂にはガラスケース越しに遺骨、骸骨、しゃれ頭がうず高く積み上げられていて、ポルポト時代の悲惨さが蘇る。しかし何故かこの寺では、カンボジア語、英語に続いて韓国語の案内はあるものの、日本語の説明書きはどこにも無く、この町のメインストレートが既に日本語から韓国語へ主役交代している様を改めて思い知る。日本人の一人としては心淋しいものであるが、それが時代の流れなのかも知れない。<br /><br />余りの忌まわしさに、この寺はそこそこにして国立博物館に向う。ガイドブックを見ると、以前この場所は「シハヌーク博物館」となっているが、それを建て替えて、立派な博物館、バンコク国立博物館に匹敵するか、それ以上に壮麗な建物と内容物である。<br /><br />入館料12ドル(1200円)は日本の博物館よりも高い感じで、タイのと比べるとベラボーな料金であるが、これは外人向けであるから、外国人からいっぱい徴収することは彼らに取っては当然のことなのだろう。<br /><br />流石にこの博物館は近代的で、上記の3ヶ国語に加え、仏、独、ラテン、中国、タイ語、及び日本語案内もしっかりついている。日本語があるのは矢張り嬉しく、誇らしくもあった。<br /><br />さて清潔で機能的な館内は7つのセクションに別れていて、古代からアンコール時代、近世に至るまでのカンボジア各所で発掘、発見された遺物、芸術品を系統立てて展示してあり、各ルームには日本語の説明ボイスも備わっている。入館者が少ないせいか、各コーナーの案内人が親切に解説してくれる。カンボジアの歴史、文化を短時間で理解するには最も効果的であった。<br /><br />しかし、これだけの施設、現在のカンボジア人単独で設計、建設、収集、展示、運営できるとは到底信じられず、どこかフランスか日本辺りの先進国の資金的援助、人的協力があるのだろう。<br /><br />館を出るとまだ昼前の暑い日ざしが天空にある。もうシェリムアップは駆け足で見終わった。今日はこれからコンポントムへ行こう。バス亭で次のバスを待つ間、カンボジアの田舎の都市がどんなものか、興味が湧いてきた。<br />

「写真の無いブログ」悲しみのカンボジア(13)シェリムアップ国立博物館。

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2008/12/23 - 2009/01/07

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ちゃお

ちゃおさん

去年、2007年9月にオープンしたばかりの真新しい国立博物館がここシェリムアップにある。今日はアンコール最後の日。市街地からも歩いて行ける至近距離にあるが、昨日のドライバーのお願いし、こことキリング・フィールドに行ってもらう。あ、キリング・フィールドと言ってもこの町では通じない。今は遺骨を安置する仏教寺院になっていて、そこの寺の名前を言わないと、このドライバーには通じないのだ。

寺の正面の慰霊堂にはガラスケース越しに遺骨、骸骨、しゃれ頭がうず高く積み上げられていて、ポルポト時代の悲惨さが蘇る。しかし何故かこの寺では、カンボジア語、英語に続いて韓国語の案内はあるものの、日本語の説明書きはどこにも無く、この町のメインストレートが既に日本語から韓国語へ主役交代している様を改めて思い知る。日本人の一人としては心淋しいものであるが、それが時代の流れなのかも知れない。

余りの忌まわしさに、この寺はそこそこにして国立博物館に向う。ガイドブックを見ると、以前この場所は「シハヌーク博物館」となっているが、それを建て替えて、立派な博物館、バンコク国立博物館に匹敵するか、それ以上に壮麗な建物と内容物である。

入館料12ドル(1200円)は日本の博物館よりも高い感じで、タイのと比べるとベラボーな料金であるが、これは外人向けであるから、外国人からいっぱい徴収することは彼らに取っては当然のことなのだろう。

流石にこの博物館は近代的で、上記の3ヶ国語に加え、仏、独、ラテン、中国、タイ語、及び日本語案内もしっかりついている。日本語があるのは矢張り嬉しく、誇らしくもあった。

さて清潔で機能的な館内は7つのセクションに別れていて、古代からアンコール時代、近世に至るまでのカンボジア各所で発掘、発見された遺物、芸術品を系統立てて展示してあり、各ルームには日本語の説明ボイスも備わっている。入館者が少ないせいか、各コーナーの案内人が親切に解説してくれる。カンボジアの歴史、文化を短時間で理解するには最も効果的であった。

しかし、これだけの施設、現在のカンボジア人単独で設計、建設、収集、展示、運営できるとは到底信じられず、どこかフランスか日本辺りの先進国の資金的援助、人的協力があるのだろう。

館を出るとまだ昼前の暑い日ざしが天空にある。もうシェリムアップは駆け足で見終わった。今日はこれからコンポントムへ行こう。バス亭で次のバスを待つ間、カンボジアの田舎の都市がどんなものか、興味が湧いてきた。

  • 以前のシハヌーク博物館。1年前に建て替えられ、現在はシェリムアップ(アンコール)国立博物館となっている。

    以前のシハヌーク博物館。1年前に建て替えられ、現在はシェリムアップ(アンコール)国立博物館となっている。

  • 前庭も内庭、パテオも綺麗な作りである。一件リゾートホテル風でもある。<br />この博物館の隣りには、現実にラッフルズホテルもある。

    前庭も内庭、パテオも綺麗な作りである。一件リゾートホテル風でもある。
    この博物館の隣りには、現実にラッフルズホテルもある。

  • 内部は大きな空間を取ってあり、スロープになっていて、車椅子でも来館できる。

    内部は大きな空間を取ってあり、スロープになっていて、車椅子でも来館できる。

  • 2階建ての建物内は7つの区分に分けられていて、各時代区分の遺物、骨董、芸術品が展示されている。

    2階建ての建物内は7つの区分に分けられていて、各時代区分の遺物、骨董、芸術品が展示されている。

  • 館内のオープンスペースにはレプリカが展示されていて、入館者は触れることも出来る。

    館内のオープンスペースにはレプリカが展示されていて、入館者は触れることも出来る。

  • 出口付近には、土産物店のショップもあり、民芸品なども買うことが出来る。

    出口付近には、土産物店のショップもあり、民芸品なども買うことが出来る。

  • カンボジア中興の祖、ジャヤーバルマン2世像。この像はカンボジア各地でお目にかかることが出来る。

    カンボジア中興の祖、ジャヤーバルマン2世像。この像はカンボジア各地でお目にかかることが出来る。

  • 国立博物館の入館券。12ドルは少し割高。

    国立博物館の入館券。12ドルは少し割高。

  • アンコール遺跡各所への1日券。1日、20ドルはバカ高。

    アンコール遺跡各所への1日券。1日、20ドルはバカ高。

  • 顔写真付で、こんな感じになっている。

    顔写真付で、こんな感じになっている。

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