北京3日間　2日目「故宮と万里長城」　

2000/02/11 - 2000/02/13

朝食はホテル１階のレストランでビュフェ。日系のホテルとあって和食の料理もあったけど、せっかく中国に来たので粥と点心でした。蒸篭に盛られた数々の点心。朝食とは思えなかったよ。食後のコーヒー飲んでたら・・・
何だ？レストランの外はホテルの中国式庭園になっていて太極拳とかやってましたよ。朝食を終えてＪＴＢラウンジへ。２日目の日程はオプショナルツアーで申し込んであった北京市内郊外観光1日ツアーで２箇所の世界遺産に行くんです。

【ツアー】
LOOKJTB「自作自演の旅　北京3日間　AMコース」
【現地代理店】
中国青年旅行社総社
【日程】
北京市内郊外観光
09:20　天安門広場
09:40　故宮博物院
12:00　八達嶺へ
13:00　昼食：金殿友誼商城
14:30　八達嶺万里長城
16:00　北京市内へ　
17:00　茶：全国農業展覧館
19:00　夕食：倣膳飯荘（宮廷料理）
長富宮飯店泊

エリア 北京(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: JTB

しばらくして、中国青年旅行社のツアーバスがホテルに到着したのでホテルの外へ。各ホテルから乗り合わせた他の日本人客とたちと一緒にバスに乗りホテル出発！気付くと乗せたバスはすでに大路建国門北大街を走ってたよ。外はホント寒そう！

大型バスだけど自分も含めてこのツアー参加者は結局１１人でしたよ知らない人同士ながら海外ともなると、同じ日本語を話せる安心感からか話が弾むものです。運転手の他には現地旅行会社「中国青年旅行社」の宋さんっていうおじさんの日本語ガイド。車窓には北京駅。

バスは北京の街をひたすら走る。大きい幹線は信号が無い分、迂回している様です。
賑やかな市街地に入ると通勤の自転車が縦横無尽に走ってる。車内では宋さんが北京案内をしていた。乗っていたバスは前門大街を走り、そして狭い路地を進むと停まり窓からは大きな建物が見えるだけだった。赤い車は北京のタクシーです。

ツアーバスは旧正月で賑わう北京の街を抜けて、最初の観光先である天安門広場に到着らしい。バスを降りると建物は人民大会堂だった。正面に廻ると庇に赤地に黄色の五星が見えた。建物に気をとられてたが既にココが天安門広場でした。。日本の国会議事堂と違い、間近で見られて迫力満点です。

人民大会堂 現代・近代建築

遠くに見える天安門まで広場を進みます。凍った広場を歩くと、カツカツ響く靴の音。テレビで見た事はあるけど実際に行くと、その広さに圧倒されました。

天安門広場 広場・公園

広場中央にたたずむ記念碑。遠くからでは分かりにくいが、至近の人々と比較すると記念碑の大きさが計り知れます。

人民英雄紀念碑 モニュメント・記念碑

広場の周囲には重要な建築群が連なります。

中国国家博物館 博物館・美術館・ギャラリー

一向に近づかない天安門。広場の広大さを改めて感じます。

だいぶ歩いてきたのか、広場奥にある毛沢東記念堂がだいぶ遠くに見えます。

毛主席記念堂 建造物

やっと見えてきた天安門。しかし想像以上に広場は広い。でも、それ以上に寒かった・・・。

感動と寒さの中歩き続け広場北側の長安街という大きな通りの地下道を抜けると故宮入口の天安門でした。広場も広いが道幅も広いです。

天安門 建造物

天安門をくぐると見えてくる午門。

故宮博物院で一番見たかった午門。映画「ラストエンペラー」では、門上から溥儀が臣下を見ていたんですよね。

午門 史跡・遺跡

見上げるくらいに高い門。上からの眺めはどんな感じだろうか？

午門の内側は外朝と呼ばれ太和殿や保和殿等の建物が一直線に並んでいるんです。太和殿は皇帝即位が行われた重要な場所です。

太和殿 寺院・教会

保和殿は科挙試験が行われた場所です。皇帝が君臨し宴が催されたところでもあります。

保和殿 寺院・教会

皇帝のみが通れる石段。彫刻が素晴らしい。

延々と続く紫禁城の建築群。その一つ一つが大きく、似ているので迷路にでも迷ったかのような錯覚。

中和殿 寺院・教会

何気ない故宮博物院の景色でも、かつて皇帝が目にした光景でもある事に不思議な感じです。

外朝から内廷へ移動し九龍壁のある皇極門に！ここは博物館になっていて皇帝の衣装や献上品等が展示されてましたね。一見の価値ありです。

九龍壁は故宮ならではの芸術品でした。ひとつひとつが躍動感ある見事な龍です。

九龍壁 建造物

宋さん曰く、実は内廷観光だけでも１日はかかるんだって！午門から出口の神武門までが直線にして１ｋｍだからホント広い。

紫禁城の北門である神武門。実際みた部分はほんの一部でしたが、故宮の大きさは実感しました。

神武門 史跡・遺跡

神武門を抜けると正面には、昨日行った景山が見えました。上から見るよりも距離感があります。山の上にあるのが万春亭。

神武門の外側には故宮博物院の文字が掲げられてます。故宮を後にして次の観光先、八達嶺の長城へ向かいます。

バスは景山を沿う様に走ると地安門街へ。いろいろな商店の看板は漢字だらけ。

旧正月明けの北京の人は活気があって、街中での人のやりとりを窓から眺めてたよ。しばらくしてバスは八達嶺高速公路に。朝早かったし少し寝ることにしました。

昼食の為にバスは途中の金殿友誼商城で停車。２Ｆが食堂で１Ｆが売店で八達嶺のドライブインみたいなもの。同乗の人達とテーブル囲んで北京の田舎料理を食べま
した。青菜の炒め物や漬物など、素朴な料理が多かったです。中国の餃子って茹でてあるんです。食後は売店とか見てました。店員さん日本語上手だったなぁ。

金殿友誼商城餐庁 (ゴールデン パレス フレンドシップ レストラン) 中華

再びバスに乗り山間の道を進んでいくと居庸関と言う明代に築かれた関所跡の古い城楼も見えてきて、周囲の山嶺に長城も見えてきました。

居庸関長城 城・宮殿

八達嶺の万里長城に到着。砦の様な建物に入り、階段を駆け上がると長城脇にある石造りの踊り場に出ました。そこから長城の上へ出ると石畳になって結構広い。ただ、磨り減った石畳が滑りやすく思ったより歩き辛かったです。

八達嶺/万里の長城 城・宮殿

出発まで１時間半あるので同乗の皆さんと次の砦に行って見ることに。慣れてくると、石畳の道は思ったより歩きやすかった。というのも最初のウチで実際は、ほぼ山登り。途中で土産物を売る人もいたりしました。

山の上の砦まで行ってみるコトにした。

キツイ上り坂だけど砦まであと少し・・・

何とか長城を登ったものの振り返ると、あまりの急斜面に緊張します。でも不思議と満足感。

何とか１時間かけて砦まで来たけど、その先にも延々と長城が延びているのには感動した。壮大な建築物を満喫です。ちなみに帰りは下りとあって３０分もかからずに戻れました。

故宮と長城の観光。中国のスケールの大きさを目の当たりにして、充実した1日になりました。