2008/12/23 - 2009/01/07
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ちゃおさん
日本でも敗戦直後の上野或いは新橋のガード下、横浜日の出、等々には家を失った浮浪者が屯していて、一種異様な異空間を作っていたのは今やもう映画の世界でしか知ることもできないが、この国では未だ尚あちこちの町に浮浪者の群れがいて、国の貧しさを感じさせる。
旅行者を見ると直ぐにも近づいてきて物乞いをする。それが又両手を開いて物乞いすることから始まって、3本指で物を摘む仕草をし、その指を口へ持って行ってパクパク口を動かす。同時に左手でお腹を押さえ、如何にもひもじい思いをし、ここ数日何も食べていないような哀願の目と仕草。ポケットに小銭があるとつい渡したくなるものだ。
日本にもホームレスがいるが、物事の真剣さ、何かを貰うまでは離れないという粘り強さ、切実さは、全く比較にならないほどで、それはむしろ職業に徹しているという職業的な見事さ、徹底した美しさすらあった。
この国の通貨はリエル。コインもあるかも知れないが、見たことは無い。1ドル100円が4000リエルで、両替すると1000リエル札を4枚渡される。従って1000リエルは約25円。100リエル、500リエルの紙幣もあるが、余り流通していない。
ポケットに100リエルがあれば、直ぐにも渡してやれるが、生憎持ち合わせが無い場合、1000リエルを渡すのは、ちょっと二の足を踏む。この国では1000リエル、25円はかなりの価値なのだ。従って、この様な時を想定して、ホテル、レストラン等で、なるべく100リエルを集めるようにした。
煩く付いてくる物乞いには100リエルを渡すと、すっと立ち去ってくれるので、面倒がない。と、又次の物乞いが追いかけて来るが、精々2−3人で終了する。
お寺などでは両替用の100リエルの束をいっぱい揃えて置いてあるので、2000リエルも交換したら充分だ。
お金でなくても物でも良い。手にぶら下げている食べかけの果物など渡してやると、喜んでその場で食べてしまう。この国では果物は豊富で安く手に入るが、それでも彼等、子ども等の口には渡らないのだろうか。それとも他人から貰って、美味しく頂くというのが、既に彼等の習性になっているのだろうか。
暖かい土地柄ゆえ、夜もそれ程冷えず、公園のそこかしこには、小さな子供を抱えた家族が真っ暗な中に夜を過ごしている。芝生の上にテーブルクロス様の布を敷いただけでも夜露はしのげるのだろう。貧しき中に幸せあり、の図であった。
「この国の貧しき母子闇の中」
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