2008/08/07 - 2008/08/08
666位(同エリア1437件中)
ひらしまさん
プラハからチェスキー・クルムロフを経由してウィーンに出て、ザルツブルク、インスブルックと、主に鉄道でめぐった10日間の旅。
ここザルツブルクでは、初めて海外の音楽祭を体験しました。
ザルツブルクの宿は駅から1kmほどのフィーア・ヤーレスツァイテン。
音楽祭中の宿はとりにくいと聞いていたので、旅程が固まっていない1月にとりあえず3泊でおさえ、その後1泊に変更させてもらった。ところがチェックイン時に3泊で予約されてますと言われ、念のために持ってきたEメール控えが役に立った。
部屋は狭く設備もよくはないが、窓から見える青空と街路樹の緑がきれいだ。日本人客には2組も会った。
参考データ〈Vier Jahreszeiten〉
0662-8829210 朝食付き165ユーロ
http://www.en.vier-jahreszeiten.at/html/home.html
シリーズ末尾のホテル評価もご参照ください。
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バスで旧市街へ出る。午後の陽差しが強く、暑い。この旅で初めて半袖になった。
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レジデンツ広場は観光客がいっぱい。モーツァルトが勤めていた大聖堂の内部は白を基調に明るく優美。
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祝祭劇場を下見し記念グッズを買う。
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ゲトライデガッセを歩き、モーツァルト・ハウスへ。
モーツァルトが17歳まで育ったこの家は大変な人気で、最初の部屋には入場者があふれ、蒸し暑い。2百年前の家も楽器も当然質素だったが、大聖堂にも近く最高の立地だ。 -
部屋に戻り、お餅を食べてから仮眠。夕方6時過ぎに起きて、シャワーを浴びスーツに着替えて、いざ祝祭劇場へ。
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ロビーは花が飾られ、黒いスーツのスタッフがあちこちに立ち、女性客は着飾り華やかな雰囲気で、相棒はもっと派手な服にすればよかったと残念がっていた。ただ Haus fur Mozart ホールは質素なつくりだ。
後から人が来るとその列の人は全員起立して通してあげるのがこちらの流儀らしく、それが女性客の衣装の披露のように見えると相棒は言う。
年齢層はかなり高いが、子どもたちも目につく。開演前はフラッシュがあちらこちらでたかれ、観光的というか、祝祭的というか。
演目は、バッハ「6声のフーガ」(ウェーベルン編曲)、マーラー「亡き子をしのぶ歌」、アイヴズ「The Unanswered Question」、シューベルト「未完成」。
演奏はジョナサン・ノット指揮のウィーン・フィルで、メゾソプラノがヴェッセリナ・カサロヴァである。 -
最初のバッハがすばらしく素敵だった。これが「音楽の捧げもの」だということは演奏が始まるまで気がつかなかったが、美しいアンサンブルに聞き慣れた曲の新しい魅力を知った。
小さめのホールで50人くらいの編成のウィーン・フィルが、室内楽のように絶妙の呼吸で音をやりとりし、紡いでいく。近すぎると思った10列目という席も親和感を持ててよかった。
アイヴズとシューベルトは続けて演奏された。組み合わせて一つの交響曲という発想か。
客席はプログラムを音を立てめくる人あり、鼻をかむ人ありなのだが、全体としてはお子様たちを含めて集中していた。休憩時間は道路に面した扉がすべて開放され、みな外に出ておしゃべりする。これもリラックスして楽しかった。 -
帰りは涼しいので歩く。シュターツ橋の上で遠くに稲妻が見えたときは、上は晴れているからと気にしなかったが、まもなく大降りに。マカルト広場の先のアイスクリーム屋でアイスクリームとザッハートルテで雨宿りしても降りやまず、結局ずぶぬれでホテルに帰った。
参考データ〈ザルツブルク音楽祭〉
http://www.salzburgerfestspiele.at/
上記のウェブサイトでプログラムや座席表、価格などをチェックし、1月の予約締め切りまでに申し込めればほぼ大丈夫のようです。08年の場合2月末には結果が分かりました。私は支払いはクレジットで、チケットは郵送してもらいました。 -
8月8日(金) ザルツブルク〜インスブルック
ザルツカンマーグートをちょっとのぞいてこようと、宮殿の前からポストバスに乗り、ザンクト・ギルゲン往復と言うと1日券をくれた。
すぐに街を抜け、畑と林の風景に変わる。サウンド・オブ・ミュージックの景色だ。
地元の人が乗り降りしていたバスに、次第に大きな荷物の旅行者が乗り降りするようになり、ペンションが目につくようになる。大荷物の1人旅の年配の女性が多く、その体力に脱帽する。 -
45分ほどでザンクト・ギルゲンに着いた。モーツァルト像を拝観したあとヴォルフガング湖へ出るが、曇天で今ひとつさえない。湖沿いに遊歩道でもあるかと思ったが見あたらない。
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次のバスで戻る途中のフシュル湖がいい景色だったので下車し、湖に面したレストランで昼食にした。
晴れ間も広がり、白いテーブルの向こうに青い湖面、緑に包まれた対岸の村。ザルツカンマーグート気分に少しだけ浸った。 -
ザルツブルクに戻り、ミラベル宮殿へ。結婚式のカップルが何組もいる。天使の階段にはかわいらしい天使がいっぱい。
庭園はホーエンザルツブルク城塞を借景に巧みにつくられ、花壇も美しい。この庭園を自由に楽しめる市民をうらやましく思った。 -
空模様が気になり、ホテルに預けていた荷物をひきとり、引っ張って駅へ向かう。案の定、着いて15分後に夕立が降り始め、今日はセーフだった。
インスブルック行きの座席指定券を買う。その停車位置を探すのには手間取ったが、列車はやはり混んでいたのでこれも正解。
席は6人掛けコンパートメントで、大きな荷物も棚に載せられる。ヘッドレストの高さを調整できるのもいい。
ただ、仲良く占有していた4人プラス猫の間に割り込んだ感じがあって、山の見える景色は美しいのに落ち着かない。彼らが降りると今度は、通路にいた兵隊風の若者4人が缶ビールの箱をかかえて入ってきて酒盛り。
列車は少し遅れてインスブルックに着いた。
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