2002/06/18 - 2002/08/14
142位(同エリア207件中)
きゃわださん
7月10日
朝6時半起床。顔を洗ったり歯を磨いたり、ゆっくり準備をして7時45分ころ1階ロビーへ行く。日焼けなのか病気なのか、かなり顔の黒いオヤジと出会う。彼がこれから世話になるタクシーの運ちゃんだ。タクシーなので普通自動車だがしっかり4ドアなので安心。
今日の行きたいところを説明するが細かいことの説明は面倒なので、有名な観光地であるダライノール湖を目的地にした。早速オヤジと一緒にダライノール湖へ向かう。
発進してからガソリンのことを請求されたときに備えてメーターを記録しようとしたら走行距離のメーターはすでにゼロになっていた。「ほほう、しっかり準備しているのか」と最初は感心していたのだが、よく見てみるとそのメーターは動いていなかった。というより総走行距離のメーターも動いていなかった。むしろ問題なのは速度メーターが常にゼロということだった。しかし去年、常に時速30kmのジープに乗ったので「これもありかな」と以外と落ち着いていられた。
ダライノール湖周辺まで来たのでオヤジに一旦止まってもらい「ここに行きたいからあっちのほうに行ってくれ」と言ったら「せっかくだから湖に行こう」といわれ、車は発進した。いきなりオヤジのペースで事が進んですすんでしまい、しょっぱなから観光になってしまった。まあいろんなところを見て回るんだから、観光と言ってもおかしくないし、説明も面倒くさいので、今日は観光の勢いで行くことにした。
しかし湖は去年と変わらず汚くて臭い。なにをするでもなくお約束の「石投げ何回跳ねるか競争」が観光客によって繰り広げられていた。
全く用事も興味もないので、足早に湖を出て6連行こうとしたが道が柵でふさがれて無くなっていた。オヤジは「大丈夫、大丈夫」というがどうみても草原の中をあさっての方向に向かって走っており、5kmくらい爆走してから「間違えた」といって適当に右へ曲がって道路に戻った。マジたのむよ。
道路に出たところに小さな集落があったのでオヤジが「聞いてくる」といい車を降りて、1分ぐらいしたら知らない男の人を連れてきて「こいつが知ってる」といい車を発進させた。男の人は蒙古族でこの近くに住んでいるらしく、道は知っているらしい。彼に道を教わりながらしばらく進むとやがて6連に着いた。
適当に6周辺を回って農耕と草原の状況を見て回る。帰る途中蒙古包のある度暇村に立ち寄る。別になにをするでもなく蒙古包の中を見せてくれてすぐに立ち去った。きっと観光の一環として見せてくれたのだろう。しかし暑くてだるいうえに、自分はかなり見慣れているので驚きの表現すらしてあげられなかった。そこで一緒に乗せてきた蒙古族の男性を降ろして、国道に向かって戻った。
この後どうするか聞かれ、ガソンウラに行きたいが可能かどうか聞くと、オッケーだということだった。飯も食ってないのに文句もいわず働くのには感心する。途中強烈な雨に降られて立ち往生するが、雨が過ぎるのを待ってからぬかるんだ悪路をゴトゴト走って一年ぶりにガソンウラに来た。去年飽きるほど見たので今更と思ったが、すでに愛着があるのだろうか、懐かしい気持ちがする。
イメージではガソンウラは国道からそんなに遠くはないと思ったがGPSで調べてみたら結構な距離があった。なるほどこりゃ大変だったわけだ。舗装道路に出て車の汚れを軽く落としてから出発。メーターは動いていないがGPSでは時速100kmはでていた。ホテルに行くかと思ったがそのままオヤジの家に連れて行かれた。
家の中で寝ている娘さんを起こして鍵を開けてもらう。娘さんも突然のオヤジの帰宅と突然の外人訪問に何事かといった様子で寝ぼけながらも驚いていた。オヤジと一緒にビールと奶豆腐で早すぎる晩酌をする。娘さんと英語と中国語(ほとんど筆談)で話をした。
オヤジは「明日は原生の森林を見に行こう」と話を盛り上げていたが、それは決して僕のためだけでなく自分の家族旅行も兼ねての話だった。ま、席は空いているので別にいいのだが、目的を見失わないようにしなければ。
帰りにオヤジは町外れに連れて行ってくれ(余裕の飲酒運転)、馬を見せてくれた。人に慣れたおとなしい馬で触っても全然平気だった。
ホテルに戻って夕食を食べた後、ひさびさにシャワーを浴びにシャワー屋へ行く。一回4元。おそるおそる使ってみるがぬるま湯が出てきた。冷たい水でなくてよかった。さっぱりしてホテルに帰るが、風が強くてホテルに帰るまでにまた砂っぽくなってしまった。ホテルに戻って日記を書く。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 航空会社
- ミアットモンゴル航空
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