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7月8日<br /><br /> 朝7時起床。早起きのペースだ。お腹の調子がよくないので朝ごはんは食べないで、包さんの電話を待つ。9時過ぎに今日は来られないという知らせが入り、ここから全て自力で何とかしなければならないことになった。<br /><br /> 最初バイインシルまでタクシーで行くことを考えたが、50km以上あるので100元くらいはかかるかもしれないと思い、なんとかならんものかとバスの切符売り場に向かう。バスの切符売り場で行き先を確認していると横にいた中国人のおじさんがメモしているノートをじろじろ見ていた。<br /><br /> 「バイインシルに行きたいのですが」というとこのバスならいけるよと答えてくれた。さらに途中下車のかたちになるので表示の金額より安くなるという。表示の金額自体安いのでいくらくらいになるか見当も付かなかったが、切符を買ってみると7元だった。<br /><br /> バスの乗り場のおばちゃんたちに克旗行きのバスはどこかと聞くと、ちょうどおばちゃんたちの群れの中にバスの車掌のおばちゃんがいた。バスの待合室では2人の若者が話しかけてきた。2人とも日本語に興味があるようで「自分の名前を日本語で書いてくれ」だとか「これは日本語でなんというか書いてくれ」など質問攻めにあった。<br /><br /> すぐにバスに乗る時刻になり、彼らと別れバスに乗り込んだ。すでにバスの中はすでに満員。そこへ自分が山ほどある荷物を持って入ったから余計に目立つ。車掌のおばちゃんが「リーベンレン(日本人よ)」と言うと、車の中のあちこちが「リーベンレン、リーベンレン」とざわつく。言葉がわからなかったら超怖い。そしてバスが走っている間もさすがにいろんな質問攻めに会う。バスの中の様子をデジカメで撮るとさらに盛り上がった。<br /><br /> バイインシルに到着。バスのみんなが手を振ってくれていた。経験的に言うとこういうマイクロバスに乗るほうが刺激的だ。下ろした荷物を整えているとタクシーのおっちゃんが横付けしてきた。さっそく「この近くに安い宿はあるか」と聞いてみると「すぐそこだ、一泊15元くらいだ」と指差してくれた。タクシーに荷物を乗せようとしたらおっちゃんは砂煙をあげて逃げるように去って行った。てっきり乗せてくれるものと思っていたのだがタクシーに逃げられるとは思わなかった。<br /><br /> 重い荷物を引きずりながら一泊15元だから相当厳しい宿になることを覚悟して歩いていくと、道の脇にバイインシル鬢館というなかなか大きなホテルがあった。まさかここではあるまいと思いながらも尋ねるのはタダということで、門をくぐってみると入り口にサングラスをかけたオヤジが待っていた。どうやらここのマネージャーらしい。<br /><br /> 「ここは一泊何元だ?」と尋ねたら20元といわれた。そこで10日くらいの長期滞在したら15元になるかと交渉してみたら難なく承諾してくれた。一泊275円なんて感動。そして錫林浩特鬢館一泊分でここに24日も泊まれると思うと複雑な心境。<br /><br /> 簡単に宿泊手続きをして指定された部屋にいくとドミトリータイプの部屋だった。しかし宿泊客が少ないので一人一部屋泊まれるようにしてくれていたので不便はない。風呂がないのが日本人には辛いところだが、トイレ、洗濯所は共同使用と生活する分にはなんとかなりそうで納得のプライス。<br /><br /> 荷物を置いて一息ついたあと、村の散策に出た。村の東側を歩いてみた。照り返しの日差しがかなり痛い。道路のアスファルトは溶けかかっていて靴にくっついて歩きにくいので砂地の上を歩いた。病院や銀行などがあって生活するのに苦労の無い環境のようにはなっているようだ。<br /><br /> 電信局に行って国際電話ができるか尋ねたら「バイインシルからはどこからもかけられないよ」と言われてあきらめた。かなり暑いので一時間くらい歩き回ってからホテルに戻り、部屋で横になってくつろぐ。<br /><br /> 6時頃晩飯を食べに食堂に行く。メニューを見せられるでもなくしばらく待っていると、ピーマンと卵の炒め物、謎の漬物、つけあわせの唐辛子、マントウとお粥が出てきた。ちょっと辛かったがちょうど良い量でおいしく食べられた。モンゴルでI崎先生にもらったねり梅のチューブおかげでかなりおいしくお粥も食べられた。日本人の中国の旅行に強い味方である。食べ終わっても会計をする様子はまるでない。夕食も付いて一泊15元とは最高だ。<br /><br /> 日がだいぶ傾いたので街を歩き回ろうとしたが今後の予定や荷物の整理をしたかったので部屋へかえり日記を書く。今日は昨日に比べてお金のかからない一日だった。<br />

モンゴル戦記(その21) 内蒙古編

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2002/06/18 - 2002/08/14

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きゃわだ

きゃわださん

7月8日

 朝7時起床。早起きのペースだ。お腹の調子がよくないので朝ごはんは食べないで、包さんの電話を待つ。9時過ぎに今日は来られないという知らせが入り、ここから全て自力で何とかしなければならないことになった。

 最初バイインシルまでタクシーで行くことを考えたが、50km以上あるので100元くらいはかかるかもしれないと思い、なんとかならんものかとバスの切符売り場に向かう。バスの切符売り場で行き先を確認していると横にいた中国人のおじさんがメモしているノートをじろじろ見ていた。

 「バイインシルに行きたいのですが」というとこのバスならいけるよと答えてくれた。さらに途中下車のかたちになるので表示の金額より安くなるという。表示の金額自体安いのでいくらくらいになるか見当も付かなかったが、切符を買ってみると7元だった。

 バスの乗り場のおばちゃんたちに克旗行きのバスはどこかと聞くと、ちょうどおばちゃんたちの群れの中にバスの車掌のおばちゃんがいた。バスの待合室では2人の若者が話しかけてきた。2人とも日本語に興味があるようで「自分の名前を日本語で書いてくれ」だとか「これは日本語でなんというか書いてくれ」など質問攻めにあった。

 すぐにバスに乗る時刻になり、彼らと別れバスに乗り込んだ。すでにバスの中はすでに満員。そこへ自分が山ほどある荷物を持って入ったから余計に目立つ。車掌のおばちゃんが「リーベンレン(日本人よ)」と言うと、車の中のあちこちが「リーベンレン、リーベンレン」とざわつく。言葉がわからなかったら超怖い。そしてバスが走っている間もさすがにいろんな質問攻めに会う。バスの中の様子をデジカメで撮るとさらに盛り上がった。

 バイインシルに到着。バスのみんなが手を振ってくれていた。経験的に言うとこういうマイクロバスに乗るほうが刺激的だ。下ろした荷物を整えているとタクシーのおっちゃんが横付けしてきた。さっそく「この近くに安い宿はあるか」と聞いてみると「すぐそこだ、一泊15元くらいだ」と指差してくれた。タクシーに荷物を乗せようとしたらおっちゃんは砂煙をあげて逃げるように去って行った。てっきり乗せてくれるものと思っていたのだがタクシーに逃げられるとは思わなかった。

 重い荷物を引きずりながら一泊15元だから相当厳しい宿になることを覚悟して歩いていくと、道の脇にバイインシル鬢館というなかなか大きなホテルがあった。まさかここではあるまいと思いながらも尋ねるのはタダということで、門をくぐってみると入り口にサングラスをかけたオヤジが待っていた。どうやらここのマネージャーらしい。

 「ここは一泊何元だ?」と尋ねたら20元といわれた。そこで10日くらいの長期滞在したら15元になるかと交渉してみたら難なく承諾してくれた。一泊275円なんて感動。そして錫林浩特鬢館一泊分でここに24日も泊まれると思うと複雑な心境。

 簡単に宿泊手続きをして指定された部屋にいくとドミトリータイプの部屋だった。しかし宿泊客が少ないので一人一部屋泊まれるようにしてくれていたので不便はない。風呂がないのが日本人には辛いところだが、トイレ、洗濯所は共同使用と生活する分にはなんとかなりそうで納得のプライス。

 荷物を置いて一息ついたあと、村の散策に出た。村の東側を歩いてみた。照り返しの日差しがかなり痛い。道路のアスファルトは溶けかかっていて靴にくっついて歩きにくいので砂地の上を歩いた。病院や銀行などがあって生活するのに苦労の無い環境のようにはなっているようだ。

 電信局に行って国際電話ができるか尋ねたら「バイインシルからはどこからもかけられないよ」と言われてあきらめた。かなり暑いので一時間くらい歩き回ってからホテルに戻り、部屋で横になってくつろぐ。

 6時頃晩飯を食べに食堂に行く。メニューを見せられるでもなくしばらく待っていると、ピーマンと卵の炒め物、謎の漬物、つけあわせの唐辛子、マントウとお粥が出てきた。ちょっと辛かったがちょうど良い量でおいしく食べられた。モンゴルでI崎先生にもらったねり梅のチューブおかげでかなりおいしくお粥も食べられた。日本人の中国の旅行に強い味方である。食べ終わっても会計をする様子はまるでない。夕食も付いて一泊15元とは最高だ。

 日がだいぶ傾いたので街を歩き回ろうとしたが今後の予定や荷物の整理をしたかったので部屋へかえり日記を書く。今日は昨日に比べてお金のかからない一日だった。

同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道 レンタカー タクシー
航空会社
ミアットモンゴル航空

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