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雲ひとつない秋晴れのフランクフルト<br /><br />木々は黄色に赤色に色づき、短い欧州の秋もいよいよ本番を迎えている。<br /><br />「ここから自分の旅は始まったんだよな~」<br /><br />そう心に思いながらマイン川のほとりに佇んでいた。<br />-------------------------------------------------<br /><br />前回のひとり旅から1年あまり。<br />社会人生活もすでに1年を超えていた。大事な仕事も任され、周囲からも大きな期待を寄せられ、自分は確かに良い環境に恵まれて毎日仕事に勤しむ日々を送っていると思う。<br />でもそのような環境が、いつしか自分の視野や世界を狭めてしまっていたら?<br />そのような環境が、いつしか自分自身を臆病にさせてしまっていたら?<br /><br />そんなふと感じる「戸惑い」が、自分を旅へと導いていく。<br />今回の旅の舞台は「アドリア海」。<br />去年の「山」をめぐる旅から、今年は「海」をめぐる旅へしようとずっと心に決めていた。<br />きっかけは子供の時から好きだったジブリのアニメ「紅の豚」。<br />あのアニメに出てくるような青く澄み渡った空と海・美しいヨーロッパの街にいつしか出会いたいと思い続けていた。そして今年の夏にその「夢」をついに叶えるべく旅を計画した<br />アドリア海の「真珠」ドブロヴニクから、アドリア海の「女王」ヴェネツィアへ。<br />中世のアドリア海を舞台に、繁栄を極めた2つの海洋都市をめぐる旅。<br /><br />だが淡々と続く日常の仕事はそんな「夢」さえ、いとも簡単に忘れさせてしまう。9月に予定していた旅は仕事の都合で10月まで延ばさざるをえなくなった。そして延期した旅の直前でさえ自分の心は揺れてしまっていた。日常の仕事を離れて、見知らぬ場所へ行くことへの恐怖であった。<br />いつから自分はこんな臆病になってしまったのだろう。いつから自分は「夢」を捨ててしまったのだろう。自問自答をし続けていた。<br /><br />仕事から自分の部屋に戻った時にはもう0時近かった。<br />確かに体は疲れていたが、高揚する気持ちは止められない。<br /><br />もう1度自分の「夢」を取り戻すため、二度と後悔なんてしないため。<br /><br />数時間の仮眠の後、朝6時に荷物をまとめて部屋を出た。成田空港へ。そして懐かしきヨーロッパの地へ。<br />11時間近いフライトの後、ドブロヴニクへの経由地としてフランクフルトに降り立った。ここは自分にとっての「旅」が始まった場所。<br />あのときはまだ冬。そして夜遅い時間だった。でも今は秋。そして雲ひとつない秋空の下にいる。<br />乗継までのしばしの時間の間、久しぶりにフランクフルトの市街地に出てみた。そして、マイン川のほとりに身を寄せて、これから始まるアドリア海の旅に期待を膨らませていた。<br /><br />それから夕方になって空港へ戻り、window shoppingを楽しみながらドブロヴニク行きの飛行機を待っていた。すでに日は沈みあたりは暗くなっている。そしてクロアチア航空に搭乗。<br />乗客は疎らで東洋人っぽい人は数人しかいない。見慣れない単語。聞き慣れない会話。いよいよ「外国」に行くんだという気持ちが強くなる。機内モニターに写されるクロアチアの観光紹介の映像を見て、これからの旅に思いを馳せる。<br />そして1時間30分ほどのフライトの後、窓からは点々と街の灯りが見えてきた。それはまるで夜空に浮かぶ宝石のように思えた。<br /><br />タラップを降りてクロアチアへの一歩を踏み出した時、そこには心地よいアドリア海の夜風が出迎えてくれた。<br /><br />Dobro Dosli,Hrvatska!!

遥かなるアドリア海Vol.1 Frankfurt ~はじまりの場所 ~ 

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2008/10/25 - 2008/11/03

2185位(同エリア2817件中)

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てつや。

てつや。さん

雲ひとつない秋晴れのフランクフルト

木々は黄色に赤色に色づき、短い欧州の秋もいよいよ本番を迎えている。

「ここから自分の旅は始まったんだよな~」

そう心に思いながらマイン川のほとりに佇んでいた。
-------------------------------------------------

前回のひとり旅から1年あまり。
社会人生活もすでに1年を超えていた。大事な仕事も任され、周囲からも大きな期待を寄せられ、自分は確かに良い環境に恵まれて毎日仕事に勤しむ日々を送っていると思う。
でもそのような環境が、いつしか自分の視野や世界を狭めてしまっていたら?
そのような環境が、いつしか自分自身を臆病にさせてしまっていたら?

そんなふと感じる「戸惑い」が、自分を旅へと導いていく。
今回の旅の舞台は「アドリア海」。
去年の「山」をめぐる旅から、今年は「海」をめぐる旅へしようとずっと心に決めていた。
きっかけは子供の時から好きだったジブリのアニメ「紅の豚」。
あのアニメに出てくるような青く澄み渡った空と海・美しいヨーロッパの街にいつしか出会いたいと思い続けていた。そして今年の夏にその「夢」をついに叶えるべく旅を計画した
アドリア海の「真珠」ドブロヴニクから、アドリア海の「女王」ヴェネツィアへ。
中世のアドリア海を舞台に、繁栄を極めた2つの海洋都市をめぐる旅。

だが淡々と続く日常の仕事はそんな「夢」さえ、いとも簡単に忘れさせてしまう。9月に予定していた旅は仕事の都合で10月まで延ばさざるをえなくなった。そして延期した旅の直前でさえ自分の心は揺れてしまっていた。日常の仕事を離れて、見知らぬ場所へ行くことへの恐怖であった。
いつから自分はこんな臆病になってしまったのだろう。いつから自分は「夢」を捨ててしまったのだろう。自問自答をし続けていた。

仕事から自分の部屋に戻った時にはもう0時近かった。
確かに体は疲れていたが、高揚する気持ちは止められない。

もう1度自分の「夢」を取り戻すため、二度と後悔なんてしないため。

数時間の仮眠の後、朝6時に荷物をまとめて部屋を出た。成田空港へ。そして懐かしきヨーロッパの地へ。
11時間近いフライトの後、ドブロヴニクへの経由地としてフランクフルトに降り立った。ここは自分にとっての「旅」が始まった場所。
あのときはまだ冬。そして夜遅い時間だった。でも今は秋。そして雲ひとつない秋空の下にいる。
乗継までのしばしの時間の間、久しぶりにフランクフルトの市街地に出てみた。そして、マイン川のほとりに身を寄せて、これから始まるアドリア海の旅に期待を膨らませていた。

それから夕方になって空港へ戻り、window shoppingを楽しみながらドブロヴニク行きの飛行機を待っていた。すでに日は沈みあたりは暗くなっている。そしてクロアチア航空に搭乗。
乗客は疎らで東洋人っぽい人は数人しかいない。見慣れない単語。聞き慣れない会話。いよいよ「外国」に行くんだという気持ちが強くなる。機内モニターに写されるクロアチアの観光紹介の映像を見て、これからの旅に思いを馳せる。
そして1時間30分ほどのフライトの後、窓からは点々と街の灯りが見えてきた。それはまるで夜空に浮かぶ宝石のように思えた。

タラップを降りてクロアチアへの一歩を踏み出した時、そこには心地よいアドリア海の夜風が出迎えてくれた。

Dobro Dosli,Hrvatska!!

同行者
一人旅
一人あたり費用
20万円 - 25万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス
航空会社
ルフトハンザドイツ航空
  • およそ1年ぶりの旅

    およそ1年ぶりの旅

  • 目指す場所はまずフランクフルトへ<br /><br />1年半前に訪れた「はじまりの場所」

    目指す場所はまずフランクフルトへ

    1年半前に訪れた「はじまりの場所」

  • 長時間耐えねばならないフライトも懐かしく感じた。<br /><br />席がとなり合ったイタリア人のおかげで割と楽しく過ごせた☆<br />「クロアチアに行く」という僕の発言に驚いていた。<br /><br />「なんでクロアチアなんだ?普通じゃないだろ。<br />イタリアのほうがいいぞ。メシはうまいし、街も美しい、ミラノ・ヴェネツィア・フィレンツェ・・・英語もOKだし」<br /><br />「・・・そんなことは分かってるよ。イタリアなんてこれからいつでも行く機会はあると思う。だから今クロアチアに行ってみたいんだ。」<br />まぁ今回ヴェネツィアは行きますが。。。

    長時間耐えねばならないフライトも懐かしく感じた。

    席がとなり合ったイタリア人のおかげで割と楽しく過ごせた☆
    「クロアチアに行く」という僕の発言に驚いていた。

    「なんでクロアチアなんだ?普通じゃないだろ。
    イタリアのほうがいいぞ。メシはうまいし、街も美しい、ミラノ・ヴェネツィア・フィレンツェ・・・英語もOKだし」

    「・・・そんなことは分かってるよ。イタリアなんてこれからいつでも行く機会はあると思う。だから今クロアチアに行ってみたいんだ。」
    まぁ今回ヴェネツィアは行きますが。。。

  • 11時間後、フランクフルトへ到着<br /><br />なんだか本当に懐かしかった。ロストバゲージ騒ぎで2時間近くさまよったよなー

    11時間後、フランクフルトへ到着

    なんだか本当に懐かしかった。ロストバゲージ騒ぎで2時間近くさまよったよなー

  • 乗り継ぎ時間中、フランクフルト中央駅へ<br /><br />久々のSバーンでした。

    乗り継ぎ時間中、フランクフルト中央駅へ

    久々のSバーンでした。

  • 季節はもう秋<br /><br />秋晴れの空の中、窓からフランクフルトの街並みが見えてくる。

    季節はもう秋

    秋晴れの空の中、窓からフランクフルトの街並みが見えてくる。

  • 懐かしの中央駅へ到着

    懐かしの中央駅へ到着

  • あまり「外国」に来た感じがしない。<br /><br />フランクフルトにはすっかり慣れてしまったようだ。

    あまり「外国」に来た感じがしない。

    フランクフルトにはすっかり慣れてしまったようだ。

  • 旧市街へ向かって軽く散歩♪

    旧市街へ向かって軽く散歩♪

  • 秋のヨーロッパもなかなかいい感じ!<br /><br />旅を1か月延期せざるを得なかったが、<br />それも結果オーライ

    秋のヨーロッパもなかなかいい感じ!

    旅を1か月延期せざるを得なかったが、
    それも結果オーライ

  • 中央銀行前で

    中央銀行前で

  • 旧市街のレーマー広場へ出てみる。<br /><br />閑散としていた冬の時期に比べ、にぎやかな旧市街であった。

    旧市街のレーマー広場へ出てみる。

    閑散としていた冬の時期に比べ、にぎやかな旧市街であった。

  • どうやら秋のお祭りらしい

    どうやら秋のお祭りらしい

  • 市庁舎前にて

    市庁舎前にて

  • 定番の芸人<br /><br />お金をあげるとサービスしてくれる(笑

    定番の芸人

    お金をあげるとサービスしてくれる(笑

  • 大聖堂は・・・修理中みたい

    大聖堂は・・・修理中みたい

  • こっちの大道芸人はけっこうすごかった!

    こっちの大道芸人はけっこうすごかった!

  • マイン川の川辺にて

    マイン川の川辺にて

  • 川の反対側から街を眺める

    川の反対側から街を眺める

  • 雲ひとつない秋晴れのフランクフルト<br /><br />ここから僕の旅は始まった。

    雲ひとつない秋晴れのフランクフルト

    ここから僕の旅は始まった。

  • 家族で過ごす楽しい休日<br /><br />黄葉が彩る風景

    家族で過ごす楽しい休日

    黄葉が彩る風景

  • 日本を離れて、僕にとっても久しぶりの<br />「休日」となった。

    日本を離れて、僕にとっても久しぶりの
    「休日」となった。

  • 本当にのんびりとした時が流れている。

    本当にのんびりとした時が流れている。

  • 公園を彩る紅葉の木々<br /><br />

    公園を彩る紅葉の木々

  • サンセットの空港<br /><br />クロアチア航空の機がゲートに到着する。

    サンセットの空港

    クロアチア航空の機がゲートに到着する。

  • 目指す場所はドブロヴニク<br /><br />そして遥かなるアドリア海へ

    目指す場所はドブロヴニク

    そして遥かなるアドリア海へ

  • アドリア海の夜風が迎えてくれた、クロアチアへの第一歩<br />@ドブロヴニク空港

    アドリア海の夜風が迎えてくれた、クロアチアへの第一歩
    @ドブロヴニク空港

  • 空港からバスターミナルまで約30分<br />着いた時にはもう夜9時半近かった。<br /><br />ヤシの木生い茂る暗い道をバスは進む。まるでアジアのリゾート地に来たかのような感覚だった。<br />そして揺れるバスの中からドブロヴニクの街の灯が浮かび上がった。<br /><br />Dobro dosli,Hrvatska!!!!

    空港からバスターミナルまで約30分
    着いた時にはもう夜9時半近かった。

    ヤシの木生い茂る暗い道をバスは進む。まるでアジアのリゾート地に来たかのような感覚だった。
    そして揺れるバスの中からドブロヴニクの街の灯が浮かび上がった。

    Dobro dosli,Hrvatska!!!!

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