2008/10/18 - 2008/10/28
9位(同エリア74件中)
ダイサクさん
快適だ。日本でのあの忙しさがうそみたいだ。今は、ダマスカスからアレッポに向かうバスの中だ。一等バスは快適で、クーラー、リクライニングシートがついてあり、シートはまるでベッドだ。昨日はダマスカス旧市街スークを散策してアラブ風呂に入ったりカバブを食べたりウヤマドモスクで、のんびりと人々がアザーンとともに礼拝する姿を見ていた。圧巻だった。写真は恐れ多く取れなかった。 宿は歩き方に乗っている宿が全て埋まっていて、ドミしかないとのこと。夜は寝るまで本を読みたいからいくつかのホテルを探し、韓国宿に決めた。一泊500シリアポンド=約1300円くらい。 昼にその宿にチェックインして、ダマスカス市街を歩く。夕方宿に戻りベッドで横になる。長旅の疲れもあり休む 再び起きたのは9時過ぎ。しか〜しダマスカスの夜は長いのだ。慌てることもない。顔を洗って通りに出る。人々、欧米の観光客が外に置いた椅子に座って水煙草をふかしたり談笑している。あたりには水煙草の甘い臭いがしている。そこでジュース(スプライトとぶどうのようなもののミックス)をとり本を開く。『南洋楽園』というサーフトリップの本だ。その後ホットドックを食べながらゆっくりしていると、こちらにアラビア語の留学に来ている日本人が話しかけてくる。シリアに一人旅できたことを言うと、勇気ありますね〜 と言われる。少し談笑すると、金曜にパルミラ行くけど一緒に行きませんか?と誘われる。あいにく時間がないので断ると、夜はいつもここら辺をぶらついているんでまた来たときに声かけてくださいね、と言いシリア人と去っていった。そうそう、ここシリアに来てびっくりしたこと、それは人々の親切さ。歩き方にも書いてはあったが本当に親切だ。ダマスカスの小さく汚い空港について市街に向かうとき、タクシーはあるかと近くにいる人に聞いたら僕のバックパックを持ってタクシー乗り場まで案内してくれた。市街までは12ドルくらいで高かったのでバスに乗ることにする。50シリアポンドだった。しかも女性が綺麗。スカーフから除いた素顔を見るとドキっとすることもある。 そして今日は朝6時30に起きて今日の予定を決める。シリアのダマスカス国際空港に着く2時間前にようやくGuidebookを見始めた。事前に見すぎないようにしていたのだが、やっぱり時間が限られているしということでスケジューリングをする。そんなこんなで今日はアレッポに行きます。明日はパルミラを見てダマスカスへ戻り、明後日はヨルダンへってな感じだ。
やっぱり旅は最高だと改めて思う。 さっきバスの乗員や運転手とずっと辞書を片手に話していたのだが、やはり皆陽気で親切だ。 バスが発車すると銃をもった軍人がいたり、今も右後ろに兵隊が2人いるが 僕はお金ができたら、とゆーかまとまった休みがとれると海外に旅をしにいくようになっている、もう3年程になるが、旅に行って経験したことや得た知識は自分の財産になっている。知らないことを知るという以上に、生きることそのものを肌で感じ取ることができる。高価な物やブランド品なんかいらない。それを遥かに越えるものが、旅先には転がっているのだ。今後も旅を続けていきたいと思う。ときには二人で、ときにはサーフトリップなんかもいいな。
(10.20.11.350 アレッポ行きのバス)
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
-
同宿している世界一周中日本人カップルと世界一周中プロカメラマンと話す。
朝食に頂いたプラムは絶品だった。
さあ、今日は北へ行こう。
(ダマスカスのORIENT HOTELにて) -
心優しきシリアの人々。
右のムハマドは22歳。陽気で親切なイケメンだ。
彼に“お腹すいたよ〜”といったらビスケットとコーヒーを煎れてくれた。
(アレッポ行きのバスにて) -
ちょっと寒いくらいのエアコンが効いている。
傍らには延々続く砂漠と土漠、そして銃を抱えた兵士。
(アレッポ行きのバスにて) -
どこかに向かう軍人を見ては読書する。
高等学校向教科書『詳説 世界史B』だ。
勉強するというより面白い小説を読むように。
(アレッポ行きのバスにて) -
ナンに羊の肉と野菜を巻いたものを食べる。
異国ではその国の言葉でなるべく話す、それが旅を楽しくする最上の手段だと思う。
(レストハウスにて) -
美味しいご飯とシャイと運転手たち。
(レストハウスにて) -
『Welcome to SYRIA』と微笑んでくれる。
今日は朝からいい出会いになったな、と胸が温まる。
(レストハウスにて) -
アレッポの町で高額なタクシー料金を請求され、少しシリア不信に。(ナイーブなとこもあるのです)
でもいつまでそんな気でいても仕方ない、さあスークへ行こう、と。
(スーク入り口にて) -
さあどこをぶらつこうか。
(スークにて) -
1Kmほどのスークを抜けて地上に出ると城が在る。
アレッポ城、紀元前10世紀建立。
(アレッポ城にて) -
城の前では映画の撮影をしている。
それをひやかしながら眼前の巨大な城を登っていく。
(アレッポ城にて) -
落ち着いたこの街に不似合いなヘリコプターの音が上空を旋回していく。ああ、シリア軍か。それとも映画の撮影か。
(アレッポ城にて) -
紀元前2000年以上も前から続く町々を眺める。
その長い歴史がこの街の雰囲気をつくっている。
アスファルトで固められた都市とは対極をいく。
(アレッポ城にて) -
眼下に見えるスークの出口から1Kmスークが広がっている。僕の後ろには先ほどからついて来ている子どもたちがいる。今は独りでいさせてよな。
(アレッポ城にて) -
迷路のようにいりくんでいる頂上。
この城は十字軍、モンゴルなどからの襲来に耐え抜いたという。
(アレッポ城にて) -
幾度となくヘリコプターが旋回してくる。
この音も聞く人には、聞く場所では悲しく響くのだろう。でも乗ってる人だってきっと戦争は嫌いだろうな。
(アレッポ城にて) -
モスクがある街。
(アレッポ城にて) -
歩き疲れたのでモスクでくつろぐ。
(モスクにて) -
遊び場であり、デートの場であり、礼拝する場であるモスク。外国人の僕でも、不思議と心が落ち着いてくる。
(モスクにて) -
スークで石鹸を買い、宿への道を戻る。
闇に包まれた街が昼とは異なる姿を見せている。
心が浮き立つ。インドに似た喧騒だ。
(アレッポにて) -
歩くのが楽しくなってくる。
昼間のタクシーのことも忘れ、旅はいいなと改めて思う。気持ちの持ちようで、見る世界は変わってくる。
(アレッポにて) -
インドに似ていると思ったのがこのエネルギー溢れた市場にある。そして辺りの換金目当てにゴミを拾う少年。バナナを買い、眺めているとみかんを放り投げてくれた。『そこの東洋人、これでも食いなや。』
(アレッポにて) -
夜の街はどうしてこう魅力的なのだろう。
歩くのが楽しい。どんどん歩く。
(アレッポにて) -
これが日本でも有名なアレッポ石鹸。石鹸街をうろつく。
(アレッポにて) -
ランドマークになっている時計塔。
(アレッポにて) -
美味なチキンを食べて宿へ。
宿でビールを飲もうかと思ったが、ある本に熱中してしまった。『ペシャワールにて』(中村哲著)だ。
この日のうちに読了。腹筋して寝る。
(アレッポにて)
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