2009/09/18 - 2009/09/20
87位(同エリア348件中)
熱帯魚さん
たまには福州周辺の古い村を見にいってみよう!と思い、福州からバスを乗り継いで、坂東鎮というところに行きました。ここには「中国現存している中で最大の古民居」と謳われている「宏琳ツォ」という家があります。(「ツォ(がんだれに昔)」は福建地方でよく使われる「家」という意味の漢字です。)
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「宏琳ツォ」について
福建省ミン清県坂東鎮新壺村にある、古民居。薬剤商人だった黄作賓が清の時代(1795年)に建設を開始し、その息子である宏琳の時に完成。完成までに28年の時を費やしたといいます。
敷地面積17832.28?。ホール・お堂は大小合わせて35部屋、居住空間666部屋、畑家25、中庭30、井戸4。現在まで7代がここに住み、多い時で100戸以上、1000名以上が住んでいたそうです。
【旅のスケジュール】
1日目:夜の東方航空便で上海→福州(福州泊)
2日目:福州市内をぶらぶら(福州泊)
3日目:バスに乗って坂東鎮へ。夜の春秋航空便で福州→上海
【旅の費用】
上海⇔福州航空券 660元(往復、税込み)
その他交通費 108元
ホテル2泊 366元
食費 165元
入場料 25元
旅費計 1324元
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1日目は、夜遅く福州に到着したので、2日目から福州の町歩きです。この日は大雨であまり遠くまでいけず、翌日行こうと思っていた「坂東鎮」の交通手段を探しに町をぶらぶらしていました。
いつも宿泊するホテルから歩いていける、バスターミナル。新しいバスターミナルとは対照的に、その周辺には古い建物がありました。 -
雨が降り止まないので、とりあえずバスに乗って福州駅まで行ってみました。
1枚目は駅の隣のバスターミナル。2枚目は福州駅。ここから11時間で動車組(中国の新幹線)で上海まで行けるようです。でも料金は航空券とほとんど変わらないので、飛行機で行ったほうがよいような?まあ1回くらい列車で上海に戻るというのも面白そうではありますが。 -
福州駅から歩いてすぐのところにある、福州長距離バス北ターミナル。ここで時刻表をチェックしてみましたが、ミン清(ミンは門がまえに虫)行きのバスは見つからず。係員の人に聞いてみたら、やっぱりネットで調べたとおり、西ターミナルからしかバスがないようです。
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再びバスでシャングリラホテルのあるあたりへ戻りました。雨でちょっぴりブルーな気分だったので、シャングリラホテルでお茶をしました。といっても、シャングリラホテルの中にあるC-Z Cafeというカフェなので、ケーキとお茶で46元。街中でお茶するのと同じような値段で、おいしいケーキが食べられるのでお薦め。
ぼーっとしていたら、台湾人のビジネスマンの集団が入ってきました。福州は福建省ですが、話されている言葉は福州語で台湾語(いわゆる福建語とよばれているもの)とは別の言語なので、周囲にわからないよう(?)台湾語で話していました。わかりやすい人たちだ…台湾に行きたくなりました…笑 -
夕方になってきたので、白塔と烏塔を目指して散歩をしました。
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夜になると、塔がライトアップされて綺麗でした。そろそろ食事にします。
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肉が食べたくなったので(!)、散歩の途中に見つけた、その名も「闘牛士」というレストランへ。話によると、台湾にもこの名前のレストランがあるらしいです。同じレストランなのか?それともパクリなのか??
ちょっぴり高い88元のフィレステーキを食べました。なかなかおいしかったです。ちなみにこのお店、サラダ、デザート、飲み物が取り放題です。そのせいか、家族連れが多かったです。 -
翌日、西ターミナルは遠いので、タクシーにのって、長距離バス西ターミナルへ。閩清まで16元。
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そしてミン清(ミンは門がまえに虫)のバスターミナルから、ミニバスに乗って、坂東鎮へ向かいます。途中下車しなければならないので、運転手さんかチケットを売るおばちゃんにその旨伝えました。坂東鎮まで7元。
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バスを降りると、周辺は普通の村。どこに「中国最大の古民居」があるのだろう?と思って、きょろきょろ。ちょうど通りかかった男の子に道を聞いて、やっと到着。
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入場料がいります。25元。でも、全然観光客が来ない不思議な古民居…私をいれて6名しか観光客はいませんでした。
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薬剤で財をなした黄氏の民居です。
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これは恐らく、「落葉帰根」をあらわしたものでしょう。
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壁沿いはこんな感じになっています。四方八方奥ゆきがとてもあります。
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この階段、登ってみたかったですが、勇気がなくて登らずじまい。
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結婚式の進行が書かれていました。ここで結婚式をするんですね、なるほど。
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生活感が漂っています。見学させてもらって申し訳ないような気も。
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祖先代々をまつるお堂。
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この二重窓、つくりがとても不思議。
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壁がなんともいえない味をかもし出しています。
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以上が、古民居内部の写真です。
とにかく広いです。 -
古民居の壁を外側から撮影しました。
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壁には正門以外にも門があります。こちらは壁沿いに歩いていったとき、右側で見つけた門です。
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入り口の脇には小さな食堂があります。
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中はこんな感じ。
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[火考]豆腐というものを頼みました。キノコがいっぱいのお豆腐スープでした。なかなかおいしかったです。これにご飯をつけてもらって10元でした。
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ミニバスが通る小道沿いにも古そうな民家が結構ありました。
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橋の上でミニバスを待ちます。ミニバスが来るのを待っているとき橋の上から撮影。
帰りも行きと同様、ミニバスでミン清まで戻り、そこからバスで福州の西ターミナルへ。そして西ターミナル周辺からバスでホテルに戻り、荷物を持って空港へ向かいました。
以上、福建古民居の旅でした!
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この旅行記へのコメント (2)
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- スギハラさん 2010/04/19 19:58:12
- 福建省
- は、コロンス島も行ってみたいと思ってたし、
土楼もやはり見てみたいしと気になるところではあったのですが、
こんな場所もあったとは。
窓の模様とかかなりそそられます、はい。
てか、共産党の張り紙あたりでどきっとしてみたり。
こんな所にもあるものなんだなぁと。。。
- 熱帯魚さん からの返信 2010/04/20 09:10:56
- RE: 福建省
- スギハラさん
お早うございます!
コロンス島、とーってもいいですよ!
一昨年行ったのですが、私の大好きな華僑建築が沢山あり、
それをひとつひとつ見ているだけで楽しかったです。
土楼も絶対行ってください〜
客家文化に興味があったらなおさらです〜
新界のあの村たちもほとんどが客家村だと思います。
共産党の壁書き(?)、突然でてきたので
私もびっくりしてこっそり写真撮っちゃいました〜笑
それでは!
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