2008/07/16 - 2008/07/29
25位(同エリア32件中)
tomoさん
大急ぎのカクム国立公園、そしてさよならガーナ
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- エミレーツ航空
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昨日のタクシードライバーはカクム国立公園は8時半開園だといった。ボーテルの受付嬢は9時だという。時間に余裕がない私はタクシードライバーの言葉を信じ8時にピックアップしてもらう約束をしてある。
早めに起きて、ボーテルの敷地を散策する。ものすごく広い池があり、その上のコテージにレストランがある。 -
こんなゴージャスなホテルに泊まったのは初めて。
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池にはワニがいる。
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枝の黒いものは全部鳥の巣。池の周りにはたくさんの巣があり、何千羽という鳥が飛び交う。
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10分以上歩いても、まだ池を半周すらできない。なんて広いんだろう!ここはもっと時間に余裕のあるときに泊まりたかったなあ。そしてもっと散策したかった。30分で散策を終了し、カクムに向かう。
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昨日のドライバーのお兄ちゃんが、今日は俺の友達にお願いしたからと代役を紹介し、帰っていく。カクムまで、20分くらいだったかな?
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8時半過ぎにカクムに到着。すでに15人程度、観光客が開園を待っている。あれ、やっぱり9時開園なのかしら?やばいなあ、飛行機に間に合にあわないかも…
タクシーのドライバーが園のスタッフに、「この子は早く帰らないといけないんだ」と言ってくれる。私は「遅くても10時にここを出ないといけない」というと、8時45分から特別に私と同じく急いでいるアメリカの女の子だけで早めのツアーを始めてくれる。
入園料、ツアー料で11ドル。 -
昨夜の雨で階段を滝のように雨水が流れる。
目的のキャノピーウォークまで、思ったより遠い。坂道を20分ほど歩く。アメリカの女の子が歩くのが早く、ついて行くのがきつい。 -
おお〜!着いた!これがかの有名なカクムのキャノピーウォークか。感動。ガイドブックに、ここには人が少ない静かな時間に訪れるのがよいと書いてあったが、私は特別時間の一番乗りだもんね〜。ラッキー!
本当に静か。
深い緑の森の上を歩くキャノピーウォークは、想像したより揺れる。歩道橋の100倍くらい。サイドの網は1メートルくらいの高さで、足元の板は30センチくらい。なので、高所恐怖症の人は無理だと思う。一度歩きだしたら戻ることはできないし。 -
たのし〜!
最高点では地上から70メートルの空中散歩。 -
下を覗くと、昨晩の雨に濡れた緑が色濃い。そしてかなり高い所を歩いていることを実感する。
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向い側のキャノピーウォークを撮るとこんな感じ。高いことがわかる。
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立派な木にロープが縛りつけてある。途中、このような中継地点を4か所程度通る。
ゆっくり歩いて15分ほどの空中散歩が終了した。 -
この国立公園はジャングルである。多様な植物に恵まれている。時間があれば、下道も歩いてみたかった。
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出発地点ではこれから他の観光客のツアーが始まるようだ。みな騒いでいて朝のジャングルの空気を乱している。少し静かにして欲しいなあ。それにしても、やっぱり半そでや短パンが多い。
出発地点に戻ってから、すぐ帰ってしまうのが惜しかったので、しばし緑のジャングルを眺めて楽しむ。他の観光客の声が聞こえない場所まで歩いて、石に座り、静かな朝のジャングルの中でただただ鳥の声に耳を傾けていると、不思議なほど心が落ち着いた。座ってボーとしているだけで1日経ってしまいそうな場所だったが、残念ながら今の私には10分しか許されない。
これで私のすべての観光は終わった。後は空港を目指すのみ! -
荷物を取りにホテルに戻る。快適だった。
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2日後日本に到着するまで入浴できないので、最後に軽くシャワーを浴びる。ビバ、ホットシャワー!
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不便な場所だったけど、素晴らしいところだったよ、ハンスコテージボーテル。
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10時にトロトロ乗り場に到着。昨日の予定ではバスターミナルからトロトロに乗る予定だったけど、まあここからでもトロトロに乗れるだろう。ドライバーが「トロトロが出発するまでに時間がかかるから、空港までタクシーで行った方がいい」としきりに勧めてくる。空港まで120キロですから。予定より早くトロトロ乗り場について余裕だった私は軽く受け流す。
アクラ行きトロトロの切符を買う。3.4セディ。20分で客が集まるという。荷物を積み込み、水を買って乗り込む。私は4番目。20分経過。1人しか乗客が増えていない。話が違う。切符売場のおばちゃんに怒鳴る。「20分で集まるって言ったじゃないか!私は飛行機に乗らなきゃいけないから急いでいるんだ!ほかの手段でアクラに行くから返金しろ」「返金はできない。10分で集まるから待て」このやりとりを3〜4回した。結局、1時間半経っても7人しか乗客はいない。16人集まらないと出発しないというのに。
やばい、このままでは飛行機に間に合わない。私は本気で焦り始めた。もう、残りのセディが少ないため、返金してもらわないと厳しいというのに、おばちゃんは「絶対返金できない」と頑固と断る。ここは別の人に相談するしかない。近くにいたタクシー運転手集団に私の怒りをぶつける。「20分で乗客が集まって出発するって言ったから切符を買ったのに、1時間半経っても半分も集まらない。お金もないし、飛行機まで時間がない。」そして皆を引き連れて再度おばちゃんに文句を言う。味方がいたらなんとかなるかも。340円を返す返さないで大喧嘩する日本人。ドライバーたちは私の味方で、一緒になっておばちゃんに抗議してくれる。しかし、おばちゃんは強かった。このおばちゃんと揉めている時間はもうない。最後捨て台詞を吐いて3.4セディはあきらめる。
親切なドライバーが別のトロトロに私を乗せてくれるという。さっきからしきりに分かりにくい英語で2セディと連呼している。きっと仲介料を請求されるのだろうと思ったが、もう私に迷っている時間はない。ドライバーについて、道の向こう側で、タコラディ発アクラ行きのトロトロをつかまえることにした。
おじちゃんが言うには、今日は日曜日で皆教会に行っているため、トロトロ乗り場に人が集まらず、流しのトロトロをつかまえなければならない。そう言いながら、私に2セディを渡そうとした。「何のために?」「君を助けたいからさ」。…誤解していたよ。親切にしてもらった上にお金をもらうのは忍びなく、お礼を言って断った。おじちゃんのおかげで私は無事アクラ行きのトロトロに乗れた。先に並んでいた兄さんが、私に順番を譲ってくれたのも嬉しかった。ありがとう。
ガーナ最後のトロトロは色んな意味で思い出深いものとなった。いくつもの街をぬけ、9日ぶりのアクラに着いたのは2時間後の1時半だった。これなら何とか間に合う。ホントはもっと余裕でアクラに着いて、美容院で髪の毛を編みこみなおしてもらう予定だったのに。私の編みこみは、3回の洗髪で完全に取れてしまったのだ。残念。
37トロトロステーションで空港行きのトロトロを探そうとした時、奇跡的にあのチョコレートを発見!これでお土産もぎりぎり買えた。2箱、箱買いした。
空港でアビゲイル達と会う約束をしていたが、ちっとも現れない。やっぱり携帯がないと待ち合わせは不便。ギリギリになって、別の場所で私を待っていたアビゲイルに会えた。仕立ててくれた私の民族衣装を持ってきてくれた。
さよなら、ガーナ。
あっという間の11日だったなあ。
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