2008/07/16 - 2008/07/29
25位(同エリア32件中)
tomoさん
ブスアでのハプニングと長い夜
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 航空会社
- エミレーツ航空
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朝日を見ようと張り切って6時に起床する。
…残念ながら素晴らしいも朝日を拝むことはできなかった。今日は曇り気味。やっぱり雨季だしね。でも、張り切って早起きしたおかげで、海を独り占め。プライベートビーチ。一人、レイジ―チェアーに寝そべると、ヤギ?がお散歩をしている。実にのどかだ。
昨日みんなが聴きたいと言ったのでカバンの底から引っ張り出したipodを忘れずに浜辺に持ってきた。今の状態にぴったりの曲をチョイスする。やっぱり音楽があると気分の盛り上がり方も違う。寝そべりながら誰もいない浜辺で熱唱する。
あまりに熱唱しすぎて、隣に誰かが来たのに気付かなかった。話しかけてきたのはチェコ人男性。彼ら3人グループは今日の午後、ケープコーストに向かうそうで、よかったら一緒に行かないかと誘ってくれる。でも、ラシッドが実家のあるモロッコに帰省するために2日後トーゴのロメ発の飛行機に乗るので、一緒にケープコースト方面に行く約束をしている。ラシッドに今日彼らと一緒にケープコーストへ行くかどうか相談してみよう。決まったら後で連絡するねと別れる。 -
子供たちが起きてきた。トパーズとマティスの兄弟が楽しそうに水遊びする。そのうち水着に着替えて海で泳ぎだした。私も長ズボンをひざ上までまくって海に入ったが、いつの間にかズボンはびしょぬれになっていた。楽しかったなあ。
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子どもたちは海で遊んでご機嫌。アフリカの海というイメージとは異なり海水が冷たいのに、いつまでも海に入って遊んでいる。子供のパワーはすごい。
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皆で朝食をとる。私は紅茶だけで充分。
12歳のビクトールはフレンチトーストを食べて「これはフレンチトーストとは言わないね」と辛口コメント。パンケーキもみんなから不評。どうやら全体的に残念な味らしい。
ビーチはいつまでものんびりしている。 -
リーダーのジャンリックがラシッドの体調が悪いという。昨晩、5回も吐いたそうだ。私と同じように2段ベッドの上に寝ている彼が50メートル離れた共同トイレへ駆け込むのはさぞかし辛かったろう。電気もなく真っ暗だし。それにしても同じ部屋に寝ていたのに、ちっとも気付かなかった自分にもショックだった。同室の他の人は皆知っていたのに。
ジャンリックがラシッドはマラリアではないかという。ジャンリックもブルキナファソで支援活動をしている時にマラリアにかかったそうで、まさに同じような感じだったという。心配になった私はラシッドの様子を見に行く。昨日あんなに元気で子供たちと遊んでいたのに、見る影もないほどぐったりしていた。熱を出したことのない私は万一マラリアにかかって熱を出してもわからないかもしれないと思ったので、いざという時用に体温計を持ってきていた。その体温計が役立つ時が来た。38度3分!!!間違いなくマラリアだ。皆毎朝抗マラリア薬を飲んでいたが、効かなかったのだろう。マラリア薬の予防効果が完全でないことは知っていたが、それを目の当たりにして恐ろしいと思った。
私も病院に付き添いたかったが、航空券のリコンファームの電話番号を調べに近所の高級ホテルに行っている間に、ラシッドと付き添いをのせた車は出発してしまった。彼らが戻ってくるまで、私たちは待機。ラシッド、大丈夫だろうか。
今日、ラシッドとケープコーストへ向かおうと思っていたが、今のラシッドに移動は無理だろう。もちろん病気の彼を置いてはいけない。チェコの男性に今日はいけないので先に行ってくれと伝える。 -
ラシッド達が戻ってきた。
少し元気になっていたラシッド。よかった!
やっぱりマラリアだった。
職業柄、薬に興味のある私は写真を撮らせてもらった。へ〜、インド製。他にも色々興味深かった。これはビタミン剤。 -
こっちはマラリア薬。今まで予防用に飲んでいたマラリア薬からこちらに変更。
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治療開始が早く、ちょっと元気を取り戻したラシッド。明日、朝9時発で二人でケープコーストに向かう約束をした。少し食事をとって、ラシッドは部屋へ休みに戻った。早く良くなるといいなあ。
このあたりはロブスターが有名だとリーダーのジャンリック。ロッジの朝食があまりに不評だったのと、ロブスターを探すため、私もレストラン探索隊に加わり、ロブスターを扱うレストランへ価格調査に出発。結局、予算が合わなかったので、ロブスターは断念。近所にあるブスアインというフランス人が経営するレストランでディナーを取る。白身魚のアビジャン風、とってもおいしかった〜!!!さすが世界のフレンチ。
例の如くフーフを食べに行ったブラックアフリカン。戻ってきたムイーズにアフリカのゲームを教えてもらう。名前は忘れたが、算数と双六を合わせたような感じのアフリカではメジャーなボードゲーム。難しかった。
明日はみんなとお別れだ。さみしいなあ。今日もみんなで飲み会。12時頃、みんなは部屋に戻る。それから今日は最後の夜だからと別れを惜しんでくれるジェドゥネとムイーズの3人で、高級ホテルのバーで飲みなおす。バーも閉まり誰もいないホテルの庭で、3人で語らいながら飲む。3時まで付き合ってくれた彼らの気持ちが嬉しくて、またひとつ、忘れられない思い出となった。
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