2008/07/16 - 2008/07/29
22位(同エリア32件中)
tomoさん
モレ国立公園からクマシへ
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- エミレーツ航空
-
朝4時のバスに乗る。
このバスはオンタイム形式。
車掌係のお兄さんが配慮してくれたので、窓際の1人席をキープできた。
バスに乗り込む前に車掌のお兄さんにお願いして、エントランスでバスを止めてもらい、0.8セディを返してもらう。日本円にしたら約80円だが、今の私には死活問題。これで所持金は3.5セディ。気持ちに余裕が出る。
バスは8時半頃にタマレに到着。クマシ行きのバスのチケットを買わなければならないが、まず換金しなければ7セディのチケットすら買えない。土砂降りの中、親切な車掌さんが雨具を持っていないのにバスターミナルの裏手にある両替屋さんに連れてってくれた。ありがとう。その上発券所で切符を買ってくれた。
クマシ行きのバスはアフリカンタイムのバス。満席となる52人の乗客全てが集まらないと出発しない。相変わらず混沌とするタマレのバス停。車掌さんと別れた後、きょろきょろしていると、現地の3人組の人たちが仲間に入れてくれた。ここに座れと、発券所のすぐ外にある、穀物が入った袋と思しきものに座らせてもらう。いつ出発するのか気が気でない私をよそに、みんなのんきにおしゃべりをしている。やっぱりガーナの人々の英語は聞き取りにくいので、話をするのもなかなか大変。ナナ・アマ・アマンカというありがたいガーナネームをいただく。土曜日生まれの幸せなプリンセスという意味。
1時間ほどして、1人のおばさんがじゃあねとバスに乗り込む。どうやら3人は知り合いでもなんでもなく、ここで初めて会っておしゃべりに興じていただけのよう。日本ではこんなことはないなあと羨ましく思う。
11時半過ぎ、ようやくクマシ行きのバスが出発することになった。切符を買ってから2時間半。おしゃべり仲間のジュリエットが一緒に座ろうと、席を交換してもらって隣同士に座る。彼女はクマシ出身のタマレの大学生で、夏休みの今日はたまたま成績書を取りに来たそうだ。彼女は7時からバス停で根気よく待っていたそう。4時間半!
さあ出発となってからも、バスはなかなか動かない。スタンドでビニール袋に入ったミロを買う。猫舌の私にはバスにビニール袋入りのミロを持ち込むのは厳しかった。袋の口を開いて、液体を揺らし、早く冷めるよう試みるが、なかなか冷えない。ジュリエットがガーナについて色々説明してくれる。
途中、キンタンポのあたりでトイレ休憩。日本式に言うとサービスエリアのようになっていて、果物や水が買えるし食堂もある。バナナを購入。よく考えたら朝3時半に起床してから初の食事だった。
サービスエリアで、見たことがあるきれいなオレンジ色のTシャツだと思っていると、ソングナリ村で一緒だったオランダ人の子であった。なんという偶然!彼女達は村にステイ中だが、今日はキンタンポの滝までピクニックにきたそう。
クマシまで、道は悪くない。都会の喧騒に包まれて目を覚ますと、そこがクマシだった。皆、市内の何箇所かで突然降車しだす。私はホテルの目星をつけていたものの、どこで降りるべきかわからない。まあ、とりあえず終点まで行けばいいかと思っていると、終点までは時間がかかるからここで降りようと何だかよくわからないうちにジュリエットと下車する。 -
タマレのバス停で話をしている際に、ジュリエットの編みこんだ頭を誉めたら、私も編みこむという流れになった。アクラでアビゲイル達に誘われたときは断っていたが、あれから数日経ってすっかりガーナ色に染まってしまった私は、日本に帰るまでには何とかなるだろうという気になり、やってみることにした。どうせだったら今日編み込んじゃわないかということになって彼女の自宅の近所の美容院に行くが、長旅で疲れているので明日ということにする。
すぐ裏手にある彼女の実家を訪ねる。写真は彼女のおばあちゃん。 -
既に時刻は夕刻。彼女のお母さんやご近所さんが夕飯の支度をしている。
-
近所の子供達。皆写真に写りたがる。地元の人しか来ないであろう住宅地に突然現れた東洋人にみんな大はしゃぎ。「ブルーミン(白)!」と合唱しながらついてくる。ガーナでは私は白人に分類されている。
ジュリエットが家へ泊れと勧めてくれる。ありがたいが今日はホテルでゆっくり寝たい。それならば近所に泊まったらどうかとホテルまで連れてってくれる。エアコンつき、バストイレつきで広くてとってもきれいだったが、25ドルと予算オーバーな上に、2日後にバスでケープコースとを目指す私には、バスターミナルから遠く、どこだかよくわからないここに泊まるのは厳しい。
彼女に丁重に断って、予定通り、バスターミナルのそばのゲストラインホステルに泊まることにする。ジュリエットと明日は朝6時!に彼女の家の近所の教会前で待ち合わせる約束をする。彼女はホテルまでのタクシー運転手に、明日の朝6時にホテルまで私を迎えに行くよう手配してくれる。
ゲストラインロッジに着いた頃、あたりは暗くなっていた。表通りから一本裏に入った通りにあるので、人通りも明かりも少なく、ちょっと恐い。バスターミナルにチケットを買いに行こうと思ったが断念する。
気を使いたくないから個室に泊まることにした。バストイレ共同で8ドル。ただしベッドとちょっとしたテーブルがあるだけの1m×2mと狭い部屋で、1つの大きな部屋をベニヤで簡単に仕切っていくつか部屋を作っただけのような、カプセルホテルのような場所。
朝3時半から活動しているが、これまでに食べたものといえばモンキーバナナ1本とミロだけ。ホテルのテラスにあるレストランで夕食をとろうと試みる。ガイドブックには系列レストランのバブーレストランからおいしい食事を宅配してもらえると書いてあるが、どうやらそんなシステムはなさそう。サンドイッチしかないというので、バブーレストランまで歩いていくことにした。受付のお姉さんが門番のおじさんに私に道を教えるよう指示し、おじさんと大通りまで歩いたところで、「あっちの方だ」と放置される。暗いから一緒についてきてくれと頼むと、1ドルくれと言うので、そうまでしてご飯を食べる気分ではないと思い、ホテルに引き返す。
ホテルに戻ってメニューを見ていると、子供連れの団体旅行客が入ってきて受付でなにやら長い時間交渉している。おかげで私はレストランに取り残されたまま。あのー、私の注文はいつ聞いてもらえるの?
−それが私と彼らとの最初の出会いだった。
卵サンドとファンタオレンジを注文しても、なかなか出てこない。ようやく出てきて食事を始めた頃、さっきの団体旅行客がレストランに入ってきた。誰もいないレストランで真ん中の席を陣取っていた私は、彼らが一緒に座れるように席を移動しようと思ったが、そんな力も残っていないほど疲れきっていた。私を取り囲むように座ったその団体客が注文を始める。フランス語が聞こえる。10人以上もいる上に子供もいるので、注文するのも大変そう。誰かがファンタオレンジを注文したら、受付嬢兼ウエイトレスに「そっちのお客さんので最後よ」と言われている。「そこのお嬢さん、ちょっとファンタをおくれよ」。疲れてゆっくりしか食事が進まない私に、1人のおじさんが冗談っぽく声をかけた。疲れている私は軽く流す。しばらくすると、「ちょっとポテトをわけてくれない?」とさっきのおじさんが冗談を言う。「冗談だよ!」おじさんはあわてて言ったが、「私もちょうど食べ切れなくて困っていたところだから」とおなかをすかせてそうだった子供達にポテトをあげた。
それをきっかけに、しばらく彼らとおしゃべりをした。フランス語を話す人達であまり英語は上手じゃない。1人上手な英語をしゃべる人がいた。彼はベナン人だった。ベナンで教育問題に取り組んでいるらしい。20分程度しゃべったところで、疲労がピークに達し、部屋に戻る。シャワーを浴び、洗濯をした後、水を買いにレストランへ戻ると、さっきの団体客がこれから飲みに行くところだけど、一緒にどうかと誘ってくれる。明日は朝6時に待ち合わせだからと断り、急に降り出した雨に困っていたベナン人に「受付へ渡しておいてくれればいいから」とレインコートを貸す。
私はこれ以上ないほどくたくただった。あっという間に眠りに落ちた。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
tomoさんの関連旅行記
その他の都市(ガーナ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
4