2008/07/16 - 2008/07/19
19位(同エリア32件中)
tomoさん
モレ国立公園の歩くサファリ
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- エミレーツ航空
-
ドミ同室の朝4時バス出発組の準備の音で目覚める。
昨日、疲れ果てて顔も洗わないまま眠ってしまっていた。
ドミには私の他3人の旅行者が宿泊しており、2人は朝のバスで出発していった。
実に不親切なモーテルの受付嬢によると、モーテル及びララバンガ発のバスはこの朝4時のバスしかないとのこと。
確かガイドブックにツアーの受付は朝6時からと書いてあったので、静かに準備を始める。
といっても昨晩準備をする前に寝てしまったのでうるさくなってしまったが。
テラスから朝靄のけぶる公園を見下ろす。
やっぱりここからの景色は最高だ。
私の他に誰もいないのが気になるが、とりあえず事務所に行ってみる。
ツアーの受付は7時とのこと。
事務所に貼ってあるポスターによるとモーテルの近くのMognoriという村ではカヌーツアーなんかもやってるそうで非常に興味があるが、残念ながら私には時間の余裕がない。そしてその村までたどり着く手段もない。
1時間、どうしようかとふらふらしてると3匹の象の朝の散歩に出くわす。
真ん中の白いものは象の骨。 -
事務所の脇のスタッフ用の朝食屋さんで朝食をとることに。
赤ちゃんを背負ったママンにトーストとミロをお願いする。
ミロ、おいしいなあ。
セディーが乏しい私の財布にもやさしい。
私の2メートル先では、象も朝食中。
木の枝をものすごい勢いで引きちぎっている。
他の旅行者はまだ夢の中。
象と一緒に朝ごはん、やっぱり早起きは三文の徳かしら。 -
モーテルの近くでも色んな動物が見られる。
モーテルも公園の一部なんだと実感する。 -
7時から受付開始。
1〜2時間のお気軽コースと4時間のロングコースがあり、ある程度人数が揃わないと開催されない。ライフルを携帯したレンジャーを先頭に張り切って4時間コースに出発。
長靴レンタル可能。ララバンガに宿泊した人はレンタサイクル・徒歩・宿の送迎のどれかで事務所まで来る必要があるが、時間を守らないとツアーに参加できないので注意。送迎が間に合わなくて参加できなかった人もいた。 -
高台にあるテラスの脇の道を下り、公園の中へ入る。
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歩き始めてほどなく、象の朝シャワーに遭遇。みんな喜んで写真撮影。
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もう1頭、遅れて参加。みんなとっても気持ちよさそう。
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昨日降った雨で地面は少しぬかるんでいるが、平たんな道は歩きやすい。今は一年で一番涼しい時期とはいえ、日影がないと暑い。気温の高い乾季は厳しいだろうなあ。
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肉食獣に襲われたと思しきアンテロープ?の死体。ツアー参加者が一斉にざわめく。
「この襲い方は豹だが、この近隣には住んでいないから大丈夫だ」とレンジャーは涼しい顔。 -
ここはアフリカ。そして歩くサファリ。草をかき分け道なき道を歩くことは容易に想像がつく。私は小学校で叩き込まれた山へ行くときの装備を忠実に守り、長そで、長ズボンは当然、帽子にスカーフに突然の雨に備えレインコートと完全防備の上、リュックには水と非常食も持参。
ところが、他の欧米の参加者は、ノースリーブだったり短パンだったり、虫刺されや植物かぶれを全く気にしていない。ここはアフリカだよ?水も食料もレインコートも持っていなくて大丈夫?なのにとってもおしゃれにスカーフを巻いてるよ?いくらブーツのレンタルがあるとはいえ、事務所に短パンとキャミソールにビーチサンダルで現れたおばさんには驚いた。
私は一人やりすぎな格好。部屋に軍手を忘れてきてしまって、しまった!と思った自分が馬鹿みたい。思いがけず文化の違いを痛感する。 -
何度もシカ類が通る。でも動物の動きは速いし、暑い中のトレッキングで意識が飛びかけ、上手に写真が撮れない。やっぱりサファリには一眼レフが必要。そして暑くて疲れると写真どころじゃなくなるから、体力が一番必要。レンジャーの説明が聞こえる場所まで追い付くのだけで必死だし。
途中、監視小屋のような所に登ってしばし休憩。椅子に座ったとたん、眠ってしまう。どう頑張っても目が開かない… -
アリ塚。
見たことないアリだった。
色も大きさも。
みんなあんなに露出していて大丈夫なのかと更に気になる。 -
またまた象に遭遇。象は人間に会っても逃げないし、大きいから、写真に奇麗におさまてくれる。
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途中、小学生の遠足状態で皆が大きな声でしゃべっていたので、レンジャーに「動物に逃げられてしまうだろう」と叱られる。せっかく、旅行の話で盛り上がってたのにな。まあ、よく考えたら当然です。
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次は絶対一眼レフを買わなきゃ。
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張り切って参加した4時間ツアーもいよいよ終わり。やっぱりこういう道は歩きやすい。
足元がぬかるんでいたので、運動靴はドロドロ。ブーツをレンタル人は賢いかもと思っていたら、ブーツはどれも穴があいていて、穴から小石が入り込んで、皆痛いからとにかく早く脱ぎたいと騒ぐ。ブーツを脱ぐと足がパンパンに張れている。…やっぱり汚れても運動靴が正解かな。
ツアー代は1時間0.8セディ程度。激安。当初はせっかくだから午後のツアーにも参加しようと思っていたが、そんな体力はどこにもない。 -
靴もズボンもドロドロになったので洗って外の柵に干す。今のところドミに私ひとりなので、気兼ねなく洗濯もできる。昨日はまさかこれ?と思ったバケツシャワー(桶あり)にもなんの抵抗もなく入る。水はバケツで配給制なので、慎重に使う。
フランス人の女の子がドミに加わる。やっと友達ができると喜んだのも束の間、彼氏が男子ドミにいることが発覚。ちっ。
お金がないので、4時間も歩いたのにランチが食べれないことが発覚。スプライトなんて飲んでる場合じゃなかった。昨日タマレのバスターミナルで買ったビスケットをかじってみたが、ま、まずいよ。
大好きなテラスでガイドブックを読んでみる。やっぱりララバンガのモスクを見たい! -
テラスに座って、涼しい風に吹かれながら、読書をする人々。なんて優雅なんでしょう。私もガイドブックを一生懸命読んでみるも、やっぱり大好きな景色を何度も見てしまって、読書に身が入らない。私には優雅な時間は無理なのかしら?
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モレモーテルにはプールなんていう贅沢なものもある。水着は持ってきているものの、一人で泳ぐのもどうかと思うし、日焼け止めやら蚊のことを気にしている私には無縁ですが。
モーテルの宿泊者以外でも利用できる。リゾートな風景に、アフリカにいるということを忘れてしまう。 -
優雅な時を過ごすのに向かない私は、ララバンガまでのレンタサイクルを探すことに。もう3時過ぎだし、片道5キロを歩く気力も体力もないしね。
たまたま聞いてみた男の子がララバンガ出身で、誰かにバイクを借りたら連れて行ってくれるとことになった。売店のおじちゃんのバイクを値切って借りる。よく考えたら高かったけど。
バイクで赤土の道を飛ばす。これは私があこがれていたこと。アフリカで風になった私。気分は最高。 -
街の中を案内してもらう。これはシアバター。食用・石鹸・保湿剤と色々な用途に使える。
ガーナ出発前に見た番組では、近年日本や欧米でシアバター人気が高まり、ガーナのお隣のブルキナファソから大量にシアバターが輸出され、現地の人が手にできないという問題が取り上げられていた。 -
モスク!
ガイドブックで一目見た時からどうしても見てみたかった。
西アフリカで一番古く、毎年色を塗り替えるそうだ。マリで泥のモスクを見たかった私の心を満足させる、ユニークなモスク。 -
案内してくれた彼。
モスクを貫いている材木に上ってもいいとのこと。
ちなみに、運動靴を洗濯中の私は、ビーチサンダルに防蚊対策として靴下を足袋のように履いている。ニュースタイルだねと突っ込まれるが、マラリアになるよりはいいだろう。トレッキングに水を持たずにノースリーブで素敵にスカーフを巻いているおしゃれな他の旅行者のことが頭をかすめるが、私はおしゃれより安全を選ぶね。 -
マジックストーンを見に行く。なんでもマジックストーンが村を守っており、これをどかして道を作ろうとした時に、事故が多発したので元に戻したとか。
これは昔の学校。 -
彼にモスクの入場料やら村への少額寄付を支払ったらすっからかんになった。半分はドルで払ったのに。
やっぱり夕暮れ時のテラスからの眺めも最高。 -
昨日は注文してから食事が全然出てこなかったので、今日は早めに注文してテラスで30分くつろいでからレストランに行く作戦。我ながら賢い。
財布を全部ひっくり返して、小銭も全部あわせてみても、7セディ程度しかない。リゾート感が漂うだけあって、レストランは高め。ドルで払えるか聞いたら即却下。お金がないんだと食い下がっても一切認められず。ううっ。仕方なく4.5セディのハンバーガーにする。きっとフライドポテトが付いているから、お昼も食べれなかった私の極限状態の空腹も満たされるだろう。みんながビールだのワインだの頼んでいるというのに、私は持参した水にする。まだ返してもらっていない0.2セディをレストランから、0.8セディを明日エントランスから、なんとしても返してもらうことにする。
注文してから30分、美しい風景を眺める。これでここからの眺めも見納めなんだなあ。残念だなあ。 -
30分経ってレストランに行ってもちっとも料理が出てくる気配なし。
刻々と変わるその景色に、思わず写真を撮りにレストランを飛び出る。名残惜しい。
結局、料理が出てきてたのは1時間後。ここは忍耐を要するレストラン。特に1人旅にはきつい。私の前に注文した人が、料理ができて3回ぐらい呼ばれた時にレストランにいなかったのであっさり下げられてまった。後からレストランにきて問い合わせても後の祭り。オソロシイ。その場にいないと部屋を見に来てくれるという制度はない。
予定通り、0.2セディを返してもらう。お釣りを返してもらうのですら10分ほど待たされる。 -
いつの間にか、ドミは満員になっていた。洗濯物も乾いた。
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明日は朝4時のバスで出発する。午後6時ごろにバスで到着して、私がベッドに入った頃に食事から戻ってきたグループがいたので、うるさくて寝れないかもと思っていたが、ツアーでの疲れで、あっという間に眠りに落ちた。
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