三度目の北欧一人旅Part1(成田～ヘルシンキちょっぴり観光)

2008/08/26 - 2008/09/27

一昨年はノルウェーとデンマーク。昨年はスウェーデン。
今年はどこに行こうかと考えたときに、こうなったら北欧最後の国に行ってみたいと。そんな流れからフィンランド行きを決めました。そして、去年時間がまったく足りなかったスウェーデンにももう一度。

そして、一昨年はトロムソ、昨年はアビスコと、北極圏の町を訪れていたので、今年も、と。そうして決めたサーリセルカ行き。初日にヘルシンキまで移動し、翌日市内観光をしてから夕方サーリセルカに向かいます。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 航空会社: スカンジナビア航空

今回は、成田空港からコペンハーゲン、そしてヘルシンキへと乗り継ぎます。フィンランド航空ならずっと早いのですが、特典航空券なので贅沢は言えません。

スカンジナビア航空の機内食。前菜のエビがとても美味しかったです。メインのポテトとサーモンのはさみ焼きは、ポテト80%の代物でしたが・・・

コペンハーゲンに到着。なかなかゲートが決まらず、1時間ほど待ちぼうけ。

コペンハーゲンからヘルシンキまでは、Blue1というSAS系列の航空会社。初めて利用する航空会社で、ちょっとわくわくします。

機内食が出ました。この箱がかわいくて、持って帰りたいくらいです。

中身です。前の便でお腹一杯だったので、あまり沢山食べれませんでした。持って帰りたかったのが本音だけど、隣が気になってさすがにできず・・・
ちなみに、サービスのときも、最後の見送りのときも、ニコリともしないCAさんに驚きました・・・！

ヘルシンキに到着しました！荷物を受け取り、エアポートホテルへのバスを探します。行き先掲示板が無く、インフォメーションでバス停を聞き、更にバスの運転手に聞きまくって、なんとかホテルへのバスを探し出しました。

今日宿泊するホテル、エアポートホテルボーナスインです。1万円そこそこのホテルなのであまり期待してなかったのですが、これが意外によい！送迎無料、朝食つき、部屋はきれい、近くにショッピングセンターがある(時間が遅くて行けなかったですけど)。
今日はこれで就寝。明日はいよいよ街歩き、そのあとにサーリセルカに向かいます。

スカイライン エアポート ホテル ホテル

朝になりました。なんだか微妙な空模様？なんとか一日、天気が持てばよいのですけど・・・

ホテルをチェックアウトし、一度空港に戻ります。夕方の便でイヴァロに向かうので、先にチェックインして身軽になってからヘルシンキを散歩しようという魂胆です。
8時ごろチェックインしようとカウンターに行くと、見事にだーれもいない。一応首都の空港なのに・・・。国内線より、国際線のほうが混む空港なのかもしれません。
チェックインは無事に済みましたが、航空券をくれません。聞くと、「パスポート見せればOK！」とのこと。驚きです。

このあと、エアポートバスで市内に向かいます。

ヘルシンキヴァンター国際空港 (HEL) 空港

ヘルシンキ市内に到着しました。朝早いからでしょうか、あまり人は多くありません。ストックホルムに比べると、随分小さく感じるな、というのが第一印象です。

まずは中央駅の地下に入って、交通局のインフォメーションセンターに向かいます。ここで地図を入手。1日券も購入できるようだったので、窓口で購入しました。ヘルシンキカードという、美術館などの入場料も含まれた券もあるのですが、見所は意外に無料であることが多いこの街、元はどうしても取れなそうなので、交通機関のみの一日券を購入です。こっちは、トラムに4回も乗れば元が取れてしまいます。

これが一日券。プラスチックの立派な券です。窓口の係員さんが使い方を丁寧に教えてくださいました。機械に差し込んでヴァリデートすることが必要だそうで、もし説明がなかったらかなり戸惑っただろうと思います。

駅からスオメンリンナ島へ向かうフェリー乗り場に向かいます。これはポホヨイスエスプラナーティ通り。舌をかみそうです。

その通りには、エスプナーディ公園という公園が併設(？)されてます。街の通りに緑一杯の公園があるって素敵だなぁと思います。

港に到着しました。港にはマーケット広場という屋外市場があり、9時をまわったばかりですが、沢山のお店があります。美味しそうなものも沢山。島から戻ったら、見物してみようっと。

のんびりフェリー乗り場に向かうと、ちょうど目の前でフェリーが出発してしまいました。次は、40分後。時間がすっぽりあいてしまったので、近くのウスペンスキー寺院を訪れることにしてみました。

ウスペンスキー大聖堂 寺院・教会

寺院には、すでに沢山の観光客が。中に入ると、どことなく他のヨーロッパで見た寺院とはまた違った雰囲気があるように思えます。彫刻で飾っているのではなく、すべて絵画なんですね。

アクセサリーや絵画など、沢山のものが飾ってありました。

10時近くなったので、港に戻ります。そしてフェリーがやってきました。乗船時にチケットを見せたりするのかと思ったら、何も手続きなしなことに驚きです。

スオメンリンナ島行きフェリー乗り場 船系

ちょっと寒かったのですが、風景を見たかったので上にあがることにします。近くにバイキングラインやシリヤラインの船が見えます。もうちょっと天気がいいと、気持ちいいんだろうけどなぁ。

あっという間に、船着場に到着。沢山の観光客が降ります。さて、インフォメーションを・・・と思ったら、インフォメーションセンターは随分先のよう。よく分からないまま、学校の遠足らしき子供たちのあとについていきます。

スオメンリンナの要塞 建造物

・・・どうも、迷子になってしまったようです。地元の人もあまりいない、工事現場が沢山ある辺りに来てしまいました。おもちゃの博物館を見かけたので、それほどおかしなところには来ていないはずだけど・・・

苦労して、やっとインフォメーションにたどり着きました。中には日本語のパンフレットもあり、ありがたく頂戴します。でも、もうちょっと港の近くにあれば楽なのにな〜。

島には、こんなかんじの石で積んだ建物が沢山あります。これも要塞であったが上の、堅牢さなのでしょうか。

島の南端にやってきました。海に向かって、沢山の、本当に沢山の大砲が並んでいます。写真で見たときは、1台だけかと思ったのに・・・

そして、大砲の並ぶ内側は、起伏がある土地が広がります。今は美しく見える光景ですが、昔は要塞であって、沢山の血が流れたかもしれないと思うと・・・複雑な気持ちです。

起伏の下は、このように人が入れるようになっています。倉庫？それとも・・・？

これは干ドック。一度埋まったものを修復したようです。

本当は、島に降りてすぐの建物を潜り抜けて歩けば、ちゃんとたどり着いたようです・・・あまりにも看板が小さいので、見逃してしまってました。

マーケット広場に戻ってきました。先ほどよりも沢山のお店が開き、非常ににぎわってます。おみやげ物もいろいろあったのですが、さすがに北欧、高い！木のカップが数千円。とても手が出ません。。

マーケット広場 (カウッパトリ) 市場

お昼は何にしようかな・・・と迷いましたが、朝から気になっていた屋台に決定。

ほかほかのベイクドポテトに、燻製のサーモンがこれでもかと。下にはレタスとコーンが入っています。これで7ユーロ。何種類かのソースから、タルタルを選択。これがまた、美味しい！あとから入ってきた日本人夫婦は二人で1つ食べてましたが、私はしっかり一人でいただいちゃいました！

すっかりお腹も一杯になったので、トラムに乗って少し市内をまわることにします。デザイン美術館に向かっていたのですが、近くにかもめ食堂のロケ地があるな・・・ということで、ミーハーですが探してしまいました。と、わりとすぐに発見！思ったよりも、ずっと小さなお店でした。中も覗いてみたかったけど、沢山人がいそうで断念。お腹もまだ全然すいてないし。。今思えば、コーヒーだけでも飲んでいけばよかった。

そして、目指すデザイン美術館です。フィンランドデザインが一杯・・・というのを期待してたのですが。二階の展示室は前衛芸術かというものばかり。私にはあまり理解できない、激しい芸術品や写真。ちょっとがっかり・・・
でも、地下にも展示室があることに気づき、行ってみると。こちらはちゃんと(？)フィンランドのデザインの歴史が「少し」展示されてました。ロシアやスウェーデンの影響を受けていること、自然をモチーフにしたものが多いこと・・・などなど。でも、もうちょっとこちらを前面に押し出してほしいなぁ・・・

デザイン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

そして、トラムに乗って駅前に戻ります。15時には空港に向かわないと・・・

ちょっと時間があったので、郵便局を覗いてみました。すると、郵便局の中にマリメッコの箱が売ってる！ほかにも、可愛らしい箱が一杯！郵便物がこんなにかわいい箱に入ってやってきたら、どんなにハッピーだろうなぁ！

空港に戻ってきました。

工事中の看板。こういうなんでもないところにも、デザインがあふれてるなって、思います。

本当にパスポートだけで飛行機に乗れるのか不安でしたが、持ち物検査場ではパスポートを求められることもなく、そのまま入れてしまいました。これがヒースローだったら、ありえないですよね。本当に平和な国なんだと実感しました。
飛行機の機材遅れで、随分出発は遅れました。やってきた機体は、いつものデザインじゃない！あとで機内誌で読んだところによると、サービス開始当初のデザインなんだとのこと。

話には聞いていましたが、フィンランド航空国内線は自由席。パスポートで乗れたのはいいですが、レシートも何もくれません。一応JALのマイレージにつけようかなと思ってたんだけど・・・証拠ないじゃん。。
ちょっとしたものですが、機内食が出ました。薄パンのチーズサンドなのですが、これが美味しい！本当に、ヨーロッパのパンって、なんでこんなに美味しいんだろう！

途中キッティラ空港によって、イヴァロ空港に到着。飛行機は沢山の乗客がいましたが、ほとんどはキッティラで降りていきました。普通はこういうとき一度乗客を降ろすと思うのですが、そのまま。一応の荷物チェックをすると、今度はヘルシンキに帰る人が乗ってきました。どうやら、ヘルシンキ→キッティラ→イヴァロ→ヘルシンキというコースを一周しているようです。それにしても、予約したときには直行便って書いてあったのになぁ・・・

イヴァロ空港 (IVL) 空港

ここからサーリセルカへは、バスがあります。バスがすぐに分かるか不安でしたが、外に出るとすぐにバス。迷いようもありませんでした。

ついに到着しました！今回のホテル、トゥントゥリです。去年のアビスコではものすごい寒さでしたが、時期が若干早いせいか、それほどすさまじい寒さではありません。

サンタズ ホテル トゥントゥリ ホテル

もうすでに8時半。この日はさすがに疲れてこのまま就寝。明日は楽しいハイキングが待ってます！

この旅行記へのコメント （2）

• ＠とらじろうさん 2008/10/17 18:22:02

  はじめまして！

  
  　はじめまして、たるとさま^^
  
  
  　北欧の素晴らしい旅行記を拝見して感動！
  　続けて三度も行かれたのですね。
  
  　私も今、9月のストックホルム旅行記を書いているのですが、なかなか捗りません。
  
  　ニュージーランドの旅行記も感心しながら拝見しました。
  　私も10月初旬にオークランド近郊を旅行したのですが、北島よりも南島の方が見所が多いように感じました。私もいつかぜひ、南島を旅行したいと思います。
  
  　写真もきれいですし、旅慣れていらっしゃいますね。
  
  　今後もときどきお邪魔させてください。
  
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＠とらじろう

  たるとさん からの返信 2008/10/18 08:31:30

  RE: はじめまして！

  訪問ありがとうございます！
  
  とらじろう様のストックホルム旅行記、拝見しました。
  沢山の写真を見ているうちに、楽しい思い出がよみがえってきました。
  私も同じ場所に感動したりしたなぁと(^^
  
  ニュージーランドの南島、とても素晴らしいですよ。
  車を運転されるようでしたら、きっと更に楽しめるかと思います。
  私もまだまだ沢山行きたいところがありますので、
  遠くないうちに再訪すると思います。
  
  またゆっくり、他の旅行記も拝見させていただきます！