2008/07/15 - 2008/07/15
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harihariさん
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京都憧れの宿の一つ、「晴鴨楼」に泊まっての祇園祭見物2日目。
この時期、京都市中は祇園祭一色になるので、どこをウロウロしても楽しさがいつもとひと味違います。
そして、暑さと人の数も、いつもとひと味違うことを知りました...
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 私鉄
-
2日目。
早朝。まだ人の気配のしない玄関。
朝の散歩に出かけるのが、旅先の恒例。
行き先は清水寺。朝6時から参拝できるのがポイント。 -
五条から東山に向かって、この分かれ道を右に行くと茶わん坂。
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なだらかな坂道をひたすら登って、清水寺に到着。
朝なのに、暑い。 -
清水寺本堂。観光客の一人もいない清水の舞台。
去年の夏もそうでしたが、清水に来るなら早朝に限ります。昼間は観光客でごった返す舞台も、産寧坂も、自分たちだけで独占できるんです。 -
それにしても、暑い。蒸し暑い。こんな山の上なのに、この日は全く風も吹かないし...
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参拝を終えて戻ろうとすると、前方から僧侶たちの姿が。
一番前の紫の袈裟を着た人、どこかで見たことあると思ったら、清水寺の森貫主でした。
あの、年末になると今年一年をあらわす漢字とかを書いてニュースになってる人ですよね。 -
朝のお勤めを終えたのか、一行はすれ違いざま挨拶をすると、談笑をしながら階段を上っていきました。
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旅館への帰り、有名な五条ゲストハウスを発見。いかにも外国人ウケしそう。
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だし巻きや鰈の干物など、純和風の朝食。
朝食の前に、お風呂をいただいたので、さっぱりとした気分で食事ができました。 -
朝食の揚げ出し豆腐と焚き合わせ。
京都の朝は和食に限ります。大満足。 -
シメはもちろんお茶漬け。余すことなく、ご飯をいただきました。
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朝の木漏れ日が射し込む坪庭。
飛び石を下駄で歩くと、カランコロンと心地の良い音。でも、親指の付け根が痛くって... -
あんなに蒸し暑かった空気も、坪庭に降り立つとずいぶん軽減されます。植物のチカラは凄い。
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チェックアウト前。
たった一日だけど、泊まった部屋にはいつも愛着がわいて名残り惜しくなるんです。またいつか来られるかなぁ… -
チェックアウトをして、宮川通りを四条に向かって歩き始めます。
花街・宮川通りも、午前中は夕暮れ時とは全然違う表情。 -
祇園や白川ほどは観光客が来ませんが、宮川通りにもたくさんのお茶屋さんが両脇に並んでいて、夕暮れ時になると提灯に明かりが灯ってとても趣がある通りなんです。
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中にはこんな木造3階建ても。
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四条に到着。四条大橋の袂の東華菜館。ヴォーリズ建築。
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そして、そのまま新京極を三条方向に向かいまいた。
三条少し手前にある三嶋亭というすき焼き屋さん。創業明治6年の老舗です。 -
三条通に建つSACRAビル。元は不動貯金銀行京都支店。大正5年ごろの建築。
ここから烏丸通までは、近代建築が目白押し。少し前に京都文化博物館には行ったので、この前立ち寄らなかった所だけを写真に収めようと思っていたのですが... -
せっかくここに来て、イノダコーヒー本店に入らないなんて。
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京都の朝はイノダで始まる...って、何かのコピーだっけ。
僕はホットコーヒー、奥さんはアイスコーヒーフロート。フロートのクリームは微かにレモン風味なんです。 -
中京郵便局。明治35年建築。
見事な煉瓦造り。実は昭和40年代に全面解体の話もあったのだとか。日本全国からの反対の声に、ファザード保存(外壁だけを残して、中を新築することで建物の保存を図る方法)で答えた画期的な例なんだそうです。 -
烏丸通到着。
みずほ銀行。明治39年建築。日本銀行本店や東京駅を手がけた辰野金吾による設計。
赤煉瓦の外壁に白い石の帯を走らせる辰野式と言われたスタイルは、京都府立文化博物館と同じですね。 -
烏丸通で鈴鹿山。
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鈴鹿山の御神体。
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八幡山。
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八幡山の見送りは17世紀に作られたもの。
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北観音山。
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見事な細工。江戸後期のもの。
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松阪屋の屏風祭。
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屏風祭。鉾のミニチュアが飾ってありました。
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南観音山。
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山鉾巡行の最後を飾るのがこの南観音山。
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放下鉾。
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かつては、長刀鉾と同じように生稚児を乗せて巡行していたこともあったそうです。
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船鉾。
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船首にある総金箔の鳥は1760年に作られたもの。
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青貝螺鈿の舵は、1792年製作。
鉾自体が文化財クラス。 -
岩戸山。
右上の看板、「木の婦」ってこんなところにあったんだ... -
屋根裏の四季草花図は今尾景年画。相国寺瑞春院の孔雀の襖絵を描いた画家ですね。
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木賊(とくさ)山。
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木賊山の御神体。
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油天神山。
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太子山。
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太子山のお飾り所となっている秦家。江戸から明治時代に薬商として栄えた家です。
「奇應丸」の看板、ガス燈やむしこ窓が明治初期の繁栄を偲ばせます。 -
暑さも限界に近づいたところで、昨晩訪れた杉本家住宅の向かいにある三丘園に。
宇治に本店のあるお茶の名店が、築百年を超える町屋に御茶処を出しています。 -
店内はこんな感じ。坪庭を取り囲むように客席があります。
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祇園祭らしく、ちまきのセットで冷えたお茶をいただきました。
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四条通まで戻って、函谷鉾。
時間は夕方4時過ぎ。そろそろ、今晩の宵々山に繰り出そうかという人達で四条通に人が増えてきます。 -
孟宗山。
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孟宗山の御神体。
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もう一度四条通に戻って、最後に長刀鉾。
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圧巻の工芸装飾。近づいてじっくりと見てみたいものです。
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四条界隈を少しぶらつき、5時ごろ本日の晩ご飯「グリルミヤタ」へ到着。
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店内はコの字型のカウンター席のみ。どうやら一番乗りだったようです。
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まずサラダがきて、そのあとにこのサーモンのカルパッチョ。
サーモンがでかい。野菜といっしょにモグモグ食べるって感じ。美味しい。
このあと、メインまでの間にコーンスープとフレンチフライが出ます。 -
そして、メインの炭火焼ハンバーグ。
炭火焼きなので、火を通す際に余分な油を吸い込まず、肉の脂の旨みだけで仕上がっています。
デミグラスソースは、ワインが効いてて甘すぎない大人の味。 -
ご飯がついてくるので、米好きには最高。分量的に物足りない人は、ハンバーグ300gがいいですよ。
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でも、ご飯のお代わりができるので、できればコレがおすすめ。
ハンバーグだけではデミグラスソースが必ず余るので、お皿にご飯を入れてもらって、黒胡椒を少しふりかけて、まんべんなく混ぜてから食べるとめちゃうま。
デミグラスソースも残さずいただけて、お腹も大満足
。(メニューにはないので、直接お店の人に頼めばいいです)
初めての祇園祭、晴鴨楼に泊まって、暑すぎていっぱい汗もかいたけど、ハマってしまいそうな楽しさがありました。
来年は宵山に来ようかなぁ。
2008夏・祇園祭宵々々山(完了)
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