2008/06/26 - 2008/07/05
150位(同エリア205件中)
fareさん
パルミラからダマスカスへの旅。イラク国境まで100キロ地点ま迫る。古代都市ダマスカス。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
PR
-
イラク国境までおよそ100kmの地点。シリアからイラクに向けてトラックが列をなしている。戦渦の国と隣接地帯。のんびりと観光していることが不思議に思える。
-
道路脇のカフェ。大型観光バスや乗用車が立ち寄っている。トイレ休憩に利用されている。ちょっとしたお土産なども売られていた。
-
店の名は「バクダットカフェ」ラクダの絵が可愛い。ガイドブック「地球の歩き方」に土の家の紹介があった町ではないが、これが土の家かと感激した。
-
同じ場所にベドウィン風のテントがあった。周りは砂漠(土漠と表している添乗員さんやガイドブックも多い)。水が貴重で、トイレに水を運ぶ店の人が印象的だった。
-
赤い土の山。木々も育っていない。荒涼とした風土が続く。
-
まずは国立博物館の見学から。古代オリエントの文化財などが貴重という。
-
入口のぽつんと置かれているのはローマ時代(紀元2〜3世紀頃の石像)。
-
入口はウマイア朝代別荘の遺跡(カルス・アルヒーラの門)で飾られている。
-
見事な装飾に驚かされる。内部は貴重な展示品でいっぱい。写真撮影は原則禁止。アンフェアな係にそそのかされて撮影を試みる外国人観光客が数名いたのは残念。偶像崇拝を否定するユダヤ教ではあるが、その礼拝所の壁画が移設されていたり、世界最古のアルファベット文字が刻まれている粘土板があったりと考古学ファンにとっては垂涎の宝庫だ。
-
博物館を出て、町を通り、アゼム宮殿へ向かう。と通の果物屋さん。
-
アゼム宮殿。オスマントルコ時代の最も華やかな政治家だったアサド・バシャ・アゼムの宮殿。18世紀半ば建造。
-
宮殿の中庭から撮った建物の様子。アーチと装飾が美しい。建物の中はさながら民俗博物館。華やかだった頃の様子を想像するにはいいのかもしれない。
-
建物内部は撮影禁止。中庭の一角にもこのような展示があった。工房で働くガラス職人の様子。
-
たくさんの部屋があって、楽しい。噴水のある部屋、武器が飾ってある部屋、婚礼の様子を展示している部屋など、数多い。また、別棟のような建物もあり、時間をかけて見る値打ちがある。
-
ウマイヤド・モスクに面したスークへ向かう道はローマの遺跡が残る。
-
イスラーム信者でない者は、英雄サラデーンの墓があるアディリーヤ神学校を経てウマイヤド・モスクに入る。写真の左横にそのお墓がある。
-
ウマイヤド・モスクの中庭。ローマ時代にダマスカスのジュピターと呼ばれた雷神ハダットの神殿跡に建てられたモスクといわれている。
-
神殿の一部を壊してテオドシウス帝がヨハネ教会をここに建てたといわれている。
-
そのためこのモスクの中に聖ヨハネの首が納められている神殿がある。これがその神殿で、祈りを捧げる人もある。
-
イスラーム信者が祈るメッカの方向を示すくぼみ(ミフラーブ)に装飾された模様。金色に輝き美しい。
-
スペインのトレドで有名なダマスキナートは、もともとダマスカスの絹織物を指す言葉。幾何学模様の美しさがスペインの工芸に影響を与えることになった。イスラームの歴史、スペインへの影響、レコンキスタなどが絡み合っている。
-
今頃になって世界の歴史に興味を持ち始めた。知ってから行くか、行ってから知るか。つくづく思う。
-
モスクの広さとその美しさに圧倒される。モスク内では大勢の信者が祈りを捧げる光景を目にした。調べて分かったが、このモザイクを作ったのはビザンチンの職人。東ローマに対抗したウマイヤ王朝だが、その文化には敬意さえ感じていたのだという。文化、民族、宗教、本当にモザイクのようだ。
-
スークへ。賑やかな通りは、買い物客でいっぱい。観光客も一般の市民の方も多い。これまで街でほとんど目にしなかった女性も多く、家族連れが目立った。
-
氷を掻いて、その上に果汁を絞りストローをさしてジュースのできあがり。露店で売っている。暑さのせいかたいそう売れている。観光客はあまり手を出さない。
-
シャルキ(東)門。ここから、真っすぐな道。聖アナニア教会へ入る。
-
聖アナニア教会の入口。聖アナニアはダマスカスで最初のキリスト教司教といわれている。
-
失明したサウロに洗礼を授け、彼の改宗を促したのが聖アナニア。アナニアの家の跡にこの教会が建てられた。サウロはキリスト教信者を迫害した人物だ。改宗後は聖パウロとなった。
-
聖アナニア教会の内部。洞窟のようといわれる礼拝堂。
-
礼拝堂の中央に掲げられている彫塑。
-
さらに奥まった場所。迫害を避けるためにか、礼拝所が別に設けられている。
-
真っ直ぐな道。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
fareさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
32