±０！？【5日目-①半日観光】

2008/04/30 - 2008/04/30

★2008/4/26～2008/5/2★
～　学び多き旅ｉｎベトナム＆カンボジア…５泊７日　～


この日のフリータイムをどう過ごすか
出国前日まで決まらず…

なんとかギリギリで
【バンテアイスレイ】半日ツアーを手配♪

営業終了１０分前にも関わらず、奮闘してくれた
ペリカントラベルさん、ありがとう！！

(v≧∀≦)-☆


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【旅行会社】e−very（阪急交通社）
【手配時期】０８年２月上旬
【燃料サーチャージ】￥２００００位
【レート】１＄＝￥１０５前後（ベトナムドン・カンボジアリエルは未使用）
【ホテル】ハノイ：ハノイ・デウー
http://www.hanoi-daewoohotel.com/index.php
シェムリアップ：アンコール・ハワード
http://www.angkorhoward.com/script/index.php
ホーチミン：オムニサイゴン
http://jp.saigon.marcopolohotels.com/SGN1364_ja/index.html

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス タクシー
• 航空会社: ベトナム航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

今日は日本から直前予約をしていた、
OPツアーの日！！

ペリカントラベルさんの、
バンテアイスレイ・地雷博物館の半日チャーター
＄３０／人

朝８時、出発！！
エアコン付きワゴン車で、快適なドライブ♪

ガイドの”キムサン”さん！！
日本語も上手で、トークが抜群♪

キ『カンボジアでは結婚前に、必ず占い師さんに相性をみてもらうんだ。恋人同士がいくら愛し合っていても、相性が悪ければ、結婚しないんだよ！』
私『占いで結婚を決めるのーーぉ！？』
キ『そう！僕は若いし、ワニを飼ってるし、お金持ってるから、モテるんだぁ～（笑）』
私『ワニ？？何でワニを飼ってるの？？』
キ『ワニはとっても高く売買されるんだ！だから庭で４・５年飼って、売るんだ！
今シェムリアップでは、土地とワニを持っている人がお金持ちになれるんだよ！』

いろ～んなお話を聞かせてくれる。

■スラスラン■

朝のスラスラン…

やたらカップルが多くない？？
⇒人気のデートスポットらしい。

制服着た学生が多くない？？
⇒お金持ちの学生達には、絶好のサボりスポットらしい。（お金持ちは一生懸命勉強しなくても、進学デキるから）

途中、昔ながらの高床式住居が並ぶ村を通った。

風通しがよい、洪水時に冠水を防ぐ、害虫を防ぐ、夜危険な動物から身を守る、泥棒の侵入を防ぐ…などの理由があるらしい。

使われる材質から、貧富の差がわかるんだとか。

貧…屋根・壁がワラやヤシの葉
富…屋根がトタンや木の板・壁が板

そういえば、日本も大昔は高床式だったんだよね！

■バンテアイスレイ■

ホテルから一時間ちょっと…
ようやく【バンテアイスレイ】に到着！！

赤土のデコボコとした道を走るので、
車以外だと、ちょっとツラそう…
（トゥクトゥクの人は、埃がツラそうだった）

道中、のどかな田園風景が広がっていたが、
一時期は山賊？のような強盗事件が多発し、
とっても治安が悪かった場所なんだとか…

今では、とても信じられない…

到着して早速、リンガ（男性器）が立ち並ぶ参道がお出迎え！！

■バンテアイスレイ■

リンガ（男性器）と対のヨーニ（女性器）。

コレがある事からわかるように、
ヒンドゥー教の寺院だった。

そうそう！ココもアンコール遺跡なので、
一日券が必要…

今日はココしか見ないのに、＄２０って…

（；▽；）

でも昨日とは違って、カワイイ笑顔の写真が取れたからヨシとし〜よぉッ♪
（↑いらない情報．笑）

■バンテアイスレイ■

バンテアイ＝砦
スレイ＝女

『女の砦』という意味を持つ。

その昔、女性兵士が出兵前に、無事の帰還を祈祷する為に立ち寄った場所なんだとか…

他の遺跡より小さいのは、女性用だったから…という事らしい。

■バンテアイスレイ■

本当だ！！小さッ！！

メインとなる部分は、お濠に囲まれている。

■お濠■

完全に干上がっている、お濠。

お濠にしては…随分浅くない？？

堆積によるモノなのか、
初めからなのかは…不明。

■東塔門■

さ〜て、いよいよ中へ！！

アジアの至宝に、会いに行くぞーーー♪

■東塔門■

東塔門の一つ目の門のレリーフ！！

カーラの上に座るヴィシュヌ神。

■東塔門■

二つ目の門のレリーフ。

見事に３層の色にわかれている！！
これは使用された材質が違うから…なんだとか。

ヴィシュヌ神の妻が、象の聖水で身を清めているシーン。

■経蔵■

破風のレリーフ。
レリーフが施されてナイ所の方が少ない！！

ドコから見れば、イイのぉ〜！！！

（；▽；）

こんなに緻密なレリーフ、見た事がナイ！

■経蔵■

『アンコール美術の至宝』と言われる由縁は、
見れば納得する。

１０００年もの昔、
今ほどの道具がなかった時代に造られたとは…

只々、感嘆するばかり。

■経蔵■

経蔵の偽扉。

■祠堂■

中央祠堂。

現在はロープが張っており、
近くまで見に行くことがデキない…

■祠堂■

苔でわかりづらいが…

祠堂の各面にも、
とっても細かいレリーフが刻まれている。

■祠堂■

あったーーーーーー！！！
『東洋のモナリザ』がッ♪

o（≧▽≦）o

ってか…コレも小っちゃ！！

あまりの美しさに、フランス人のマルローが、
デヴァター像を盗み出して逮捕された。
後に、体験記の小説『王道』を発売した事から、
皮肉な事に、ヨーロッパに広く知れ渡ったらしい。

■祠堂■

遠目から見ると、こんな感じ。

各面の左右に、デヴァターが一体ずつ。

ちなみに…
マルローが盗んだデヴァターがどれかは、
不明なんだとか…

■拝殿入り口■

特徴的な、連子窓。

入り口脇には、修復されたばかりの像。
（見張り番なのかな？？）

■経蔵■

結構、奥行きがある。

細長〜い！！

■経蔵■

破風のレリーフ。

下段は、
20の腕を持つ魔王”ラーヴァナ”が大地を揺らし、
動物達が逃げ惑っている様子。

上段は、
”妻”が落ちないよう、しっかりと胸に抱いている”シヴァ神”の様子。

ストーリーがわかると、
レリーフをより一層楽しめる♪

■バンテアイスレイ■

遠目に見ると、本当小さいなぁ〜！！

遠出した事を考えると、
ちょっと物足りない…

アッサリ終わっちゃった感じ。

■バンテアイスレイ■

午前中に人が集中するようで、
あまり広くないのに、人がイッパイいるから、
落ち着いて見れないのも原因かも…

やっぱり遺跡観光は、時間に余裕がナイとダメだなぁ〜と、深く反省した一時だった★

■アキラの地雷博物館■

お次は、
アキラこと”アキー・ラー”さんの地雷博物館へ。

どうやら、リニューアルされたようで、
HPで見たより、キレイになっていた。

■アキラの地雷博物館■

以前は入場無料だったらしいが、
現在は＄１。

館長のアキラさんが、
多くの人々に、カンボジアの地雷問題について、
理解してほしいという思いでつくられたらしい。

■アキラの地雷博物館■

入り口のオブジェ…
よく見ると…もしや…爆弾！？

Σ(ОД●*)

よく映画とかで、
戦闘機から大量投棄されているシーンに、
出てきそうな…

こんなに大きいの！？

■アキラの地雷博物館■

実際に、地雷の危険がある場所には、
このような看板が立てられ、隔離されるらしい。

かなりの数が除去されたというが、
完全ではナイ為、いつ被害に遭うかわからない中での生活…

ソレが普通の事だなんて…

■アキラの地雷博物館■

初めは日本人なのかと思ったが、
もちろんカンボジアの方。

館長の”アキラ”さんは、
ポル・ポト時代に両親を亡くし、少年時代、
兵士として戦場に地雷を埋めた過去を持つ。

内戦が終わり、
カンボジアに平穏な日々が訪れても、
無数に埋められた地雷の被害を見て、

『今まで地雷を埋めてきたこのと償い』に、
ボランティアで地雷除去の活動をしている…

■アキラの地雷博物館■

展示してある地雷・兵器の数々は、
全てアキラさんが収集し、安全処理を施した。

『農業国であるカンボジアに地雷があっては、村人が困る』

罪滅ぼしダケではなく、カンボジアの未来の為に…

■アキラの地雷博物館■

こういう時、

『ヒドイッ！！』

なんて感情よりも、

勝手に自己嫌悪に陥る…

■アキラの地雷博物館■

私だったら…

『だって、自分が生きる為には、地雷を埋めるしかなかったんだもん！！（加害者側に陶酔中）』

『政府は何してるの！何で私達が、地雷の被害に怯えて、犠牲にならなきゃいけないの！！（被害者側に陶酔中）』

だって…なんで…
結局理由ばかりつけて、

自分で何か行動する！！

そんな考えは、絶対起こさないだろうから…

■アキラの地雷博物館■

私、地雷について、何も知らなかった…
”ただ”人を殺す為の凶器だと思っていた…
そうじゃなかった…

対人地雷の火薬の威力は、成人男子の手足を、
吹き飛ばす程度に抑えられている。
殺すよりも負傷させた方が、兵士の救助から生活保証までの人的・経済的負担が大きく、長期的に敵を消耗させるから…

戦争って、こんなムゴイ世界なんだ…

『平和ボケ』って言葉が、こんなに胸に響くなんて…

■アキラの地雷博物館■

兵器の使用禁止条約などがつくられている中、
一部の地域では、いまだに友好関係に無い隣国との防衛の為、国境沿いに地雷が使われているらしい…

たまたま日本が島国だから、必要としなかったダケなのかもしれない…（詳細は知らない為、憶測）

私…知らないことばっかりだぁ…

■アキラの地雷博物館■

写真に無いだけで、他にも子供たちが描いた絵なども飾られている。

コレは被害に遭った子供が、親に捨てられる事も多く、アキラさんが引き取ったり、支援して学校に通わせたりしているからなんだとか…。

出てきた私達を、キムサンさんが記念撮影してくれたけど、眉間のシワがヒドかった…。

今回ココを訪れる為に調べるまで、
私は何も知らなかった…

せめてもの募金で、
子供達が楽しそうに絵を描く、
画用紙やクレヨン代になってくれたらイイなぁ～★