2007/05/25 - 2007/06/05
1385位(同エリア1577件中)
かたまねさん
ルーマニアからバスで国境越えブルガリアへ。
観光の最後がリラの僧院でした。
現地で[リルスキー]と呼ばれる「リラの僧院」の名前の響きにも惹かれ、
いつか機会があったら山奥のひっそりと佇む僧院を訪れたいと思っていました。
創建は927年。現在の場所から5km余離れたもっと山奥だったが
破壊され、1335年に(フレリオ・ドラゴボラらによって)
この場所に改めて建築されたとか。
首都ソフィアの南120m。リラ山系、標高1147mの谷間。
うっそうとした樹木に囲まれた広い敷地。
ブルガリア・ルネッサンス様式の建築と言われるが、
聖母生誕教会(この写真)の
回廊に連なる柱の幅広、白黒、横縞模様が
ルーマニアのシナイア僧院でも同じデザインだった。
その時のガイドは白黒縞は典型的ビザンチン様式と
説明していたようだった。
リラの僧院を"ブルガリア正教の総本山”との案内記述が多いが
総主教座大聖堂はソフィアのアレクサンドル・ネフスキー大聖堂と思っていた。
どうなのだろう?
世界遺産1983年登録。
-
ルーマニア国境をバスで通過。
いよいよブルガリアへ入国。 -
同じ場所ながら右にもう一つのゲート。こちらはブルガリア現地語表記。キリル文字。ルーマニアでは、ローマ字読み(フランス語っぽい)で何とか憶測」(勝手に)していたが、この国名表示を見ただけですぐにこりゃダメだわ、、と思った。
ラテン語アルファベットの
「B」は、キリル文字では数字の「6」変形みたい。
同様に「S」は、キリル文字で「C]。「z」は小さい「3」みたい。「u」は、「y」に。
「R]は「P]となるらしい。
大文字と小文字の表記でも変わる??
アルファベットがひっくり返ったようなのもある。
ちょっとパズルみたい。
ずっと前、モスクワ市内を車で移動中、頻繁で出てくる交通標識の4文字が気になった。
「c]、「T」、「o」、「n」みたい」 \(◎o◎)/!、
何だろう?
数日後に【STOP】と判ったとき(^o^)/ は変に感激したのを思い出した。 -
城砦を思わせる外壁にある門をくぐると広々した僧院内部の空間になる。
二辺だけ長い変形四角形の4階建てのアーチ回廊(僧房)に囲まれて中庭中央に聖母生誕教会がある。 -
僧院の出入り門。
美しいフレスコで埋め尽くされている。 -
違う方向への出入り門。外から中庭を臨む。
つい長くうっとり見上げてしまう。こんな美しい門がいくつあるのだろう。
昔の人はこんな綺麗な門をくぐって中庭の聖母誕生教会へ詣でるときはさぞや有難い異世界へ入口に見えたのであろう。 -
こちらのアーチ門も彩色が鮮やかで緑と映えて美しい。
ここから外に出たら出店があった。ソフィアから乗り継ぐバス停の方向か?人が多くて賑やかだった。
急に俗世間の雰囲気。
直ぐにまた門の内側に戻った。
いよいよ中庭中央に位置する聖母生誕教会へ行ってみよう。 -
フレリヨの塔。教会の並びに建つ。高さ23m。
1833年の火災で僧院の大部分が焼失したが、この塔と僧院の台所は奇跡的に類焼を間逃れた。
その後、直ぐに再建工事スタート。1837年に甦った。
一階が売店になっている。 -
ブルガリア正教の聖職者お二人。
聖母生誕教会の廊下の角で
静かにお話をなさっており、
お願いして写真を撮らせていただいた。
黒尽くめの僧衣がハイカラ!?で
本当に絵になるお二人だった。 -
廊下のの壁も天井も美しいフレスコ画で覆われている。
キリストやマリアの生涯、聖書の物語、この地方の時代ごとの生活、風習が19世紀の著名な画家の手によって繊細に描かれている。 -
教会内に入るまでの廊下の壁も天井もフレスコ画で埋め尽くされている。
「聖母子」 -
「最後の審判」
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聖人や悪魔が入り乱れ、当時の文盲の庶民はさぞや、色鮮やかな絵物語に身も心も奪われて見入ったこと想像。
-
「三位一体」
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「三位一体」
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聖母生誕教会への入口脇には、
「最後の晩餐」。
教会内部は撮影禁止。 -
教会内。撮影禁止。
イノコスタシスの十字架の下にはアダムのドクロがあった。
=人間の最初の罪が巡り巡って最後はキリストが磔刑死で償う=の意。
内部は外壁同様に宗教画で埋め尽くされ、黄金で飾られたイコン、金銀細工などが安置されてある。 -
「ラファイルの十字架ーRafail's Crossー」
僧院の至宝。(絵葉書より)
縦81cm 横43cm。修道士ラファイルが拡大鏡をも使用して
104もの宗教場面、650人の人物を細密に彫った。 -
至宝「ラファイルの十字架」
Nenko Lazarov さんの写真から拝借。 -
お坊様再び。
後ろに見える僧房は赤と白の縞模様。
アーチ型の回廊を巡らす。
修道士達の居室が300も並んでいて本陣である聖母誕生教会囲む外陣。
往時は大勢の僧が寝起きしていたが、今はわずかになり僧房の一部はホテルになっている。
宿泊体験者の話しだと、相方がいないと夜は静か過ぎていささか戸惑うほどだったとか。 -
僧房の一階に旧厨房があって中が見学できた。
う〜〜ん、
上の文字は下の英語と対応するはずだがぁ〜。 -
旧厨房内においてあった大鍋。
複数の厨房では一度に何千人もの巡礼に無償の食事が賄える設備があって、牛が丸ごと入る巨大鍋や炉が備えてあったとか。
当時の台所用品は歴史博物館に展示してある。 -
旧厨房内は何世紀もの間の煤で黒光り。
上を見上げると天頂部にはい小さな穴が沢山あった。
煙突の壁も厨房全体が煙突の役目を持つように(煙突の壁表面が松ぼっくりのような形で、デコボクさせてある)細工してあるそう。強固な造りに設計してある。
ガイドによるとアメリカ原住民のテントも似た工夫で排煙していたそうである。
-
ソフィアからリラの僧院への途中、
コウノトリで有名なコチェリノヴォを通りました。
この町は毎年、沢山のコウノトリが飛来、
家々の煙突に巣が作られていてほほえましい。
丁度一羽、飛んできて一瞬、鶴かと思いましたが、
赤い足でした。
大きな羽を畳むと小ぶりな姿になって眺めのよさそうなマイホームにしっかりと着地。
日本では国の特別天然記念物。人工飼育、野生化〜〜の
ニュースで話題になっているが、
こちら様は悠々と飛び回って自由にお暮らしの様子。
いいなぁ。お空もきれいな青でした。
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