2007/05/25 - 2007/06/05
1584位(同エリア1671件中)
かたまねさん
ルーマニア北部、ウクライナとの国境近くに1993年にユネスコの世界文化遺産に登録された修道院群がある。
修道院外壁を埋め尽くす、500年を経てもなお鮮やかなフレスコ画を拝見に行った。
?ーーミラノ経由でブカレスト入り市内観光。
?ーーバスで北上してシナイアのペレシュ城、シナイア僧院〜〜ブラン城
〜〜ブラショフへ。
?ーー途中ラクロッシュ(赤い湖)やビガズ渓谷など巡りながら
クンプルング・モルドベネスクへ。
?−−ブゴヴィナ地方(北モルドヴァ地方)の五つの修道院群巡り.
一つ目:モルドヴィッツァイ修道院、
二つ目:スチェヴィッツァ修道院(世界遺産未登録、
三つ目:アルボーレ修道院
四つ目:フモール修道院
五つ目:ヴォロネtッツ修道院
四つめのフモール修道院見学へ。
ここは「聖母マリアの被昇天」教会と称されている。
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緑の芝生に立つフモール(HUMOR)修道院。
1530年、モルドヴァ公国の大臣テオド-ル・ブブイオグ夫妻の資金と尽力で,主君Petru・Rares公の為に建造された。
修道院としての活動は、1785年に(ブコヴィナ地方がハプスブルグ帝国の属領となった)中断。
以後教区教会として存続。(だから敷地内に住民のお墓=低い石造りの十字架=が散在)
1991年に修道院としての地位を回復して、現在は尼僧の管理。
南壁面と南入口壁面以外は剥げ落ちていて保存状態は悪いが赤色が印象的。 -
防御塔、1641年建造。
修復継続中。
塔の足元に古い修道院(1400年頃)の遺構があった。 -
「聖母マリアに捧げる24連詩」の場面。
他の修道院同様、ここにも「コンスタンチノープルの包囲戦」がテーマに取られ、
激しい戦闘場面で、聖母マリアがキリスト教軍=モルドヴァ軍=を上空より援けている様子が描かれている。
町を守護する聖母への賛歌を絵画化。
当初なぜ,
祈りの場たる修道院に生々しい戦闘場面が何度も描かれるのか、と奇異に感じたが、
要するに、当時の文盲の人々にキリスト教を布教(以前は土着の神を信じていたであろう)して、より強く帰依させる手段としては、怖ろしい敵の襲撃から守護してくれる存在としてのキリストや聖母、、聖人たちのあり難い姿を美々しく崇高に、目で語るフレスコ画は最高の効果を挙げたでのあろう。 -
保存状態のいいい南壁から、
次ぎは、
西側の列柱=アーケードポーチの設計は当時としては斬新=へ周りこむ。 -
内部への入口へ。柱にもぎっしりフレス画がやさしい色調で描かれている。
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教会へ入る入り口のアーチの上には 「最後の審判」の模様が壁一面に描かれている。
丁度、最後の審判で天国行きか地獄落ちかの決まる、審判の秤の下を通過して入る。 -
「最後の審判」
審判の秤には神の手のみ見える。
残念なことに秤の左部分の剥離がひどい。 -
「最後の審判」。
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「最後の審判」
大天使のミカエルの審判のアップ。 -
最後の審判上部。
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マリアの被昇天の場面。
この教会は「マリアの被昇天」の教会と称されている
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