2007/05/25 - 2007/06/05
1586位(同エリア1673件中)
かたまねさん
ルーマニア北部ブコヴィナ地方(北モルドヴァ地方)に残る五つの修道院の最後の訪問、ヴォロネッツ修道院。
1488年、モルドヴァ公国、シュテファン大公によって建てられた。
大公が対オスマントルコとの戦争に勝利する度に建立した50の修道院の一つ。
西面に描かれた「最後の審判」は東欧のシスティーナ礼拝堂とも言われる傑作。
「ヴォロネッツの青」と言われる美しい青色が基調であるが500年以上経過しているとは
思えないほど鮮やか。
保存状態が良くて当時のままのオリジナル。
パンフレットによると、
この修道院は3ケ月と3週間という超奇跡的な短期間で完成したそうである。
ここは「聖ギオルゲの教会」と称されている。
この聖人はモルドヴァ公国の守護聖人である。
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「聖人伝」
東庭の芝生には小花が沢山咲いていて訪れる人の目を楽しませていた。 -
南壁方向へ。
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南壁「エッサイの樹」
色鮮やかな青色は顔料としてラピスラズリ(青金石)を砕いた粉と、一説ではアズライトという鉱石も含まれている。
アズライトは本来、色の変わり易い物質だが、変色しないような工夫がなされいる。
壁にまず漆喰を塗り、その上に木炭、そして蛋白質を使って剥がれないようにチーズを入れて後、フレスコ画を描いたと伝わっている。 -
南壁。
ここの修道院は、教会への入口が南側にある。
これはとても珍しい。
通常の教会の建て方==キリスト教の教会は、東西方向に軸線がある。祭壇のある内陣が東側ニ、入り口は西側に置かれる。
神学的に、真の光が昇る東側は魂の象徴となるとされ、祈るときに東に向く習慣はキリスト教のあらゆる時代(宗教改革まで)に遵守された。
にも関わらず入口を南にしたのは「最後の審判」の絵を完全な姿で描き切る為だったそう。
キリスト教徒にとって死後のおどろおどろしい(と、至るところに描いてある)地獄に落ちる恐怖はかなり強く、兎に角ひたすら天国への道を願った。
文盲の農民はさぞや「最後の審判」の様子を必死で眺めたであろう。
何となく教会が発行した免罪符が庶民に大いに売れた由縁が見えてきそう。 -
南壁の西寄りのフレスコ画。
左下に聖ゲオルゲの姿がある。 -
聖ゲオルグのアップ姿
この聖人はモルドヴァ国の守護聖人。
この教会の名前にもなっている。
いつもドラゴン(悪魔の化身とされ)を退治する場面で描かれる。英語名での「セント・ジョージ」はイギリスの守護聖人でもある。 -
東壁「最後の審判」の全体図
壁一杯に描かれて撮影が難しかったので絵葉書から撮影。
こうやって見ると全体像のイメージがつかみ易い。 -
西壁。「最後の審判」
ほぼ全体図。
中央の'審判の秤'を中心に左は天国へ。
右は地獄へ。 -
「最後の審判」のアップ。
このテーマでは傑作中の傑作と評される。
神の手(だけが描かれている)の下に死者の魂を計る天秤が置かれている。
真ん中に、審判にかけられる人が立ち、自分の魂の審判を待っている。
向かって右側がさがれば、生前の悪行の重さを示し地獄行きとなる。
よく見ると天秤に悪魔が乗っかっていて重さを加えて、人間が地獄に落ちるように頑張って?いる。
その下には地獄へ追い立てられている裸の人間が描かれている。 -
「最後の審判」
天国サイドの図。
頭に光背をつけた人ばかり。 -
「最後の審判」
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天国行きへの審判が下りた善人たち。
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「最後の審判」
地獄の様子が描かれる。 -
「最後の審判」
同じ死者でも生前、有徳で善行したか、そうでなかったかで、その後の扱い?が変わる〜の図。 -
五つの修道院巡りで連泊したホテル、ZIMBUの階段に掛けてあったヴォロネッツ修道院の上空からの写真(晩秋の時期?)。
修道院の全体が俯瞰できて興味深く、ホテルに許可を得て撮影。
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