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ルーマニア北部、ウクライナとの国境近くに1993年にユネスコの世界文化遺産に登録された修道院群がある。<br />修道院外壁を埋め尽くす、500年を経てもなお鮮やかなフレスコ画を拝見に行った。<br />?ーーミラノ経由でブカレスト入り市内観光。<br />  <br />?ーーバスで北上してシナイアのペレシュ城、シナイア僧院〜〜ブラン城〜〜ブラショフへ。<br /><br />?ーー途中ラクロッシュ(赤い湖)やビガズ渓谷など巡りながらクンプルング・モルドベネスクへ。<br /><br />?−−ブゴヴィナ地方(北モルドヴァ地方)の修道院院群巡り.<br /> 一つ目:モルドヴィッツァイ修道院、<br /> 二つ目:スチェヴィッツァ修道院(世界遺産未登録、<br /> 三つ目:アルボー レ修道院<br /> 四つ目:フモール修道院<br /><br />二つ目のスチェヴィッツァ修道院。<br />ここは五つの修道院の中で、<br />最大の規模と敷地。フレスコ画の保存状態もよく、色彩がもっとも鮮やかに残っているが、世界遺産未登録。

ルーマニア,世界遺産の修道院に残るスレスコ画に魅了さる-スチェヴィッツァ修道院

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2007/05/25 - 2007/06/05

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かたまね

かたまねさん

ルーマニア北部、ウクライナとの国境近くに1993年にユネスコの世界文化遺産に登録された修道院群がある。
修道院外壁を埋め尽くす、500年を経てもなお鮮やかなフレスコ画を拝見に行った。
?ーーミラノ経由でブカレスト入り市内観光。
  
?ーーバスで北上してシナイアのペレシュ城、シナイア僧院〜〜ブラン城〜〜ブラショフへ。

?ーー途中ラクロッシュ(赤い湖)やビガズ渓谷など巡りながらクンプルング・モルドベネスクへ。

?−−ブゴヴィナ地方(北モルドヴァ地方)の修道院院群巡り.
 一つ目:モルドヴィッツァイ修道院、
 二つ目:スチェヴィッツァ修道院(世界遺産未登録、
 三つ目:アルボー レ修道院
 四つ目:フモール修道院

二つ目のスチェヴィッツァ修道院。
ここは五つの修道院の中で、
最大の規模と敷地。フレスコ画の保存状態もよく、色彩がもっとも鮮やかに残っているが、世界遺産未登録。

  • モルドヴィッツァ修道院から次ぎのスチェヴィッツァ修道院へ移動途中、バスの車窓から畑で働いている人の向こうに修道院の塔が見えた。

    モルドヴィッツァ修道院から次ぎのスチェヴィッツァ修道院へ移動途中、バスの車窓から畑で働いている人の向こうに修道院の塔が見えた。

  • 東カルパティア山脈のチュルムナ山(1200m)頂上あたりで一服。<br />この周辺では数々の戦闘があったとか。<br />戦死した兵士への記念碑=「手のモニュメント」=が建っている。<br />こんな高地で風光明媚な場所で、昔から戦いがあったとは考えられないほど澄んだ空気の清々しい場所。<br />地理的に境になっていて合戦の場だったのか。<br />

    東カルパティア山脈のチュルムナ山(1200m)頂上あたりで一服。
    この周辺では数々の戦闘があったとか。
    戦死した兵士への記念碑=「手のモニュメント」=が建っている。
    こんな高地で風光明媚な場所で、昔から戦いがあったとは考えられないほど澄んだ空気の清々しい場所。
    地理的に境になっていて合戦の場だったのか。

  • ライトアップされたスチェヴィッツァ(SUCEVITA)修道院全景。<br />1586年、イレミア・モヴィアとシメオン・モヴィア兄弟王によって建立された。<br />内部に兄弟の墓室、イコノスタシスがある。<br />この写真はパンフレットより撮影。

    ライトアップされたスチェヴィッツァ(SUCEVITA)修道院全景。
    1586年、イレミア・モヴィアとシメオン・モヴィア兄弟王によって建立された。
    内部に兄弟の墓室、イコノスタシスがある。
    この写真はパンフレットより撮影。

  • フレスコ画の色彩が先ほどのモルドヴツァ修道院よりもっとはっきり鮮やかだった。<br />また、色彩の傾向も少し異なっていて青緑色が印象的。

    フレスコ画の色彩が先ほどのモルドヴツァ修道院よりもっとはっきり鮮やかだった。
    また、色彩の傾向も少し異なっていて青緑色が印象的。

  • 南面に、ここでも「エッサイの樹」(The Stem of Jesse)が描かれている。<br />ダヴィデの父、エッサイに始まるキリストの系図である。

    南面に、ここでも「エッサイの樹」(The Stem of Jesse)が描かれている。
    ダヴィデの父、エッサイに始まるキリストの系図である。

  • 東面には「聖人伝」<br />聖人や天使たちが壁を埋め尽くしている。

    東面には「聖人伝」
    聖人や天使たちが壁を埋め尽くしている。

  • 天国への梯子(The Ladder of John Climax)ー1<br />北側の壁いっぱいに描かれた天国への梯子。<br />天国へ至る32段の梯子を境に右が天国。左が地獄で、悪魔の誘惑と戦いながら梯子をのぼる修道士が描かれている。

    天国への梯子(The Ladder of John Climax)ー1
    北側の壁いっぱいに描かれた天国への梯子。
    天国へ至る32段の梯子を境に右が天国。左が地獄で、悪魔の誘惑と戦いながら梯子をのぼる修道士が描かれている。

  • 天国へのはしごー2<br />−1の絵のアップ。<br />有徳な人は天国へと導かれ、悪徳の異端者は地獄へと落とされる。

    天国へのはしごー2
    −1の絵のアップ。
    有徳な人は天国へと導かれ、悪徳の異端者は地獄へと落とされる。

  • 天国へのはしごー3<br />−1、−2の続き。<br />地獄へ落とされる異端者の顔は全てトルコ人の顔が描かれていて、当時の政治状況がうかがえて面白い。

    天国へのはしごー3
    −1、−2の続き。
    地獄へ落とされる異端者の顔は全てトルコ人の顔が描かれていて、当時の政治状況がうかがえて面白い。

  • 「創世記」−1<br />神が世界を創造し、次ぎに、自分に似せて人間を創る場面。<br />アダムとイヴが描かれている。

    「創世記」−1
    神が世界を創造し、次ぎに、自分に似せて人間を創る場面。
    アダムとイヴが描かれている。

  • 「創世記」−2<br />天国、エデンの園で暮らすアダムとイヴが禁断の木の実を食べてしまう場面(人間の原罪)。

    「創世記」−2
    天国、エデンの園で暮らすアダムとイヴが禁断の木の実を食べてしまう場面(人間の原罪)。

  • 「創世記」−3<br />天使に楽園を追われるアダムとイヴ.<br /><br />

    「創世記」−3
    天使に楽園を追われるアダムとイヴ.

  • 聖堂内部への入口。<br />通路のアーチ。<br />色使いが独特でお洒落な雰囲気。 <br />

    聖堂内部への入口。
    通路のアーチ。
    色使いが独特でお洒落な雰囲気。

  • やはりここも、厚い壁。<br />敵襲に備えて,とばかり考えていたが、<br />そういえばここって、旧ソ連領のウクライナ共和国とはすぐ目と鼻の先の、山中。<br />多分、加えて極寒の冬場対策も?。<br />次ぎの修道院はどうかな?

    やはりここも、厚い壁。
    敵襲に備えて,とばかり考えていたが、
    そういえばここって、旧ソ連領のウクライナ共和国とはすぐ目と鼻の先の、山中。
    多分、加えて極寒の冬場対策も?。
    次ぎの修道院はどうかな?

  • この修道院も修復保全に熱心で、僧房東側の付属の博物館には、フレスコ画や美術品などの修復前と、後の写真を並べて展示してあった。<br />又、この修道院に寄付した人の名前が載った資料、ミサの時使われた司祭の衣服なども。<br />イレミア王の妻がオスマントルコ軍に捕らわれ、多額の身代金を支払って開放された折、無事帰還を神に感謝の意を込めて寄贈したタペストリーなどあった。

    この修道院も修復保全に熱心で、僧房東側の付属の博物館には、フレスコ画や美術品などの修復前と、後の写真を並べて展示してあった。
    又、この修道院に寄付した人の名前が載った資料、ミサの時使われた司祭の衣服なども。
    イレミア王の妻がオスマントルコ軍に捕らわれ、多額の身代金を支払って開放された折、無事帰還を神に感謝の意を込めて寄贈したタペストリーなどあった。

  • 聖堂入口に置かれた、鐘代わり?。<br />金属棒でたたいて、修道士たちに時刻やミサなど行事の始まり、食堂への集合など、知らせたりするのに使用しするそう。隅に何気なく掛けてあったけど、この形、曲がり具合が気に入った。

    聖堂入口に置かれた、鐘代わり?。
    金属棒でたたいて、修道士たちに時刻やミサなど行事の始まり、食堂への集合など、知らせたりするのに使用しするそう。隅に何気なく掛けてあったけど、この形、曲がり具合が気に入った。

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