2007/12/28 - 2008/01/09
64位(同エリア73件中)
ちゃおさん
中学校に上がる頃まで、元旦と元日は同じことかと思っていたが、中学生になって年賀状をやり取りするようになって、元旦とは元日の朝のことを意味すると理解するようになった。
1年が365日ある中で、最初のこの日だけを特別に元日と呼び、更にその日の朝のことを元旦と呼ぶ。後年日本語、中国語を勉強するにつれ、日本語、中国語の言葉の細やかさに改めて感心した次第であった。
さてその元日の半日をビルマで過ごし、一旦メーサイに戻り、午後の半日を「黄金の三角地帯」−「Golden Triangle」へ行くことにする。
ここは人工的に作られた観光地で、この場所へ行くには、最初からツアーに参加しないと無理のようだが、兎も角、行ける場所まで行くことにし、取り敢えずはロットメー、田舎バスを乗り換えて、チェンセーンの町まで出る。
メコン川に面して開けたこの町は、チェンマイ王国(ランナータイ)以前のチェンセーン王国があったところで、町全体がいかにも古ぼけた感じである。
さて、ここからGolden(タイ人はGolden Triangle とは呼ばずに単にGoldenと呼んでいる)まではツクツクかソンテウしか交通手段はなく、当方観光客と見てか、乗り場に屯している数人のドライバー、皆協定しているかのごとく、300バーツを繰り返す。吹っかけやがって、足元を見られ、癪に触る。
構わずメコンの方向に向って歩いていると、1台のツクツクが通りかかり、交渉の結果、150バーツへ行ってもらうことにする。それでも高いと思ったが、足が無い以上止むを得ない。
川沿いの並木道を走ること10数分、視界が急に開け、観光地のような場所に出て、そこがかの有名な「Golden Triangle」であった。
随分以前にバミューダの「魔の三角地帯」(Bermuda Triangle) へ行ったことがあったが、あの紺碧の海と空の間に放棄された無人の城塞、砲台のみが残されている、いわば現実離れした静寂な空間と比べると、ここの三角地帯は随分と俗化していて、川の傍らには大きな観音を模した金の仏像が鎮座していて、大きな音楽をがなりたて、人々の注目を集めている。
新暦のお正月、タイの人にとっても今日はお正月休みなのか、大勢の観光客で賑わっていて、土産物屋も人だかりである。静香に川を眺める雰囲気ではないが、音楽を他所に、茫洋とした川を眺める。
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