2007/12/27 - 2008/01/09
111位(同エリア118件中)
ちゃおさん
メーサイの街中、ミャンマーとの国境にすぐ近い場所に200m位の高さの小山があり、その頂には又壮麗な寺院が建っている。
山頂に登る長い石段ナーガはチェンマイのドイステープ寺院程の長さがあり、人々は皆休み休み登っていく。階段の登り口には大きな布袋様のようにでっぷりした太鼓腹の像が座していて、参詣客をにこやかに迎えている。どこか日本的な風貌の像である。
タイは良くしたもので、この像の前には何人かのオレンジのユニフォームを着込んだ、バイクの青年が屯していて、階段を登るのに大変なお客さんを20バーツで頂上まで運んでくれる。見ていると時々利用する人もいるようだ。後で気が付いたが、このオレンジユニフォーム、街のあちこちで見つけ、聞いてみると、登録されているバイク運転手とのことである。日本で言えば、モグリのタクシー運転手を排除するための写真付き登録証のようなもの。
約15分ほど階段を登り、壮麗な寺院にお参りし、鐘を叩き、山頂から少し下りたところにある展望台から眼下を眺める。直ぐ真下に国境の橋が見え、大勢の人が歩いて往来している。国境と知らなければ、タイのどこにでもあるような何の変哲も無いような賑やかな人の行き来。
しかし、橋の向こう、数キロ先はもうミャンマーの国。指呼の間の表現がピッタリの近さであるが、実態は軍事政権の深い闇に閉ざされた底知れない国。
最貧国という偏見で眺めているのか、目にする村邑もどことなく貧しげで、立ち上る煙も少ないようだ。目の前の丘の上に壮大なパゴダが見えるが、貧しい中でも仏に帰依する気持ちはタイ人と変わらないようだ。
この展望台の直ぐ横に大きなさそり、Scorpionの巨大なコンクリート像が建っていて、異様な彫刻物だ。展望台にいるタイ人に聞いてみても、観光客らしく謂われは分からない。その内の一人が解説文を読んでくれ、それによると、さそりはこの辺りに住んでいるアカ族の守護神で、メーサイの守り神とのことである。タイのみならずミャンマーに住んでいるアカ族もお参りにやってくるとのことである。今の日本人に金鵄と言ってもあまり理解できないが、それはヤタガラスとの説もあり、昔の日本人も民族の動物、アミニズムを持っていた。
そんなこんなを考えながら、長い石段を下ってくると、下り終えたところがこの町一番のマーケット街になっていて、大晦日の買い物客で、先刻以上に人で込み合っている。大晦日のアメ横の混雑に似たところがある。アカと日本人、何か目に見えない共通項のようなものを感じつつ、人ごみの中を流された。
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かつてこの町を作った少数民族「アカ族」の守り神、サソリ。
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メーサイの街の直ぐ横に高さ200m位の小高い丘があり、その上にはこの街の寺院がある。
そこへ至る長い龍の階段(ナーガ)。 -
長い階段を登れない人の為のバイクタクシー。上まで20バーツ、約60円で運んでくれる。
(金比羅さんの籠かきみたい) -
丘の上にある寺院。
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丘の上から見たメーサイ、タチレク(ミャンマー)の町並み。真ん中辺りに国境の橋と建物が見える。
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丘の上から見たミャンマーサイドの町並み。
貧しいかも知れないが、平和なたたずまいが窺える。 -
寺院の横には、又、地元アカ族の英雄(将軍)を祀る御堂もある。
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メーサイに唯一あるアーケードの商店街。中国系の住民が多いようだ。
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