2008/03/17 - 2008/03/17
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ソフィさん
1959年(昭和34年)に始まり、1964年(昭和39年)に完成した日本の東海道新幹線が引き金となって、ヨーロッパ各国に高速鉄道を建設しようとする流れが生まれ、1990年代に入り本格的な高速鉄道時代を迎える。
前稿には、1950年代〜1980年代の大きな流れを書いたが、並行してそのほかにもいくつかの流れがあった。
ロシア(当時ソ連)では、1967年以来高速車両の研究が始まり、1973年にER200型として完成、1974年より試験運転が開始される。
この車両は在来線用のものであり、1975年より時速200キロで試運転を続けるが、営業列車として定期ダイヤに組み込まれたのは、1984年とかなり遅れてのことだった。
イギリスでも、在来線を走らせようと、1974年頃から振り子高速電車の試行が始まるが、「インターシティ225」として時速200キロ運転を定常化するのは、ずっと後のことである。
ロシア、イギリスの両国は、ともに開発スピードの遅さが目立ち、あまり成功というイメージがない。
一方イタリアでは、「ディレティッシマ」と呼ばれる高速運転用新線が、1978年ローマ−フィレンツェ間に開通する。
開通順としてはフランスに先立ち、東海道新幹線に次ぐものだが、この線は高速運転の、専用線ではない。
在来線を走っている車両も乗り入れできるような地上式信号であり、小区間ずつ順次開業する方式だった。
以上のような動きの中で、本格的に新しく高速新線網を建設しようとする動きが、スペインに生まれる。
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