南米縦断の旅?ベネスエラ　ギアナ高地 Part1

2007/12/11 - 2008/04/01

「ミステリーツアー“ロライマ”Ｉ」

（序文）マナウスから夜行バスでボアビスタへ。そしてそこから徒歩で国境を越え、旅行者の間で恐れられているべネスエラへ。国境のところでタクシーを捕まえて、２Ｒでサンタエレナデウアイレンの町へ。さすがにべネスエラはガソリンの値段の安さを伺える。

しかし、この日（３/19）はちょうどセマナサンタのホリデー期間中で、ほとんどの宿が満員御礼。これはどうしようかと思っていたら、粘っていた宿がキャンセルが出たらしく、ようやく泊まれることに。その後、サンタエレナの町をうろついて、ロライマのトレッキング情報を集めに行くことに。

ある旅行会社に入ったら、今から明日出発の６日間のロライマトレッキングの説明をするから、来なさいと言われ、その名もミステリーツアー。

どうやら、この旅行会社の社長はロライマに何回も足を運んだ時に、ＵＦＯに遭遇したらしい。ロライマは見るからにＵＦＯの基地のようで、クリスタルなどが散乱するパワースポットでもある。ロライマに登るとエネルギーが強すぎて、気がおかしくなるかもしれないので、気をつけるようにと言われた。

では、社長にＵＦＯと遭遇した時の写真があるかと尋ねたら、ないと言われて、証拠がなければ、どうかなと少し疑ってみたが、他の旅行会社よりも旅行代金が安かったので、結局、このミステリーツアーに決めた。

社長は新月の時にロライマの山頂が天の川の光に照らされるので、それが格別綺麗だと言っていた。しかし、我々が出発するのは満月にかかる時で、これは見られないようだ。

でも、明日の出発というのが良かった。なぜなら、次の出発では私のカラカス発の期限が切れてしまうからで、明日の出発を逃せば、このロライマにはいけなくなってしまう。

あまり時間がなかったけれど、６日間のトレッキングに必要なものを閉まりかけの店で買い集めて、明日の８時に集合するように今日はぐっすり寝て、疲れを取ることにする。

画像は＞＞＞
一日目：サンタエレナデウライレン＞パライテプイ（1200m）＞クケナンキャンプ(1050m）
二日目：クケナンキャンプ＞ベースキャンプ（1870m）のものです。

エリア ギアナ高地周辺(ベネズエラ)

ロライマを目指して、入り口となるパライテプイを出発。

ロライマに達するには幾つかの川を渡らないといけません。時に靴を脱がないといけない場合も。

初日はほぼフラットな道のりを延々と歩いていきます。

みんなかなり先を歩いていますが、私はマイペースで。

下を見ると、蟻サンが葉を運んでいます。コスタリカでよく見た光景です。

ギアナ高地には4000種類を超える植物が生息し、そのほとんどがギアナ高地でしか見られない固有種であるとのことです。

最初の難所。靴を脱いで、渡らなければいけません。中には滑って川にざぶんと落ちる人もいたので、気をつけないと。

初日はあっという間にクケナンキャンプに到着。ネパールトレッキングに慣れていたから、この短時間のトレッキングでは少々物足りなかったでした。

次の朝早く起きて、朝日を拝みに丘の上へ。

ギアナ高地の地質は20億年前のものと言われているので、これは地球誕生の謎を明かす鍵がここにあると言われるのも納得できます。

ここで一休み。結構、時間があるので、行きはみんなかなりのんびりです。

今日のランチはこれ！　こういう時にツアーはありがたい。

数種のランも確認されました。

ロライマでのトレッキング中のお風呂は川です。冷たいけれど、気持いい！

だんだんロライマが近づいてきました！

アルテールドションでインディアンの民芸品やアートワークなどを販売している素敵なお店、アラリバのオーナーであるカップル。ツアー会社は違ったけれど、1番仲良しになりました

ベースキャンプからの朝日

満月も出ています。

我々のキャンプ地です。眺めは最高。

ロライマもだんだん朝日に染まってきました。

これはパイナップル科のブロッキアという肉食植物で、中に酸性の溶液が入って、滑り落ちた昆虫を溶かして食べてしまいます。