2008/03/22 - 2008/03/22
340位(同エリア348件中)
離島民さん
福裕楼や、如升楼と見て周ったあとで時間差で人の少なくなった奎聚楼や朝陽楼、福興楼などを見学。そして「洪坑客家土楼民俗文化村景区」で最も有名な振成楼へ。
確かに作りはとても立派。20世紀の建造物らしく、円柱など西洋的な要素も併せ持っている。でも「高北土楼群景区」の承啓楼以上に観光地化が進んでいるような雰囲気で生活感はあまり感じられず、個人的には面白みに欠けた。
すぐ近くにある慶成楼は博物館も兼ねているらしく、展示物だけでなく部屋であった部分に立ち入って様子が見られるのが面白かった。
その後は遊客服務中心を覗いて、土産物を購入。公的なものらしく定価が表記されているのでちょっと割高かもしれないけど安心できる。
しかし、梅菜や根菜類、山菜、豆腐、野鼠などあまり土産物として喜ばれないような乾物が多かった。竹細工の土楼の模型とかもあったけど・・・。お茶、糯米酒、姜糖あたりが無難なところか。
その後はちょっと天后廟を覗いて予定より1時間も早く4時半前には駐車場に到着。驚いたことにあと二人を覗いて他のメンバーはみんなバスに戻っていた。雨も降っていたし、主要な土楼だけを回るだけだったら確かに3時間も掛からないだろう。まあ、1時間も駐車場で待つことも無いので、もし、もう良ければ二人が帰ってきた時点で早めにホテルへ向かうことになり、添乗員さんは二人の携帯電話に連絡。
ちなみに香港のツアーなので携帯電話をみんな持っているのが前提。持っていなければいけないというわけじゃないけど、はぐれたときとか何かのときに持っていた方が便利なので。GSMならに日本や韓国を除けば大体カバーできるし、恐ろしいほどの通話料が掛かるわけでも無いので安心。
で、二人がしばらくして戻ってきたので、ホテルへ戻ってホテルのレストランで晩御飯。食後に昨日部屋の決まっていなかった人たちの部屋の再配分が行なわれた。個人参加の場合、個室希望か相室希望が選べる。で、男性で相室希望者が3人いたので抽選をすることに。一人だけ、追加料金足で一人部屋になれるのだ。結果ははずれ。60歳位の男性Zさんとの相室となった。部屋に戻るとドン!という音が。外を見ると花火が打ち上げられていた。一体何の花火だろう?徐氏一族?よくわからない。
荷物を置いてから1時間ぐらい永定市内を散歩。やけに暗い街だなあと思っていたら一部停電であることが判明。シャッターを下ろしてないのでおかしいなと思ったら、店員が蝋燭を灯して座っているのが見えたのでわかった。
一部の商店は自家発電装置を備えているようで、電気がついていた。スーパーも電気をつけて営業していたが、冷蔵庫などは電気が通っていない様子だった。大丈夫か?
特に買いたいものなどもなかったのでホテルに戻り、シャワーを浴びて早めに就寝。しかし浴室もそこそこ清潔だけどぼろく、6階の部屋だったのだけど、5階がカラオケクラブのようで、音がガンガン響いてきた。まるで尖沙咀に済んでいた頃のようでちょっと懐かしい気分になった。
さて、明日は初渓土楼群を見学後、広東省へ戻り、大埔にある方石楼と梅州の客家公園と黄遵憲故居を見て回る予定。ガイドさんは大雨になるといっていたけど、晴れてもらいたいものだ。
- 交通手段
- 観光バス
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奎聚楼。清の道光14年(1834年)に建てられた方楼。改築の為、土楼の上部は杉材がむき出しになっています。
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ぶれぶれになってしまいましたが、欄間や梁などの装飾は土楼の中でもかなり綺麗です。
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奥のほうでは住民が麻雀に興じていました。
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1階の部屋の中の様子。
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外に建っている門の装飾も凝っています。
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奎聚楼からちょっと歩いて、先ほど訪れた慶福楼の先にある橋を渡って行くと、一族の先祖を祭る廟のような建物がありました。
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装飾が綺麗です。
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振成楼へ向かう途中に立ち寄った名もなき土楼の裏手にて。この土楼、実は・・・
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円楼なのですが、なんと半円!完全に住居としては使われていないようで、中庭には籾(籾殻?)が置かれていました。
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名も無き半円楼。
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こちらは朝陽楼。ぱっと見ると先ほどの半円楼のようですが、実はU字型になっています。林氏によって1968年建てられた新しい土楼。
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入り口に装飾が無く、実用的に電灯がついているのが現代的といえば現代的。
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中庭から見た様子。こちらはU字の左側の様子。半円楼と異なるのは外壁で中庭が囲まれていない点。中庭は外から容易に入れるので、「防御」という観点から見ると、全く機能を果たしていません。
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こちらはU字の右側の様子。このような形になったのは予算不足が原因でしょうか?
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朝陽楼のすぐ近くにある陽臨楼。林氏が明の崇禎年間に建てた古い方楼。隅に砲楼があるのが特徴的で、城塞のような姿です。
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陽臨楼の隣にある景陽楼。林氏が清の道光年間に建てた方楼。
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雨がずっと降り続いていました。
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中庭の中心にこんな印が。
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民俗文化村景区の中にはこのように有名無名の土楼が数多く立ち並んでいます。
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「榕陽消夏」。
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福興楼。林氏が清の道光年間に建てた方楼。
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振成楼前の広場に到着。綺麗に整備されています。
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振成楼。林氏によって1912〜1916年にかけて建てられた円楼。見ての通り装飾等も立派で綺麗。
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柱などには西洋風の建築デザインも取り入れられています。
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綺麗なのですが、生活している住民は非常に少なく、多くの部屋が博物館のような展示スペースになっていて、テーマパークのような感じになっています。
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中庭の平屋の建物も土産物屋や喫茶店、レストランとして使われており、宿泊できるように宿もありました。洗濯板だけがちょっと生活感を感じさせます。
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ぶれてしまいましたが、家畜小屋のようです。
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中庭の中心にある祖堂から。
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国家AAAA景区を稲で表現。
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振成楼のすぐ近くにある慶成楼は「土楼博物館」にもなっています。
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博物館と銘打っていますが、ご覧の通り、生活感たっぷりです。むしろ振成楼の方が博物館のようです。
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振成楼には「土楼王子」の別称も。
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慶成楼は林氏が民国26年(1937)に建てられた比較的新しい方楼。
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遊客服務中心を覗いてみました。そこには景区のジオラマや、
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模型等の展示物がありました。
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こちらは円楼型トイレ。
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目の前にはいかにも観光用といった感じの水車が。
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遊客服務中心全景。こちらも円楼型。中には土産物コーナーもあり、定価表示なので、多少割高かもしれませんが、ちょっと安心して買い物ができます。
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そのすぐ近くにある玉成楼。林氏が清の光緒元年(1875年)に建てた方楼。
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遊客服務中心のすぐ近くには香港でもおなじみの天后廟が。こんな山奥に海の守り神が何故?海外へ華僑として一族のものが出ていく機会が多かったからでしょうか。
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駐車場まで戻ってきました。写真の赤いバスが今回のツアーでお世話になったバス。
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ホテルに戻ってきました。エレベータ脇に張ってあった注意書きがちょっと気になりました(特に真ん中)。
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晩御飯。まだ一部ですが、基本的な素材は昼御飯とあまり変わりませんでした。
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ぶれ気味ですが、鯉。赤いのがちょっと不思議。
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部屋に戻って窓から外を眺めていると、なんと花火が。何かのイベントでしょうか?まさか朝の徐氏一族?
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ホテルの対岸の様子。繁華街に近い方向なので、それにしては暗すぎるなあと思ったら、停電で一部しか電灯がついていなかった原因でした。
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折角なので永定の街を散歩してみることに。写真は今回宿泊した中天酒店。
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