2007/12/28 - 2008/01/04
136位(同エリア232件中)
きっちーさん
重慶大爆撃の戦跡を見学後、時間があいたので中国のガイドブックおすすめの、『磁器口』へやってきました。
重慶中心部の解放碑あたりから、タクシーで30元。
20分ほど。
日本のタクシー料金で、ワンメーターくらいで行けちゃうので、絶対おすすめです。
見どころは、なんつってもレトロでいい雰囲気の町並み!
もはや中国でも『古鎮』『老街』といっても、そうそう平遥や西塘のように、バッチシ映画なみの古い景観が残っている所は、そうそう見つけられないし、重慶におこしの際は、ホント行ってみて欲しい場所でございマス。
重慶って、商業地域のイメージが強いので、あまり観光とかって出来なさそうに思っておったのですが、磁器口は観光の目玉としても良いんじゃないかなって、感じました!重慶町興委員会(笑)。
たいした文章はナイので(泣)、写真をお楽しみください~。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- 中国国際航空
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-
やべ。
そろそろ、書き始めて1年じゃね?
という焦りが、満ちていますが、マイペースにコトを押しすすめます。
とりあえず、道なりに磁器口をひとまわりし、今度は観光施設にも入ってみることに。
さて、磁器口のメイン観光スポットとは、なんぞや?
もちろん、この地へ初観光の私にわかる筈もなく・・。
そんな時、頼りになるのが『観光客向け掲示板』!
「○○はこちらです」と、矢印が角っこに立てられています。
辻のそこかしこに見られる矢印で、目についたのがこのお寺さん。
宝輪寺です!
『宝』が古い字体なのに、そこはかとなく歴史を感じます。
(だって中国の漢字って、北東の方は略字っぽいから) -
街なかは入場無料ですが、お寺は拝観料っていうの?とられます。
門番のおじいちゃんに、お金を払い入場。
くそー。京都みたいだぜ。
(京都はお寺500円均一)
門をくぐると、ドーンッと階段が見えてます。
あ、やっぱり登るのネ・・。 -
仕方なかんべ。
のぼるべえ。
行こうとすると、おじいちゃんに呼び止められます。
え?なになに? -
はい、と渡されたのは、香港映画に出てきそうな、でっかい線香。
しかもセット!
なにコレ〜。
太っ。
お金払って入る人、全員が渡されてます。
拝観料と引換えにもらえるようです。
アレ?
なんか、得した気分。
ただ見学料とられるより、ちゃんと参加型な感じがしてよろしいと思います。←宗教活動に(笑)? -
宗教って自然崇拝とくっつく事が多いから、宗教施設のバックが高い山だったり、深い森だったりするのを、けっこう目にします。
町なかで、そーいう神秘的な空間が演出できない場合は、周辺と隔絶するように、こんな風にいっちゃん高い所に建てるのも、権威付けには使える手なのかも知れません。
・・・どうでもいいから、高い所はもう勘弁してくれ・・はぁぁ〜・・。 -
ついた〜。
写真。 -
写真。
-
もひとつ、おまけに。
写真。
逆光でも、めげません。
アップします。
素人ですから〜。
枚数で勝負です。←なにを? -
寺の階段を登りきった所で振り向くと、民家の白い漆喰がくすんだ屋根の隙間に見え隠れしています。
しめった空気のなか、高いところから見た町のようすは、なんだか物悲しそうにも映ります。 -
実際には、たのしそうに人が歩いてて、活気のある地域なんですけど。
屋根のむこうに、川。
あれに沿って、道路を走っていくと、重慶の中心部です。
重慶はその地形の険しさで有名ですが、かわりに水運が活発で川沿いにこんな立派な町が、出来ちゃったのかなあ。
平屋よか、2階建てが多いってのは、中国の古い町めぐりをしてても、見たことないです。
地形のアップダウンが激しいから、日当たりの問題かも知れませんが・・。 -
お寺の敷地の端まで行くと、倉庫のような建物。
白く塗った壁の下は、やはりレンガなんだなーと、眺めながらちょっとブレイク。
朝鮮半島や日本だとレンガの家って、あんま見ないし。
こういうところが、なんとなくユーラシア大陸を感じる、中国です。 -
隅っこばっか見ててもしょうがないので、本格的にお寺見物へGO−。
白壁の町にくらべると、宝輪寺はきっちりハデハデ真っ赤っか。 -
階段をえっちらおっちら登って、一番上のお堂までやって来ました。
ここが、本殿ってやつか。
お坊さんがウロウロしていて、すごく立派な感じです。
でかい線香立ても!
きしむ咽喉に、線香臭が非常にイタイ刺激になりますが、せっかく貰ったので立ててくるか。 -
こんなデカイ線香、日本だとめったに持つ機会もないので、おみやにしたかったのですが、まだまだ遊び足りないし、線香持って歩くのもヘンな人なので、泣く泣く手放します。
ちぇっ。袋持ってくれば良かった〜。 -
手前にあるのが、入口で皆がもらうお線香。
奥のさらにデカイのは・・・。
なんだろ?
デラックス線香?
ほとんど打ち上げ花火のような大きさです。 -
もったいないけど、挿してくるか。
線香を覆っているビニールを外しながら、台へ近づきます。
えーと、どうすんだコレ。
仏壇にあげる線香くらいしか、めったにご縁がないんで、ささってる線香から火をもらおうとしますが、ちっとも燃え移りません。
「ホラー!無駄にデカイから、火も点かないじゃんっ。こんないかにも『燃えますよ』みたいな色してるくせに〜」
ぶちぶち言っていると、あとからきたご夫婦が、火の点いたのをサラリと設置していきます。
おいっ。
ライターか。
貸してもらお。
『ライター』って、中国語でどう書くんだ?
種火?
手動火?
てきとうに漢字をならべればヒットするかな?(答えは『打火机』)
ジェスチャーで何とかなるか。 -
ご夫婦に声をかけようと振り向いたら、うしろに近距離で蝋燭が何本も揺らめいていました。
うほっ。
こんなに。
一生懸命、線香から火を移そうとしていた私は、かなり怪しい人じゃん。
ひょっとして消してるように見えたかなー(笑)。
まわりを、よく見ましょう。 -
若干、手間どりましたが、ようやくお線香点火!
ほほほ。
あれ、ワタクシの。
↑
どれだよ -
土地柄のせいか面積は小さいのですが、地方のお寺にしては、ひどく凝ったつくりをしています。
屋根とか、塔とか、立派だよなあ。 -
うんざりする階段を登りきった所にある、宝輪寺のお堂です。
コチラが本堂?
はは。
りんちぇが修行してそう♪
注)りんちぇ・・李連杰(ジェット・リー)。本当は「りんちぇい」と発音するのが正しいが、「ちぇ」で切ったほうが可愛い気がするので、勝手にそう呼んでいる -
宝輪寺の本堂に収められていたご本尊が何だったか、すっかり忘れてますけど(笑)、脇の建物には観音様や、お坊さん(釈迦の弟子?)の像が祭られています。
お。
りんちぇ。
いや、お坊さんだー。
ホントに映画みたいな格好してるな。 -
本堂の階段の中央に彫られた、龍。
-
階段の手擦りにも。
-
本堂のサイドにある別棟。
3階建てです。
柱とか、すごいですね。
宝輪寺は小さいんですけど、全体的にお金かけてる感じです。
それは、町全体が潤っていたためなのか、分かりませんが。 -
肺が痛むので、休み休みゆっくり見学。
おもての通りはたいした賑わいですが、ここはとても静かです。 -
宝輪寺から望む磁器口の姿。
-
バサッと本棚を倒したように、屋根が折り重なっています。
こうやってみると、すんごい密集してるネ。 -
そういえば、おとといまた関内のツタヤで、『魍魎の匣』(京極夏彦 著)の邦画DVDをレンタルして観たんですけど、内容はフツーに面白くて『姑獲鳥の夏』よりは好きだったんですけど・・。原作イメージだとヴィジアル的に、関口は永瀬正敏サンの方が近いかも・・椎名桔平だと、ずぶとそうじゃない?
じゃなくて!
なにが言いたいかというと、中国でロケしてるんですよーっ!!
「いやいや、いまどき中国ロケなんてめずらしくないだろ」ってかんじなんですが、そうじゃなくて!
『昭和の日本』って設定で、中国の町なかをバックに撮ってんですよ。
田中麗奈も椎名桔平もあくまで、ひと昔前の日本で押し通そうとしてますが(してません)、中国旅行者にはバレバレです。
しかも、西塘みたいな、どう見ても浙江省あたりの水郷と思われマス!
「やばくない?コレ、やばくない?西塘だったら、どーしよーっ」
・・・別にやばくも無いんですが。画面みながら、ひとりでのたうちまわってました。 -
西塘は『MI:3』のロケ地だし、他の映画で使われてもちっともおかしくはないんですが。
自分、行った場所かも!
と思うと、ついついストーリーより、背景に釘付け。
そのうち、磁器口もまちがいなくロケ地に使われますよ、お客さん。
そうなってからじゃ、入場料取られるようになっちまうかも知れませんぜ。
いまのうち、いまのうち。
磁器口町興委員会。←しつこい -
そんな未来の大観光地、磁器口へせっかく来たのですから、観られる所は一応押さえておきたいもの。
そこで、りっぱな宝輪寺の塔へ登ってみることにしました。
なんか、階ごとにちいさな部屋があって、すべてに釣鐘がぶらさがってます。
ぜんぶ鳴らすのかな?
時間ごと?
うるさそ・・。 -
塔から望む、磁器口の町はずれ。
こうやってみると、中国の風景にしてはめずらしく緑が多い。
山西省とか、北東方面のわりと荒涼としたところを旅しているので、わさっと緑があるのが、なんだか新鮮です。
あれかな?
四川省だからかな。 -
おなじような写真ですが、よ〜く見ると違います(笑)。
この塔の上から見える橋が、とてもいい感じだったので、方角に当たりをつけ散々歩いたのですが、迷路のように広い磁器口ですから、結局たどりつけやせんでシタ〜っ。
ちぇっ。
そんな思い出の橋。 -
塔をぐるッとまわって、川のほう。
いや〜日本の川とは、デカさが違うね。
川じゃなくて、『河』ってかんじ?
釣りも、竿釣りじゃなくって、網釣りテイスト?
利根川みたいに、歩いては渡れないだろうなー。 -
さらにまわって、先ほどのお線香台のある境内。
あいかわらず、歩いてる人少ない。 -
お寺の屋根も乗り越える高さまできました。
この、ニョキッとした耳の立ったような、端っこの形がお洒落です。 -
とにもかくにも、てっぺんまで行ってみたい、観光客ゴコロです。
スローブがゆるいので、あのパリの凱旋門やノートルダム大聖堂よりは、余裕を持ってあがれます。
屋外なので、開放的だし。 -
また鐘。
こんだけ、ウロウロしてても、塔の中ですれちがう人ゼロです。
やばい(笑)、酔狂なまねしてんのオレだけか。 -
見晴らしはスゴクいいから、登らないともったいない気はいたしまする。
屋上(?)まで行ったら、さぞかし・・・。 -
ああ〜っ!!
行けねえっ!
ふさがれてる!
・・それも、扉外して・・。
ちょ・・、いいんスか。
ドアで、通路ふさぐなんて。
ロープ張ればいいじゃん。
りんちぇ、じゃなかった。坊さん!
建物壊して、何とかしようとするのは、やめたまへ。 -
残念ながら、最上階までは行けませんでした。
ぶーぶー!
ここまで来て、つまんなーい。 -
うえやら、したやら、ある意味ボサーッと塔そのものは見ずにいたので、くだってる最中に手すりにも、えらく精密な彫り物があることに気づきます。
-
手擦りなんてこまかいトコ誰も注目しなさそうだし、ぜんぶ同じデザインかと思ってたら、ひとつひとつ違うんすヨ。
彫られている、おいちゃんたちがどーいうキャラなのかは、さっぱりわかりませんが。
とにかく、ぜんぶ違う。
なんじゃー。
へんなトコに金かけてんなホントに。
そんなら、『立入禁止』はドア使わんと。
テープくらい張っとけや、な? -
横浜中華街に、2006年3月にマンションが建つかわりに、『横濱媽祖廟』っていうのがオープンしましたが、すっごく凝ったつくりで、このような石細工がふんだんに取り入れられているんです。壁とか。柱とか。
いまの時代、リアルな石細工つっても、どんな複雑なものだって、デザインをパソコンで取り込んだら、機械がちゃちゃっと彫り上げてくれちゃいそうですが。
こういうお寺さんだと、そんなハイテクじゃなくて、石工さんが地道に彫ってそうだなと、眺めます。 -
塔の見学を終え、トイレを済ませて、寺の出口へ向かっていた時、噴水(?)のなかにしゃがんでいたL・・・いや、カエルさんと遭遇。
みんな、こういう水ん中にコインを投げたがるのは、不思議っすね(笑)。
KIRA・・・いやキラキラして見えるからかな?←こだわりのデスノネタ -
宝輪寺の階段をトントン降りて。
-
ふたたび磁器口の町なかへ、戻ります。
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