2006/08/04 - 2006/08/04
46位(同エリア56件中)
ソフィさん
2006年8月4日(金)
グリュイエールの駅前は、駅に面してチーズ工場がある以外、静かな田舎の風情を残している。
その空気の中を、妙齢のお嬢さんが運転するプティ・トランは、駅前から城までのろのろと登ってゆく。
まるで、おとぎ話の国のようだ。
方向を変えるごとに新たな展望が広がり、さわやかな風がほほを撫ぜ、限りなく幸せである。
この村の人口は、2千人弱。
全体に、中世をそのまま持ってきたような、趣を残している。
坂を登り切ると、広場のようなメインストリートに出る。
その突き当りに、城がある。
この城は、11世紀から16世紀にかけて、19代にわたってグリューエール伯が住み、サリーヌ川に沿う地域一帯を支配してきた。
プティ・トランは、メインストリートを突ききり、城門の直前で客を降ろす。
私は降りてすぐ前にあるレストランに入り、昼食のチーズ・フォンデュ二人前を予約する。
可愛いがしっかりした娘が「確かに承りました」と、対応してくれる。
以前来た時は、満席のため長時間待たなければならなかったので、早めに予約をしたわけだ。
昼食を待ちながら、城内を見物する。
いくつもの年代にわたった綺麗な装飾品を見ながら、昔の城主の生活を空想する。
各年代の建築様式と調度品や、リストの所有していたピアノ、コローの描いた絵、などの展示を楽しむ。
城から少し下ったところに、道化師が住んでいたというかわいい家が残されている。
道化師は、単調な城の生活を潤す、重要な人だったのだろう。
写真は、
http://4travel.jp/traveler/katase/
に掲載してあります。
前日の8月2日には、絶好の好天に恵まれ、ゴルネルグラートやスネガなどの展望台に登り、マッターホルンやモンテローザなどアルプスの代表的な山の景色を堪能しました。
その写真は、
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
をご覧ください。
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