2007/12/30 - 2008/01/02
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つーさん
上海3日目は1日フリーであった。2008年の元旦である。
上海には歴史ある観光地から東方明珠塔、新天地といった
最新技術、流行に溢れる観光地、動物園、水族館や博物館など
見所は沢山ある。とても3日や4日では周り切れない。
だがそこは成田からでも3時間程度のフライトで行く事の
できる距離、何度でもすぐに足を運ぶ事の出来る距離にあるのは
嬉しい。今日はゆっくりとショッピングや再び夜景を探す旅に
出た。
元日という事もあり、お寺を訪れて初詣もした。
日本とは異なるお祈りの方法を見てみたり、初売りを体験し
今日も中国人の勢いにのみ込まれない様に、少し強引に突き進む。
この威勢、勢いはある意味既に先進国の中の先端まで来て
技術的に革新的な進歩から遠ざかってしまった日本人は学ぶべき
所も多いと思う。
戦後を支えた50、60代以上の人はきっとこんな勢いが
あったに違い無い。
ここからもう一段高みに上る為、そういった頑張って来た人達を
支える為にも、この勢い日本に持ち帰れればと感じた。
今日も元気をもらう1日となり、そんな勢いを伝える旅行記を
作りたいと思う。
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
- 航空会社
- 中国東方航空
PR
-
昨日の爆竹の余韻がまだ耳に残っている。
すさまじい爆音の中で迎えた2008年。
今年は中国にとってもオリンピックイヤーであり
益々発展の一途を猛進しそうな勢いがある。
私も負けてはいられない、今日はそれをこれまでで
一番感じる1日となった。 -
8時ごろホテルを出て地下鉄で移動する。
駅の中も北京オリンピックの広告がいたるところに
出ている。 -
私の宿泊するメイフェアホテルがある中山公園駅から
静安寺(ジンアンスー)までは駅にしてわずか2駅と
あっという間の距離である。下手すると歩いていけ
なくも無い距離だ。 -
ここにはSOGO系のデパート「久光」がある。
有名ブランドのショップが入っていたり、食品も
日本食などが豊富に売られている。
到着した時間が早かったので10時の開店までまだ
時間がある。 -
そして駅の名前にもなっている静安寺はその久光の
すぐ真横にある。 -
静安寺は三国時代に建てられた1700年の歴史を
持つお寺だ。金色に美しく装飾されたその外観は
朝日に照らされて美しく輝いていた。 -
入り口近くには獅子だろうか狛犬だろうか
その睨みつける眼光は鋭い。 -
朝早くからお寺の前で話しに花をさかせる地元の
人々。久光の前の広場でも太極拳をやる人が
多く見られた。皆朝から元気だ。 -
ここは8時30分から中に入ることができるので
さっそく10元でチケットを買い入ってみる。
お賽銭箱があり中にコインを投げ入れる。
箱の真ん中には小さな穴が開いており、皆そこに
向かって腕を伸ばして投げ入れる。
きっと恐らく穴にうまくコインが入ると縁起が良い
のであろう。 -
それ程広くは無い境内だが、静かな回廊に囲まれ
落ち着いた雰囲気であった。 -
中からは周囲にある上海の高いビルが聳え立つのが
見える。こちらでも初詣があるのだろうか、
祈る人々が沢山いた。 -
沢山の人が線香を持ちながら色々な方向に向かって
礼をしている。自分に縁起の良い方角、目的によって
方角が異なっているのだろうか。
皆一心に祈り続ける。 -
中心部分には黒塗りの塔が立っており、ここに
向かって賽銭を投げ入れている。
塔には上からいくつか穴が開いており、その穴に
入るように投げている。 -
建物はかなり大きい。そして中国の雰囲気を良く
表す赤が基調で美しい。
ここは沢山のビルやデパートが建ち並ぶエリアで
あるが、高い建物に囲まれたこの場所は少し別世界
といった感じがする。 -
そしてその囲まれた寺の境内は線香の煙で立ち込めて
いる。沢山の線香がもくもくと煙を吐いている。
その香りもとてもよく、心がすごく落ち着く。 -
周囲には沢山の賽銭が落ちている。
そしてそれを拾う子供達が元気だ。投げて失敗して
地面に落ちると、すかさずそれを拾う子供。
子供から賽銭を返してもらい再び投げ入れる人。
失敗しても何度でも拾って投げ入れる。
失敗を繰り返しても頑張ればいつか報われる、
そんな事を思った。 -
裸の木がとても寒そうだが、今日も、元日の今日も
気温はかなり低い。 -
足元には花が飾られている。
いつも旅では花々の写真を撮るのが楽しみとなって
いたが、季節が季節だけに中々花を見る事が
できなかった。2008年私が最初に写した花は
綺麗な紫がかった赤色であった。 -
建物の中には黄金色に輝く仏像があり、狭い入り口を
通り抜けて中には沢山の人が手を合わせている。
沢山のお供え物に囲まれている。 -
なんともいえない優しい表情だ。
祈る人々の願いをひとつずつ優しく耳を傾けて
いるかのようなお顔。
2008年も良い年となりますように。 -
黄色い法衣をまとった僧が回廊を歩いている。
回廊の横にはいくつも個室があって、ドアは堅く
閉じられている。 -
明るい日差しが舞い込んで少しだけ暖かい。
見るもの全てが赤を基調にしており、中国っぽさを
良く出している。 -
先ほどよりもだいぶ人が増えてきた。
わかるだろうか、右側に移っているピンク色の服を
着た女性がまさにお賽銭を投げ入れようとしている。
うまく入るかな。 -
先ほどの仏像と反対側の建物にも黄金の仏像がある。
こちらも沢山の人が手を合わせている。 -
私も線香でも上げたいと思ったがあいにく持って
いない。後で調べてみると、入り口で購入した
チケットの半券は線香との引換券になっていたらしい。 -
すごく可愛らしい表情の狛犬を見つけた。
正直こんなに可愛い表情のは見たことがない。
なんだか子犬のような愛らしさであった。 -
静安寺の参拝を終えて、また通りの向こうにある
食品を売っている場所を訪れた。
入り口横では美味しそうな湯気を出しながら、
饅頭のようなものを売っていた。 -
店の中に入るとそこはお菓子だらけ。
沢山の種類のお菓子や食材が所狭しと並べられて
お菓子好きにはたまらない。
中国の人もきっとお菓子は好きだろう、その場で
開けて食べ始める人もいた。 -
肉も吊るされて売られている。
ちょっと怖いのは豚の顔をそいだ肉がそのまま
売られているようだったが、ギョロリと目まで
あった。書いてあるのか本物かはわからないが
ちょっと怖い。 -
調味料やお茶も豊富に売られている。
そんなにデパートのように広い売り場ではなかったが
沢山のお店が本当に所狭しとひしめき合っている。
計り売りのお菓子はお店の人に指差せば計りで計算
してくれる。1元に満たない部分は恐らく繰り上げ
であろう。 -
店の外には自転車が止められていた。
青い箱には鶏肉が何もかけられずそのまま飛び出して
いた。一時期鳥インフルエンザが問題となり、最近も
渡航情報で状況を伝える情報が掲載されていたが
私が訪れる少し前に注意情報は一応解除されていた。 -
お腹が減ったので先ほど買ったお菓子をさっそく
食べてみることにした。ピーナッツが入った
クッキーよりも少し堅い感じのお菓子だったが
本当に美味しかった。グラム売りで500グラム当り
の値段表示だったが結構お買い得な値段で売られて
いるようだ。 -
すぐ近くの公園を歩きながらゆっくりする。
-
朝早い時間帯で元日という事もあり、大晦日で
騒ぎすぎたせいかいつもより静かに感じる朝。 -
再びオフィス街を歩き出した。銀行の立派な建物が
朝日に映えている。静安寺から数十メートルの距離
には近代的なオフィスビルが沢山建ち並んでいる。 -
バーガーキングもお洒落な洋風の建物に入っていた。
中華ばかり食べているのでハンバーガーがちょっと
恋しい。 -
そうこうしている間にだいぶお腹が減ってきたので
お昼ごはんを食べる事とした。訪れたお店は鷺鷺酒家
(ルールージュージア)というお店。静安寺駅からは
久光デパートのすぐ脇と近い場所にある。 -
蟹や魚が水槽の中で気持ちよさそうに泳いでいる。
まもなく胃の中に入るのか、と考えていると
少し可哀想になるが、新鮮さも売りのようだ。 -
るるぶに載っているという事もあり日本人観光客も
数名見られた。早い時間(11:30頃)に入ってよかった。
あっという間に店内は満席となり、最初は勢い良く
出てきた料理も、最後に頼んだ炒飯が出てくるのに
なんと40分以上もかかった。最初にある程度注文
しておかないと。最後には口直しかスイカが出た。 -
食べ終わり会計を済ませて、今日も昼から食べ過ぎた。
お腹が少し重たい。 -
久光デパートで少し買い物をして、地下鉄で
人民広場駅まで移動した。このあたりも超高層ビルが
建ち並ぶエリアだ。 -
広場には無造作にリアカーが停められていた。
日本で言うホームレスのような人たちもいるようだ。 -
近代的な高層ビルに囲まれ、古い形の建物も
並んでいる。きっと恐らくこのあたりも夜景が
綺麗だろう。昼の姿から夜の姿を想像するのが
楽しくなった。 -
広場には良くわからない複雑な形のモニュメントが
置かれている。周囲は見上げるほどの高層ビル群。 -
デパートも沢山ある。人民広場駅を出て南京東路
方面へ行く事とした。歩行者天国になっているよう
だが、すさまじい人の波。 -
この写真ではそれ程写っていないが、本当に
1メートル歩くのに不自由する程の人の多さ。
ぶつかり合うというよりも人の波にめり込みながら
歩いているよう。
海水浴で砂浜から沖に向かって泳ぐと、やがて波に
押し戻されるが、まさにそれと同じ人の波に
押し戻されるような感じ。 -
その混雑ぶりは元日だからなのか、言えるのは
日本のアメ横とは比べ物にならない人の多さ。
中国経済を支える巨大な消費がここにはある。 -
やっとの思いで店に入るとさらに混んでいる。
前に進むというよりも押し戻されながら波にもまれて
いる感じだ。ほんの2、3メートル先の見たい商品
まで全く辿り着かない。 -
それでも少し裏路地に入るとちょっとはマシ。
道端で食材を売る人もいてやっと落ち着けた。
ここでマカオ名物エッグタルトを食べながら
暑さで舌を火傷した。 -
再び南京東路を歩く。
どこも大セールをやっているようでアドバルーンが
空に揺れていた。 -
それ程駅までは長い距離ではないが、沢山の買い物を
して荷物が増えたらこんな路面電車のようなものも
走っているので乗ると良い。しかしこの人ごみの中
良く走れると感心してしまう。 -
日本でも有名なファンケルの入ったビルだろうか。
日本企業の進出もすさまじいだろう。
だってこれだけの消費を放っておく事は無い。
日本語と中国語の両方が話せるブリッジになれる
人物はこの先も重宝されるだろう。
こんな事なら大学入試のとき滑り止めで合格した
中国語学科に行っておけば良かったとかなり昔の事を
後悔した。 -
荷物が重すぎて立ち上がる自転車。
このあとどうやって乗って帰るのだろうか。 -
ドライフルーツも沢山試食させてくれた。
なかなかキウイフルーツが美味しかった。 -
ビルの上方階の住居からは洗濯物の物干し竿が
道路に何本も突き出している。
古い建物にはベランダが無いものが多く、皆窓から
垂直に竿を立てるそう。最近の建物は窓ガラスつきの
ベランダが標準装備となっている。やはり埃が多い
からか。 -
空を見上げればだいぶ陽も傾いてきた。
そろそろあの素晴らしい夜景が今夜も始まる。 -
南京東路駅に近づくとネオンがどんどん派手になる。
初日に見た夜景もすごいと感じたが、改めてまた来て
みて昼からすごいと感じた。 -
ちょっとデパートに立ち寄り休憩。
それにしてもすごい人の波であった。
まだまだ発展しそうな中国。
それを支えるのはこの人口と購買意欲なのだ。
正直圧倒され、人の波に押され、囲まれるビルに
恐怖すら覚えたが、ここは上海、やはりすごい街だ。
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