2007/12/30 - 2008/01/02
6435位(同エリア11695件中)
つーさん
上海という街を表現するのは難しい。美しく光輝くネオンに
彩られた夜景の美しさ、シーフードや上海蟹に代表される様に
中国四大料理の一つに数えられる上海料理の忘れられない味
そして年越しで体験した爆竹の轟音と騒々しさ、沢山の言葉が
次々と出てくる。
でもそれを凌駕するくらいに一言で表す事ができる言葉がある
としたら、人の波の中で感じた「熱気」だと思う。
熱気そして勢いは、これまで訪れたどこの国にも負けない。
今回そんな街で年を越した。
2008年最初に体験したのは激しく轟音を上げながら目の前で
破裂する爆竹。耳をつんざく様な爆音で暫く耳が聞こえない。
今年も激動の一年になりそうな予感がする。
中国ではオリンピックやその先の万博を控えているが、まだまだ
この勢いは止まることなく続くだろう。
そんな勢いを少しでも自分に求めながら歩く旅となった。
美しい夜景と歩くのもままならない程の混雑の中を人の波を
かき分けながら歩いた、そんな風景を思い出しながら旅行記を
作ります。
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス タクシー
- 航空会社
- 中国東方航空
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-
学生の頃に三国志や項羽と劉邦を読んで以来、ずっと
憧れを持っていた国、中国。今回その中国を訪れる
事を決めたのはすごく急だった。
それ程前調べしなかったせいか、見るもの触れるもの
空気全てがいつも以上に新鮮に感じた。
感動も驚きもいつも以上であった。
今こうして旅行記を作りながら少しずつまた回想して
いきたいと思う。 -
成田をゆっくりめに出発して、上海浦東国際空港に
到着したのは既に日も暮れそうな夕刻であった。
それにしても空港が大きい。 -
ホテルまでツアーバスで行き、そこからはトランクを
置いて地下鉄で移動する。
地下鉄の切符の買い方は画面に指を触れて行き先を
押し、枚数を指定してお金を入れる。
日本なら先にお金を入れるが、こちらでは(というより
海外では)先に行き先を指定する。 -
今回宿泊したメイフェアホテルは中山公園駅にあり、
上海の中心地からは少しだけ離れているが、ホテル
から地下鉄駅が繋がっており、駅間の距離も長くない
為、移動が苦にならない。
むしろ中心地とは違う雰囲気を感じられてそれがまた
良い感じだった。 -
南京東路駅で地下鉄を降りると、既に人々の賑わいが
駅の中まで感じられる位で、地上に出るのが楽しみに
なる。
そこには待っていた夜景があった。 -
美しいネオンと行き交う人々。
みな心なしか早歩き、その勢いが成長する中国を
感じさせてくれた。 -
ここから南京東路を西へ向かうとデパートや商店が
沢山建ち並ぶストリート、東へ向かうと中国経済を
支える金融機関のビルが輝く外灘。 -
さっそくお腹が減ってしまったので、るるぶにも
載っているお店を目指す。 -
渝信川菜(ユィシンチョアンツァイ)は地元の人にも
観光客にも大人気なのか、ビルの5階にある店の
入り口には入店を待つ人が何十組も溢れかえっていた。
20組ほど居たが30分もしないうちに店内には
案内された。
エビの唐揚げにたっぷりの唐辛子とピーナッツを
一緒にしたとにかく辛い一品。
大皿だったが、お腹が減っていて他にも5品くらい
注文してしまった。辛い。 -
辛い料理で体がものすごく熱くなったが、外の冷気が
すごく気持ちよい。 -
店の中に入ると、ケーキやクッキーが美味しそう。
バンコクやホーチミンなどに比べると高額に
感じられたが、成長する中国経済を考えれば
しごく当然なことだ。 -
アーモンドの香りがあたりに漂う。
地下街であったためか、周囲は甘い香りでこもって
いた。 -
そして再び地上にでるとネオンがとても眩しい。
色を赤や緑に変えながら輝き続けるビル。 -
なによりビルから通りに突き出す看板の色とりどりの
光は幻想的だ。 -
街灯の明かりが不要に感じられるほど周囲は明るく
ネオンの光は目をつぶってもまぶしく感じる。 -
地上のネオンに地下に溢れる食べ物。
地面の上と下、楽しむ場所があまりにも多すぎる。 -
海外旅行ではいつも胃がはちきれるほど食べてしまう。
今回もそんな予感がするが、そこでしか食べることが
出来ないもの沢山味わってみたい。 -
そして明日のツアーに備えて早めにホテルに戻る。
地下街を歩くとまだまだ南京東路に向かう人の波と
すれ違う。 -
宿泊するホテルはニューワールド・メイフェア上海。
外観が黄金に装飾されていて静かな中山公園駅で良く
目立つ建物であった。 -
中に入るともうまもなく大晦日、年を越そうとして
いる中、クリスマスツリーがまだ飾られている。 -
ロビーには沢山のクリスマスツリーやサンタの飾り
付けがある。日本ではもう恐らく殆どの場所で
クリスマス飾りを見ることは出来ないと思うが、
ここにはクリスマスと正月が一緒にやってきている。 -
雪だるまの親子だろうか。
なんだか見ていると雪が恋しくなる。
最近関東でも雪はほとんど見ることができなくなった。
これも地球温暖化の影響だろうか。 -
ホテルのロビーの横にはカフェのようなスペースが
あって、水に囲まれた素敵な空間となっていた。
なんだかこのホテルはセンスが良い感じで好きだ。 -
そして飛行機やバスの移動の疲れか、あっという間に
眠りについた。気が付くと今日も晴れ渡る空が
どこまでも続く。 -
上空は風が強いのだろうか、雲ひとつ無い空。
空気は凍えるように冷たい。イメージしていた
上海は南の方で冬も暖かいのかな、と思っていたが
聞くと山梨や奈良の盆地のようで夏の蒸し暑さと
冬の底冷えといったように四季の変化が激しい場所
だそうだ。 -
朝から沢山の荷物を積み込んだ自転車や車が
信号の色を気にせず行き交う。
ここでは信号はあって無いようなものだ。
特に人はどこでもいつでも道を横切る、しかも堂々と
堂々と亘らなければ車も迷って轢かれてしまう。
道路は日本と逆で車は右側の車線を走っている。 -
今日も晴れ渡る空にそびえ立つメイフェアホテルを
出て上海の町を歩く。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- いっちゃんさん 2008/01/04 14:48:33
- 上海の大晦日
- ネオンに彩られた上海の街
大晦日の爆竹・・・
上海料理・・・
良い年越しをされましたね!
私も経験ありますが
甲高い声で、早口で話す中国語は独特ですよね。
そんな熱気を感じながらの越年。
オリンピックが近づくと中国を旅するのも
大変になってきますね。
良い時を選びましたね。
一票です。
いっちゃん
- つーさん からの返信 2008/01/04 19:40:25
- RE: 上海の大晦日
- いっちゃんさんご訪問ありがとうございます。
中国の年越しは中々素敵なものでした。まだネオンの旅行記まで
辿り着いておりませんが、このあと頑張って作ろうと思ってます。
ど派手なネオンを見ていると膨張し続けるバブルな中国経済の
すごさを感じます。
まもなくオリンピック、そしてその次には万博も控えています。
まだまだ成長を続けそうな中国ですが、この後もとても楽しみです。
旅行するのが大変になりそうですが、工事中のビルの群れを見ていると
次に訪れたときは、また全然違う風景に変わっているのだろうと
楽しみになります。
今年もよろしくお願い致します。
いっちゃんさんが楽しみにしてくれるような旅行記が作れたら
嬉しいです。
それでは本年も良い旅と時間を。
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