2007/12/30 - 2008/01/02
6927位(同エリア11702件中)
つーさん
上海旅行記もとうとう4冊目に突入した。まだ中国に入って
2日目の夜だが、以前にマカオで堪能したネオンの美しさが
忘れられず、当然に上海にも期待していた。
その風景は期待していたものとは少し違っていた、なぜなら
それは想像以上で期待を遥かに上回り過ぎているものであった。
夜景の美しい場所はいくらでもあるが、私が見た上海の夜景も
きっと恐らく誰もがその美しさに驚きを覚えるようなもので
あったと思う。
東方明珠塔に昇って見た夜景は生涯私の忘れられない記憶と
なるだろう。そして成長を続ける中国、上海が次に訪れたときに
もっともっと光り輝いたダイアモンドのような美しさに
変わっていくことを想像すると楽しみでしょうがない。
アジアで最も高いテレビ塔から見た夜景。もしかしたら中国の
国内で一番は塗り替えられてしまうかもしれない。それ程の
力強さで成長する中国を、そのほんの一部を、この高い場所から
見下ろしている時間はとても貴重で幸せな時間であった。
そんな記憶を辿りながら作る旅行記。是非見ていって下さい。
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス タクシー
- 航空会社
- 中国東方航空
PR
-
すごい夜景だ。何故すごいか、昼間見てもそびえ立つ
ビルの高さに驚き、それが夜になると一斉に光輝く
のだから。 -
レストランを出て東方明珠塔に向かう。
その途中の夜景もどれも見逃せないくらいに
美しい。 -
ラーメン屋でさえも美しく感じる。
外は凍えるような寒さ。
じっとしていると体が震えて中々ピントが合わない。 -
でもそんな寒さも忘れるくらい頭上に見えていた
東方明珠塔が本当に目の前まで迫ってきた。
上から珠が降ってきそうだ。 -
噴水の水しぶきが凍りつくほど冷たい。
空気も一緒に凍りつかせる程の冷たさ、そして
その向こうには広がる美しい夜景。 -
夜風に揺られて中国国旗がはためく。
写真からでは中々伝えることができないが、
このあたりすごい風が吹いている。 -
そんな寒さの中でもなんとかこの夜景を見ていたい
のだ。実際は寒さを忘れていただろうが、この後
建物に入ったときにその暖かさが体をじーんと
暖め、まるで体の中にじわじわと入ってくるように
感じるから、余程寒かったのだろう。 -
近づけば近づくほど、一枚の写真に収めるためには
後ろに大きく反り返って無理な体勢になる。
腰から背骨あたりが痛い。
こんな事を毎日していたら背筋あたりが強くなりそう。 -
ここにもまもなく迎える新年の飾り付けが沢山
あった。そうでなくとも派手に光輝いている。
さらに輝きを増し美しさに磨きをかける。 -
入り口でチケットを購入した。チケットは上る高さに
よって値段が異なっており、一番高い場所までいける
チケットを130元で購入した。日本円で2000円
程度になるだろうか。中はお店や喫茶店も入っている。
中央部分のエレベータの列に並ぶ。 -
そしてまずは263階地点からの眺めを見てみる。
なんと素晴らしい光景だろうか。
高所恐怖症かどうかは既に関係無い。あまりの美しさ
まるで宝石をぶちまけたような光。 -
川に浮かぶ船のネオンまで全てが美しいの一言で
あった。あいにく眼鏡をかけていかなかったので
後で写真を見て、ああ、こんなに美しかったのだと
細部までじっくりと見ていた。 -
この高さからこの景色を見ることができるなんて
とても幸せだ。 -
その美しさに本当に固まってしまった。
そして同じ様に固まって魅入っている人々が沢山居て
ガラスにおでこが付きそうなくらいじっと見ている。 -
同じ夜景をカメラの設定を変えて何枚も撮影してみる。
色の変化を旅行記を作りながら感じた。
どちらの色も綺麗だし、その場で見た、目で見た
景色はもっともっと素晴らしかった。
私の撮影テクニックではまだそこまで伝える事が
できない。 -
気が付くと私もおでこが付きそうなくらいガラス面に
近づいている。ただただ美しい。 -
どんなに美しい女性も、光り輝くダイヤモンドも
この美しい夜景の前では色褪せてしまいそうだ。 -
そしてこの景色は走る車のライトやビルの違う部屋の
光、時間によって変わってしまうため、今見ている
景色は二度と見ることが出来ない。 -
そう思うと一瞬の瞬きすらもったいなく感じて
しまう。 -
上海に来てよかった、上海でこの夜景に出会えて
本当に良かった。
もし上海を訪れるなら東方明珠塔には是非昇って
見ることを勧めたい。 -
そして塔の中に目をやると、色々記念品がお土産と
して売られている。 -
そしてこの後もっと上の350m地点を目指す。
先ほどよりも100m近く上だ。いったいどんな
景色なんだろうと期待に胸を膨らませたが
実際に行ってみると窓が高すぎるせいか雲に覆われた
ように曇ってしまっていて外があまり見えない。
ただし窓が無いベランダのような場所に出ることが
できたが、流石に私には無理だった。高すぎる。 -
そして長蛇の列になっている下りエスカレータに
なんとかのって下に下りる。350メートル地点の
寒さにやられて暖かいコーヒーが飲みたくなる。 -
美しかった東方明珠塔を降りて地下鉄で南京東路まで
移動し、そこから歩いて外灘を目指すこととした。
地下鉄から地上に出てみて驚いた。
大晦日をここで過ごす人の波が凄い。みんな一様に
外灘を目指すようだ。 -
南京東路の西側(人民広場方面)の人の波もすごいが
その反対側(外灘方面)への流れもすごい。
それ程素晴らしい夜景がそちらにあるのか。 -
やたらとペプシの看板が目立つ。
通りはペプシ通りと言わんばかりに青い看板が
何十枚も光輝いていた。 -
そして程なく外灘の夜景が見えてきた。
先ほど塔の上から眺めた景色は目の前にその美しさを
表した。 -
ビルが沢山並んでいるが、これは中国経済を支える
金融機関のビルが殆どだそうだ。日本でいえば
日本橋のような場所だろうか。
いくつもいくつも銀行や証券会社のビルが並ぶ。 -
そのどれもが美しい西洋風の造りで、
かつその美しさを引き立てるようにライトアップ
されている。 -
ディズニーランドに行くと本当に綺麗な夜景だと
感動する事があるが、そんな同じような感動を
普通のビルが普通に醸し出している。 -
阪神銀行、このキーワードを聞いて木村拓哉が
出演していた「華麗なる一族」をすぐに思い出す方も
いるだろう。あの撮影場所「阪神銀行」はこの通りに
ある。
とある銀行が撮影場所として使用されたそうだ。 -
万俵鉄平こと、木村拓哉がここに来た時にはなんと
ファン3万人が押しかけたそうだ。
さすがSMAPもの凄い人気だ。 -
しかし今日もすごい。皆この外灘から見える
東方明珠塔側の夜景を見ようとここに押しかけている。 -
銀行が建ち並ぶ通りから大きな道路を挟んで反対側に
行くと素晴らしい夜景を見ることができる。
しかし若いカップルの数がすごい。上海中のカップルが
集まったのではないかと言わんばかりの数。 -
こんな美しい夜景を見ながら年越しができるなんて
本当に素敵な街だ。 -
そしてそれ程若くない私は寒さに耐えられず
思わず近くの喫茶店に駆け込んだ。
暖かいコーヒーに体が癒される。
こういう暖かい場所に入ると、外のものすごい寒さを
改めて感じる。本当に凍えそう、というか凍傷になり
そうだ。 -
それでもやはり居てもたっても居られなくなり、
外に出て見る。そこに先ほど350メートルから
眺めた夜景に負けないくらい美しい夜景が
また姿を見せてくれた。 -
少しずつ移動しながら空いているスペースを
見つけてはカメラのシャッターを切る。
というのも川沿いには多くのカップルが場所取りを
するように寄り添っているのでなかなか良い
スポットに辿り着けない。 -
そうこうしている間にあと1時間ほどで2007年が
終わりを告げる。花火を売り歩く人がいて、
あちこちで花火を持ったカップルが寄り添いながら
愛を語り合っているようだ。 -
気が付くと自分のいる真下あたりからも青い光や
緑色の光が放たれている。ということは反対側の
川向こうからも同じようにこちらを見る人々がいるの
だろう。 -
大きな画面を乗せた船がこちらに近づいてきて
そこにはカウントダウンの数字を表示している。
今丁度1時間前のカウントダウン。 -
そしてこれだけの人が集まる場所。当然に暖かい
食べ物を売る人も多くいる。
驚いたのはアイスを売っていて、それを片手に歩く
人が結構いるのだ。この寒さの中でアイス? -
暖かそうなフランクフルトが恋しい。
-
金融機関の方から少し離れた為、その全景を見る事が
できた。本当に美しい街並だ。
2007年最後の1日にこのような夜景を見る事が
できる自分は本当に幸せだ。 -
木々も青い光の電飾で飾られていて、上海に住めば
毎日こんな綺麗な夜景を見る事ができるのだと
少しうらやましく感じた。 -
これだけの人が集まれば多少なりとも熱気で暖かく
なりそうだが、それは上海。背筋も凍るような
底冷えが足元からやって来る。靴に入れるカイロを
用意しておけばよかった。つま先が痛い。 -
なにやらテレビ局が来て撮影をしているようだった。
これだけのカップルがいればニュースになりそう。
この建物の中ではカウントダウンをする人が沢山
いるのだろう。生演奏のようなものも中から聴こえて
くる。暖かい光。 -
夜景の美しさ眩しさも素敵だが、この建物が発する
光は本当に眩しい。その光に影になって映る、
人々の歩く姿はもっと美しい。 -
こちらの建物は全体が青と赤の電飾で飾られていて
すごく綺麗だった。中には西洋人が多かった。
ちょっと高めのバーか何かだろうか。 -
いい加減寒くなってきてそろそろ動けない。
タクシーを捕まえてホテルに戻ることとした。
年越しに間に合うかな。 -
ホテルにタクシーで戻ると入り口あたりにホテルの
人たちが沢山集まってなにやら準備をしている。
よくよくみると爆竹だ。 -
そして数分もするとカウントダウンが始まった。
間に合った。この中国で、上海でとうとう年越しの
瞬間だ。カウント0と同時に爆竹に火がつけられた。 -
激しい音を立てながら爆裂する。一本の線路のように
引かれた爆竹がはじっこから次々と破裂していく。
猛烈な音で耳が聞こえない。
そして気が付くと皆そこそこ距離をとって非難して
いるのに、私1人一番前面でカメラを構えている。
はじける爆竹が足や顔にあたる。軽く3メートル程は
吹っ飛んでくる。 -
音が鳴り止むと、今までに感じたこと無い静けさが
やってきた。いや、静かではない耳が聞こえなく
なっているのだ。近くの人が何か色々話している
ようだったが全然聴こえない。
こうして2007年が終わりを告げ、2008年が
やってきた。上海で迎える正月。
今日は沢山歩いた。明日はフリーの1日なので
どこに行こうかな。
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この旅行記へのコメント (5)
-
- muさん 2009/10/17 13:41:03
- 参考にさせて頂いています。
- 初めまして!muと言います。
つーさんの旅行記、楽しく拝見させて頂いてます!
実は、2010年1月2日から3日間だけですけど、初上海旅行に出かける予定です。
つーさんの旅行記で、同時期の上海の様子がよく解り、とても参考になりました。
とても寒いこと、人が犇めいていること、などなど・・・。
とにかく夜景が楽しみですが、寒さ対策が重要なのですね〜。
綺麗な夜景のお写真をたくさん撮られて感激しました。
ありがとうございました!!
-
- いっちゃんさん 2008/01/06 12:20:46
- 成長著しい上海
- つーさん こんにちわ
ネオン輝く上海
成長著しい上海を感じました。
上海での年末年始は
楽しく過ごされましたね。
いっちゃん
- つーさん からの返信 2008/01/06 18:46:44
- RE: 成長著しい上海
- いっちゃんさん、ごめんなさい先ほどお名前をコピーして書き始めたので
敬称をつけるのを忘れてしまいました。本当に申し訳ありませんでした。
年末年始の中国は爆竹の轟音で耳がキーンとしました。
中国をはじめ、アジアでは年越しを爆竹や花火で派手にすごすところが
多いようです。
まだ次の年越しの話をするのは気が早いですが、次も海外で過ごせたら
良いな、なんてずっと先のことを楽しみにしています。
毎年大晦日に感じるのは、ああ、今年も一年あっという間だったな
ついこの間前年の大晦日だった気がするのに、、、と
時間の流れの速さを感じます。
今年も一年、何もせず時間が無駄だったな、と感じないように
頑張って行きたいと思います。
ご訪問ありがとうございました。そして新年早々失礼をお許し下さい。
- いっちゃんさん からの返信 2008/01/06 19:54:48
- RE: RE: 成長著しい上海
- つーさん こんばんわ
>いっちゃんさん、ごめんなさい先ほどお名前をコピーして書き始めたので
敬称をつけるのを忘れてしまいました。本当に申し訳ありませんでした。
そんなに気にしないで下さい、私も時々(笑)
なお、白状すると言われるまで気が付きませんでした(笑)
>今年も一年、何もせず時間が無駄だったな、と感じないように
頑張って行きたいと思います。
ご訪問ありがとうございました。そして新年早々失礼をお許し下さい。
お互い頑張りましょう。
楽しい旅行記が作れるように・・・。
いっちゃん
- つーさん からの返信 2008/01/06 22:28:36
- RE: RE: RE: 成長著しい上海
- いっちゃんさん、ありがとうございました。
気になっていたのでコメント頂けて嬉しいです。
今年もいっちゃんさんにとって素敵な旅行沢山できる年と
なりますように。
ありがとうございました。
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