2024/08/30 - 2024/09/06
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azumino_kakuさん
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この旅行記のスケジュール
2024/08/30
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2024年8月31日、筆者は上海・香港をめぐる5泊6日の一人旅に出る計画を立てました。若干インシデント(筆者手続きミス)があり、4泊5日に短縮しての実施。
筆者にとって、中国本土への旅は初めて。しかし上海には心強い知人がおります。彼のご厚意に甘えて、とりあえず行けば何とかなるという無謀な計画だったため、家族は「チャレンジが過ぎるので参加しない」と。
というわけで、近隣の東アジアとはいえ、同年5月の台湾に続き、二回目の海外。直前に8月の盆前には紀伊半島の旅から帰ったばかり。
さらに帰国後、1日後には札幌への出張、というかなり綱渡りの日程。題名はスリリングとしました。
ただ筆者は、
「自分はリスキーな行動が好き」
ということではなく、たまたまそうなったという風に思っています。
ということで、8月31日土曜の出発当日から、前途多難の幕開けとなりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
羽田から香港を経由し、8時間かけてようやく辿り着いた上海浦東。いよいよスリリングな中国本土への旅が幕を開ける。この翼の向こうには、まだ見ぬ現代中国と、10年ぶりの懐かしい再会が待っています。
上海浦東国際空港 (PVG) 空港
-
空港の建物に掲げられた『上海』の赤い文字が、異国情緒とある種の緊張感をそそる。手続きミスによる4泊5日への短縮すら、これから始まる旅のスパイスに思えてくるから不思議です。
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機内で見かけた、楽団の名前を書いたIDカードをぶら下げたミュージシャン。ハードケースの中身はチェロか、それとも。彼らもまた、この街の熱気に引き寄せられてきたのでしょうか。
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日暮れどき、西に傾いてゆく太陽。初めて踏む中国の地だが、窓の外に広がる湿気を含んだ重い空気が、何よりも強く異国へ来たことを実感させます。
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近代的な空港の、どこか威圧的で厳格なゲート。
ここで指紋を登録し、さらに第三国へのトランジット証明として(実際には使わない)仁川行きのLCC航空券を提示する。入国審査前の、この気の重さもまた旅のプロローグです。 -
浦東の地下駐車場で、前職の知人と10年ぶりの再会。入国審査の遅れを『おう!遅いじゃないか!』と笑う彼の表情は驚くほど柔和だった。かつて互いに重い任務を抱え、神経質にやり取りしていたゲティンゲ時代が嘘のようだ。積もる話は道中で。知人の車に揺られ、街灯に照らされた北京西路を一気に市内へと突き進みます。
北京西路 散歩・街歩き
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ルートは浦東から黄浦江を渡り、静安、そして外灘へ。
かつて欧米列強が利権を争った歴史のレイヤーの上を、現代上海の複雑な道路網に身を委ねて駆け抜けます。 -
知人は、上海っ子。
慣れたハンドルさばきで、外灘5号(旧・日清大楼)のパーキングにクルマを滑り込ませます。
1920年代に日本企業(日清汽船)の支店として建てられた歴史的ビルの前に、現代の高級車が並ぶ光景が上海らしい。外灘5号 (日清大楼) 建造物
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知人に案内されたのは、外灘5号の3階にある広東料理の名店『九儲堂(外灘江景店)』。時を超えた再会の舞台として、これ以上ない格調高い空間です。
外灘5号 (日清大楼) 建造物
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3階の『九儲堂』Jiǔ chǔ tángへ。
アールデコ調の復古的なインテリアと、計算された暖色系のライト。一歩足を踏み入れるだけで、1920年代の華やかなりし『魔都・上海』の息遣いが伝わってくる。 -
豪奢なシャンデリアと、壁一面に並ぶ高価な洋酒のボトルが宿泊客や食通たちを出迎えます。
レトロとモダンの完璧な融合です。 -
通された個室で、慣れた手つきでタブレット注文を入れてくれる知人。
デジタル先進国、中国で最先端を生きる彼と、ゲティンゲ時代の思い出話からその後の人生のあれこれまで、会話のラリーは途切れることがありません。 -
洗練された広東料理がテーブルを彩る。
皿の上に表現された現代上海の美食たちは、もはや食事というより一つの芸術(アート)に近い。 -
とても食べきれない量でもてなすのが中国流の歓迎。
もったいないので『ドギーバッグ(持ち帰り用の袋)を・・』と頼むと、知人から『こういう高級店では格好がつかないからやらないんだよ』と諭される。
文化のコードの違いを学ぶのもまた面白い。 -
ライトアップされた洋館群を背に、外灘のメインストリートである中山東一路の横断歩道を渡る。黄浦江から吹き抜ける川風が、熱を帯びた身体に心地よい。
黄浦公園 広場・公園
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黄浦公園の広場へ。100年前の租界時代に建てられた万国建築博覧が、今もこうして圧倒的な存在感で上海の夜をゴールドに支配している。
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黄浦江の対岸に目を移せば、東方明珠電視塔や上海中心(上海タワー)をはじめとする『陸家嘴三件套(超高層ビル3点セット)』がそびえ立つ。100年前の遺産と近未来が川一つを挟んで対峙する贅沢な夜景。
東方明珠電視塔 建造物
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租界の面影を色濃く残す、重厚な石造りの街並み。ただ歩いているだけで、この街が持つ圧倒的な富と歴史のエネルギーに気圧されそうになる。
外灘 散歩・街歩き
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外灘の歴史的建築群に振られた番号を記す案内板。私たちがディナーを楽しんだ5号から、ゆっくりと歴史を遡るように歩みを進める。
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光と影が複雑に交錯する上海の夜。スリリングで、冷徹で、それでありながらどこか人間の生命力を感じさせる懐かしい熱気が、妙に心地いい。
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夜の21時を過ぎても、遊歩道は夜景を楽しむ人々で溢れかえっている。観光客なのか地元の人なのか、皆がこの光の魔力に酔いしれているようだ。
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夜空にピンク色に輝く東方明珠電視塔。
このアイコニックな怪建築を目にすると、自分は今、本当に上海の核心(コア)に立っているのだという実感が湧き上がってくる。上海中心 現代・近代建築
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日曜の夜ということもあってか、とにかく人の波が途絶えない。経済の減速が囁かれる昨今だが、この場所に関する限り、その熱量に陰りは一切見られない。
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飛び交う中国語の喧騒と、スマートフォンのフラッシュ。
アジアの大エネルギーの渦の中に放り込まれたような、心地よい目眩を覚えます。 -
東方明珠電視塔。この建物を見ると上海に来たという実感がわきます。
外灘 散歩・街歩き
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月明かりと強烈なネオンの下、思い思いに川沿いの散歩を楽しむ人々。
10年前の香港でのAPAC会議の重苦しい空気。そこから私たちはそれぞれ全く違う経路を通りながら、また再び同じ夜空の下へ辿り着いたのだと、ふと思う。 -
上海の夜を照らすのは人工の光だけではない。見上げれば、ネオンの強さに負けないほど明るい月が、黄浦江の水面を静かに照らしています。
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知人が車でホテルの前まで送ってくれ、長くて濃密な1日目が終了。
静安の宿『フェアフィールド・バイ・マリオット・シャンハイ・ジンガン』へチェックイン。
スリリングな旅の初夜は、驚くほど静かで快適なベッドが私を迎えてくれます。フェアフィールド バイ マリオット シャンハイ ジンガン ホテル
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