2007/03/21 - 2007/03/25
27555位(同エリア30115件中)
瑞樹さん
一日目は深夜に宿へ帰り、翌朝は陽明山へ。ここでは先ず世界で唯一噴気孔の上に建つ中山楼見学に。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー
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1時過ぎ、ゲストハウス「おおしろ」さんへ帰って来た。ここ、門限は23時で、それ以降は一階の入口が閉まってしまう。が、最初にその鍵を渡されるのでこんな風に深夜まで遊んでも大丈夫。
階段で3階へ上がると、2,3人の日本人らしい人が漫画を読んでいる。……何故に夜中に漫画(おおしろさんには、日本のコミックが沢山置いてある)を読んでいるのだ…。そんな人たちの脇を通り過ぎ、部屋へ戻ってシャワーの準備。シャワーは、4階にある。今日はもう髪の毛は洗ってあるから、らくちん。 -
ふむ、やはり外でシャンプーしてきて正解だった。一応宿は消灯の時間だし、私の部屋には他に誰もいないとはいえ、天井部分は開いていて他の部屋と繋がっているから、ドライヤーの音もさせたくない。
なんやかんやで、就寝は2時くらいになった。いつもと一緒だ…。
部屋は男女別のドミトリーで、清潔なシーツを敷いてくれるし、部屋も綺麗。快適快適。 -
ぐっすり眠って、7時頃やっと起き出す。私の部屋には窓があったので、外を覗いてみる。うーん、ちょっと曇り気味かな?隣は教会のようで、看板が見える。このビルの2階も教会だし、結構教会が多いな。
テレビや漫画のある3階には、ミネラルウォーターのタンクやインスタントコーヒー、紅茶のティーパックなども置いてあって、自由に使える。冷蔵庫にはお茶まで冷やしてある。 -
起き抜けに水、そして珈琲を飲む。ユースホステルの感覚でカップを洗おうとしたら、宿の人に「あ、洗わないで下さい。」と云われた。なんと〜飲みっぱなしで良いのか!しかも洗濯もしてくれるらしい。「面倒見の良い下宿みたいだね」とはみんみんちゃん。ん、確かに。
さて〜朝御飯どうしようかな。
宿のご主人に、「あそこは美味しいよ」と宿の近くの店を教えて貰ったが、生憎そこは朝は開いて居ない。通りを渡り、ふらふらと歩いてみる。台湾は、外食天国。朝食を外で食べる人も多い。おっと、ここって旧市政府の台北当代藝術館じゃん。なるほど〜美しい。隣には病院が建っていて、散歩する患者さんも。 -
通りには色々な店が並んでいて、行列をなしている店もあるけれど、なんとなく入り損ねてしまう。セットメニューを頼めるところにしよう、と入った小さな店で、メモ帳にメニューを書き写して店員さんに見せて注文。
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カウンターの奥に貼ってあるような、自分の手許にないメニューを指差して注文したら、失敗したことがあったからだ。こういうときこそ、漢字を生活の一部にしている特権が発揮されるなぁ。
お客さんは、テレビを見る人、新聞や雑誌を読む人など思い思いに過ごしている。店員さんは忙しそうに動き回っている。
少しして出てきたのが、これ。1号餐、大根餅と、目玉焼きと鶏肉が入った焼き物、それにミルクティー。45元。メニューの中で解かるものは、ミルクティーだけだったけれど、何が出てくるのかドキドキしながら待つのも、海外ならではの楽しみ。 -
さて、朝御飯も済ませたことだし、移動。日本でも旅先でも滅多に使わないタクシーだけれど、前回訪台の時はバスで時間をロスしたこともあったから、今回は出租汽車(タクシー)をバンバン使うことに決めていた。
大きな通りで、早速黄色いタクシーを捕まえて、行きたいところの文字を示す。
今日は、陽明山公園の高地にある、中華民国建国の父・孫文の誕生百周年を記念する、宮殿式建物の「中山楼」に行く。 -
本当は旅の3日位前までは、九分辺りに行こうかと思っていた。その舞台になった映画「非情城市」は観ていないが「千と千尋の神隠し」は観たし〜と。
でも出発前にネットで色々見ていたら、花祭り中だというので成田から台北行きのEG201便に乗るまでは陽明山に行く予定に変更。しかし機内誌の「アジアエコー」に、中山楼がつい先日一般公開になったと書いてあったので行ってみることに。
こういうフレキシブルなところが個人旅行は面白い(その分ハプニングやトラブルもあるし)。 -
25分くらいで陽明山には着いた。しかし…肝心の中山楼はどこだ…。それらしき建物は見当たらない。先ほど乗ってきたタクシーは、とっととUターンして消えている。
仕方なく一台だけ近くに停まっていた違うタクシーの運ちゃんに訊いてみると、ここから歩くと50分掛かると云う。なにっ!?くっそ〜ちゃんと「中山楼」を目指せと記事を見せながら云ったのに(勿論中国語でも台湾語でもないが)。知らないなら知らないと云え!
目の前の運ちゃん、最初から怪しいなぁとは思っていたが「乗っていくか?150元で連れて行ってやる(英語)。」明らかにボッているし、ここで引っかかってしまったら後々の日本人観光客に悪いが、今は仕方が無い。何しろ中山楼は見学時間が決まっていて、余り時間に余裕が無い。50分歩くのは構わないが、それでは見学時間に遅れてしまう。今私が頼れるのは、ちょっと小太りの、イヤラシイ笑みを浮かべ、大げさに話すこのオッチャンだけなのだ、残念なことに。 -
再びくねくねとした山道を走り、どうやら見学時間には間に合いそうだ。「中山楼はこの先だぞ。」金額以外は割と丁寧な運ちゃんに再見(もう逢いたくないが)。
警備の詰所みたいなところに、警備員さんが立っている。「中山楼に行きたいんですが」と英語で言ったが、通じていない。向こうは中国語で話しかけてくる。
む〜。私は数少ない喋れる中国語を云ってみる「日本人」。そして指を一本立てて「ひとりです〜」。警備員さんは「日本人…」と繰り返して、トランシーバーで何か話し、「ここを真っ直ぐだよ」みたいなことを云ってくれた。「謝謝!」と坂道を登っていく。 -
辺りは緑が濃くて、とても気持ちがいい。
が。気温は23℃くらいあったかな、日陰の無いその中をずしずし歩くので直ぐに暑くなってきた。
アジアエコーには、見学時間の5分前に行かないと見学できないと書いてあった。見学時間は10時なのだが、ここからは全く建物も見えない。この分だと5分前には間に合いそうに無い…。
おっ、やっと見えてきた!敷地の入口を入ってから、もう3分は経っている。頑張れ私!もう直ぐだ! -
おおーっ山の中に、立派な建物が出現。白い壁が、緑に映える。なんてことを感じる余裕も無い。時計を見ると、既に10時。うわ〜入れるかな。最後は橋を渡ってようやく到着。
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10:01、やっと着いた!って、こんな写真を撮っている場合ではない!でも撮る!うーん、デカイ!入口の人との対比で、大きさが伝わるかな?
写真の二人の警備員さんは、満面の笑みを浮かべちょっと大袈裟な位明るく迎えてくれた。どうやら、敷地入口の警備員さんから連絡を受けていたようで、私が来ることを知っていたらしい。「日本から来たのはあなただね?さぁ入って入って!」みたいなことを云っている(と勝手に解釈)。 -
どうやら個人で此処に来る人は未だ余り居ない様で(以前は団体のみ見学可だったし)、しかも日本人は珍しいみたいだ。何人かの係員さんに囲まれてしまった。「この子(?)は日本人だよ」「へぇそうか」「珍しいな」(と勝手に解釈・以下略)
重厚な入口を入ると数段の階段があり、ロビーが。この銅像は孫文さんでしょうか〜?真ん前に鉢植え置かれちゃって、大切にされているんだかないんだか。
入場時間も決まっているということは、どうやらガイドについて見学しなければいけないらしいが、前のほうにいる団体と一緒になるのが何となくためらわれて、ふらふらと色々な場所を覗いてみた。 -
そこへ、英語を話せるおじさんがやって来た。やっぱり団体さんにくっ付いて見学しなければいけないとのこのこと。
「分かりました」と云って、ホールのようなところを見学している団体さんと共に見学。団体さんは殆どが台湾の人のようで、50歳代以上くらいの方々ばかり。一組だけ、40歳代くらいのご夫婦がいたが、日本語が聞こえた。日本人のようだ。 -
分からない中国語のガイドを聴きながら部屋を眺めていると、先程の英語を話せるおじさんが走って来た。わざわざ日本語のパンフレットを持って来てくれた。走ってこなくても良いのに…親切だなぁ。
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流石、今でも貸し出される現役とあって、”歴史の生き証人”といった雰囲気。
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今度は団体さんにくっついて、3階へ移動。
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宴会用広間。本当に広い。これこそ広間。さっきオジサンがくれたパンフには、これとは違って丸卓がずらりと並びテーブルセッティングもしてある。
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実物は、四角い卓に四角い座面の椅子が面白いくらいガップリはまっている。
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ちょっと上の写真じゃ判り難いが、額の間にこんな紋章がある。
ガイドさんに云われて、団体さんの内のひとりがそこに届くかどうかジャンプしていた。届かなかった。多分その高さに何か意味があるのだと思うけれど…中国語ガイド、解からず。 -
廊下も凄い。ポイントポイントに、彫刻などが飾ってある。
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長い階段。現代・近代の中華系の建物って、余りに派手派手でやり過ぎな感のあるものが多いけれど、ここは至って控え目(?)。
この中山楼は築40年を超え、既に歴史的遺跡として扱われているような建物。これまで国民大会の集会場として使用されてきたほか、現在では政府、民間企業、芸術文化および学問技術などの団体に貸し出されているそう。 -
同じく三階突き当たりにある、円形広間。広く取られた窓から、燦々と光が差し込んでいて眩しい。
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中山楼は、凡そ13万m2もの敷地面積を持ち、建築総面積は1万8千m2。建物の高さは34mもある。
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伝統的な宮殿式芸術を基調としつつ、当時としては新しいデザインで造られたそう。陽明山内に立つ中山楼は、全てその山の地形に沿って建てられており、その配置バランスと外観の壮麗な調和が特に素晴らしいと云われているとか。
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テラスに出られるようになっていて、心地好い風が吹く中、陽明山の眺望が眼下に広がっている。眼下には駐車場があり、観光バスが二台泊まっていた。あぁ、この団体さんたちはあのバスで来たんだな〜。
先ほど一緒だった日本人のご夫婦は、単独で来たらしく、車へ乗って早々に帰るところだった。 -
真下には、楼の大きな大きな門が見えた。うーん、スケールがデカイ。明と清の建築装飾を基調に、吉祥・祝福を意味する「福」「壽」という文字が取り入れられたデザインが至るところに見られる。
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辺りは緑が濃く、台北市内に居ることを忘れてしまう。はー緑一杯だとホッとする〜。多分考えられて建てられたのだろうけれど、風水(自然)のパワーを感じるなぁ。
テラスの赤い屋根と、細かい装飾のランプが綺麗。けど、窓のサッシが頂けない。 -
テラスは白い石で作られた柵があり、それにもこんな細工が施してある。山々が連なるこういう風景を見ていると、九州と同じくらいの土地に居ることを忘れてしまうなぁ。
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テラスの真正面にある看板。民國55年ということは、西暦だと1967年になるのかな。
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廊下にあった模型。全体はこんな感じ。
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その廊下。赤い絨毯が鮮やか。あ、今気付いたけれど廊下の奥に見える八角形みたいな白い枠、なんだろう?面白い。
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さてこの中山楼、台湾の歴史的瞬間を見届けてきたというだけではない。驚く無かれ、世界で唯一、硫黄の噴気孔の上に造られた建造物なのだ。硫黄による損傷を避ける為、勿論特別な建材が用いられており、特に室内装飾の金属部分には腐食を防ぐ為の金箔が貼られている。
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一階へと下りて来て、こちらは会議室「中華文化堂」。入って直ぐ右側に暖炉が見える。「アジアエコー」には、ここで硫黄臭が更に強くなり、体感温度も高くなる、と書いてあったが…硫黄臭はそれほどしない。
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こちらも立派な椅子とテーブルが並ぶ。普段使われないなんて、勿体無いなぁ。
ここで会議やったら、さぞや良い意見が生まれそうな…。 -
きっとこの柱にも金箔が使われているんだろうなぁ。とにかく豪華!でもビカビカじゃなくて良いです。
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この辺りで、ガイドさんが何やら喋った後に、床に手を当てる人が。
きっとこの下が噴気孔に一番近い?のかな。アジアエコーには、噴気孔が会議場の演壇の下に位置している、と書いてあった。私も触ってみると、心なしか温かい気が…うーん、気のせいかな(笑)。噴気を逃がす為に、床下には沢山のパイプが張り巡らされているそうだ。 -
最後、一階の応接室。こちらも部屋の中に見事な細工がずらり。
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室内には、こうした屏風や灯篭などが飾られていて、凡そ400もの様々な浮き彫りや中国画などがあるそう。
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中山楼は、数千名もの人々の手によって建てられましたが、軟硬度の落差の大きい難しい地盤の下、僅か13ヶ月で完成させたそうです。
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こっちの螺鈿も見事!
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凡そ1時間のガイドだった。何が悔しいって、皆が笑っているところに加われないのが悔しいよ。飲み会でも、自分が居ない間に面白い話があるんじゃないかとなかなかお手洗いに立てない私。
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