2006/04/29 - 2006/05/07
271位(同エリア340件中)
瑞樹さん
明けて5月5日(金)。今日は、これから一路ラサへ戻ります。
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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7:00。今日も元気だご飯がうまい♪
チベット滞在も明日まで。寂しいな〜。 -
写真は、ホテルを出発してすぐに出逢った真っ黒犬。
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今日は珍しく曇りです。
車窓は相変わらず茶色い山々と、周辺に生える緑。 -
時折、畑を耕す人々や家畜、そしてこんな通行人とすれ違います。
茶色い山々と、周辺に生える緑。時折、畑を耕す人々や家畜、そしてこんな通行人とすれ違います。 -
ホテルを出発して1時間ほど、あと190kmでラサです。休憩を兼ねて私たちの車が止まりました。山の上、写真では見えませんが、棒のようなものが数本立っています。
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ここはシガツェから一番近い鳥葬場だそうです。
目を凝らすと、次第にハゲワシ(かどうかは判りませんが)が集ってくるのが見えました。
一応写真にも写っているのですが……見えるかな〜? -
宗教上は、魂の抜け出た遺体を“天へと送り届ける”ための方法で、「鳥葬」というよりは「天葬」「空葬」と云った方がしっくりします。
鳥に食べさせるのは、その手段に過ぎないのです。
山の上には、恐らく石で造られた鳥葬台があるのでしょう。 -
訊いたところによると、読経をあげた後に遺体を石の上に並べ、刀で皮を剥ぎ、腹を裂いて内臓を出し、手足をばらばらにしてから鳥に捧げる(?)ようです。
私は遺体をそのまま風にさらすのだと思っていました。骨だけになったところで再び人の手を加え骨を砕き、ハゲワシに食わせて後には何も残らないようです。 -
「魂が抜けた体は単なる物質」、だからこそ輪廻転生もしっくりくるのかも。
多くの生命を奪うことによって生を得てきた人間が、死後他の生命のために布施をしようという思想もあると云われています。
考えてみれば、人間以外の動物は食物連鎖の輪の中(土に還って行くのも、)で生き、そして死んでいっているのに、私たちはコンクリートの箱に閉じ込められてしまう。 -
それが他の生命とは一線を隔した動物である人間の証拠でもありますが、私はこの天葬は自然で良いなあと思います。
自分が知っている人の天葬を見てしまったら、そうは思えないかも知れないけれど(でもチベットでも天葬は専門の人が処理するそうなので、参列のような状態は無いようです)。 -
ホテルを出発して4時間近くになろうとしている頃。シャンバラ峠を望みます。
皆さんのチベットのイメージって、どんな風景でしょう。岩山だったり、土色の山肌だったり、青い空に白い雲? -
でもこんな緑いっぱいの所もあります。畑では、菜の花や小麦が、水田では稲が上へ上へ伸びています。
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段々とラサに近付きつつも高い山には、相変わらず白いカターなどが掛かっています。
こんな川岸で休憩を取りつつ、そうこうする内にラサへ到着。再び一昨日まで泊まっていたシャンバラホテルへ。
昼食を頂いてから、自由時間です。 -
昼食を頂いてから、自由時間です。
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私は同室のSさんとバルコルへ。共通の目的である、民族衣装探しへ出掛けました。
バルコルでは、野外ビリヤード場を見掛けました。上に布を張ってはいますが、雨の少ないこの時季のチベットならでは? -
何軒も何軒も店を廻って、ようやくふたりとも民族衣装を購入。
というのも、デザインや色もあるのですが、自分たちに合う丈のものもがなかなか見付からなかったのです(ふたりとも小柄)。
チベットの人だってそれほど背が高い人ばかりには見えないのに、どうしてこんなに少ないのだろう…。
その後分かれて、それぞれ思い思いに土産物などを購入。私は、アクセサリーなどを買いました。 -
自由時間の後は、ホテルから車で移動して夕飯。
チベット宮廷料理を出す店にやってきました。
店内は、添乗員さんとガイドさんを含め総勢18名の私たちで二つのテーブルを占領。 -
今日はギャコックを食べられるということで、楽しみ。ギャコックというのは、チベット式の鍋料理。
チベット特産のキノコをベースにしたスープで煮込むので、くどくなく、鍋好きの日本人にはもってこい。 -
味はすっきりした感じ、これをたれにつけて頂きます。
たれは、ごま油やにんにく、ネギなどを好みにより調整します。日本人には余り無い感覚だと思いますが、チベットの人たちはごま油をたっぷり、なみなみと器に入れてたれにするそうです。 -
私は辛いものが好きなので、唐辛子の薬味をどんどん追加。鍋には幾種もの野菜や肉がぎっしりと入っていて、箸を入れる度に何を掴むか楽しい。
そのほかにも、チベットのコロッケやトゥクパ、野菜料理、 -
そして麦を発酵させて作るチャン(チベットの酒)がテーブルを飾ります。チャンは家庭でも作られているそうで、度数はピンキリ。
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鍋は割とすっきりとした味で、美味しいです。にしても、大勢で囲む鍋っていいですね〜。
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さてこの時、なんと地元のテレビ局がこの店に取材に来ていました。
客は私たちだけ(他に部屋はあったのかも?)、ということは、私たちが取材されるっ?!
この取材クルーの目的は、「チベット料理について」ということで、私たちのツアーメンバーから男女各一名の方が選ばれ、インタビューを受けることになりました。 -
Iさんは中国語が堪能なので、通訳を介さずに受け答え、かっこい〜!!
隣に座っていた私は、Iさんの写真を撮ろうとしたのですが、撮影の順序などでいろいろ有り、後ろからの写真しか撮れませんでした。残念。 -
このインタビューの模様は翌日放送になったようですが、私たちは成都へ移動しなくてはならなかったのでO.Aは見られませんでした。これまた残念!
にしても、チベットで取材に出会うなんて、面白い縁だな〜。私も頭の端っこくらい、映ったかな? -
ひととおり宮廷料理や取材を楽しんだ私たち。
この店には民族衣装が用意してあり、それを着られるとのことなので、
喜んで着ることに。
私は昼間の自由時間に民族衣装を買ったので、
それを持参し着せて貰いました。 -
右の方も自前の衣装。縞の前掛けが素敵。
これまでの写真3枚は、ラサの民族衣装だそうです。 -
こちらは遊牧民の衣装。帽子が暖かそう。
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最後に、男性。袖の折り返しのチェックが面白いです。
帽子が特徴的。
しかし楽しんでいたのは専ら女性で、男性陣はかなり退屈そうでした。
ま、当たり前か。
男性の皆様、長時間はしゃいでしまいスミマセンでした。 -
5月6日(土)。
いよいよチベットの旅も終わりに近付いてきました。
朝、ホテルから車でゴンカル国際空港へ。 -
チェックインが終わり、土産物屋などを覗いたりしましたが、私は既に土産物は買い尽くしていたので、何も買わずに終わりました。
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空港は、段々と人も増えごったがえしてきました。
気が付くと周囲は、おお、僧院かと思うほどにいつの間にか赤い僧衣が眩しい状態に。 -
こんな人数のラマが、機内に居たら……ご利益ありそうね(うん?)。
そんな中、衝撃的な光景を目に!! -
あ。チベットのラマとはいえ、今時は携帯くらい持っているのね。
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なんと!写メまで!!
こっそり撮ったつもりが、何気にこっちのカメラ目線なんですけど!
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